大田区では、今年4月からまちづくり条例が制定されていますが、1年を経過し、改正案がでています。おける条例という地域ルールによるまちづくりの試みです。
建築紛争において、住環境を確保する立場、景観を歴史的町並みを保全する立場からは、不十分な現行の建築基準法ですが、条例による可能性について、様々な立場から検証します。
私は条例を作る「立法府=地方議会」の立場から発言します。
日本建築学会「建築と社会システムに関する連続シンポジウム」2012/01/21 <第15回>「まちづくり条例から建築基準法改正をイメージする-開発調整における市民と建築家の対話型調整制度は可能か? -」
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2011/20120121.pdf
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建築基準法の前に無力な地方自治体の条例ですが、それでも、条例が作れないとされていた時期にも要綱として一定の役割を果たしてきています。
建築協定やまちづくり憲章をもつ地域が開発に対して抑止力となり得ていることからも、地域のルール(合意形成)が、まちづくりの基本にあることは、誰も否定することができません。
都市と地方の格差や、福祉サービス提供の在り方、経済、雇用、税制にまで深く関わる建築基準法を、低成長、人口減少、高齢化などの面からとらえれば、今すぐにでも変えていく必要がありますが、建築基準法改正に積極的に取り組んでいこうという議員は見当たりません。
特に、トップダウンで法整備が行われる例えばお隣の韓国などとは対極にあり、社会の醸成を待って法改正が行われる日本において、建築基準法改正が難しくても、こうした地域ルールの変化が国を動かす可能性は十分にあると考えています。
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日本建築学会
建築と社会システムに関する連続シンポジウム
建築学会のHP
http://news-sv.aij.or.jp/jnetwork/scripts/index3.asp
10/21 <第11回>
「歴史的変換点における建設活動と建築法制度の関わり」
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2011/20111021.pdf
11/29 <第12回>
「法に係わる環境・設備の課題と展望」
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2011/20111129.pdf
12/17 <第13回>
「日本の建築基準の目指すべき目標像を探る -海外の状況と経験を踏まえて-」
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2011/20111217.pdf
12/21 <第14回>
伝統構法木造建築物における諸問題と今後の展望
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2011/20111221.pdf
2012/01/21 <第15回>
「まちづくり条例から建築基準法改正をイメージする
-開発調整における市民と建築家の対話型調整制度は可能か? -」
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2011/20120121.pdf
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