中皮種じん肺アスベストセンター
大田区大森南4-9でアスベストを扱っていた工場の跡地周辺の住民と元住民にアスベストが原因とされる症状の患者がでていることが明らかになりました。
区では、今日のことについてマスコミに公表しました。
大田区議会では、これを受け、12月25日10時から大田区役所10階委員会室において、所管の「健康福祉委員会」と「都市整備委員会」合同で委員会を開催することにしました。
また、区では、以下の通り説明会を開催します。
ミヤデラは、昭和53年2月1日から平成6年7月1日まで石綿を使用した工業製品を製造していたと公表されています。
この時期に、この地域に住みアスベストをすった恐れがあると思われる方は、説明会に出席し、必要であれば区に相談することをおすすめします。
◆アスベスト健康調査説明会◆
【日時】
12月26日(水) ①15時から16時
②19時から20時(内容はいずれも同じ)
【場所】
大森南保育園2階研修室
大田区大森南4-14-5
【問合せ先】
大田区保健所健康推進課
電話(5744)1262・1263
この工場は、平成6年7月1日にアスベスト使用を廃止していると公表されています。
工場も廃止され、また、アスベストそのものが使用禁止となったため、現在は飛散する恐れはありません。
区もこれを裏付けるための空気中のアスベスト調査を行っていますが、アスベストは飛散していませんでした。
アスベストは、吸い込だ量がどれくらい多ければ発症し、どの程度なら発症の可能性が低いと言う数値がありません。
また、吸い込んだ後、発症するまでに数十年という時間がかかりますので、今後新たな被害者がでてくることが予測されます。
今後区では、被害者の洗い出しをしていくことになります。
過去に(昭和53年2月1日から平成6年7月1日)この地域に住みアスベストをすってしまった可能性のある方は、是非、区に相談してください。