大田区城南島にスーパーエコタウン
という東京都がつくった産業廃棄物処理
施設が集まっている場所があります。
先日、環境測定が行われ、結果が大田区
に報告されました。これは、都市計画
決定の際に奈須りえが「すべての施設が
完成した後、全体の環境影響測定」
すべきだと発言したからです。
この、測定結果の説明を聞きに、先日
東京都に行きましたが、アスベストの測定
結果をアスベストセンターにお知らせ
したところ、基準値以内であるものの、
非常に高いことがわかりました。
測定した場所は、建設廃棄物リサイクル
施設脇です。
アスベストセンターに相談したところ、
測定項目は、アスベストですが、アスベスト
以外の繊維が測定されている可能性があり
電子顕微鏡で測定しなおすことで、繊維の
中のアスベスト繊維量を確認してはどうか
と指摘を受けました。
本来、建材に含まれるアスベストは、
解体前に除去され、残った建材を破砕
してリサイクル砂利や砂として「活用」
することになっています。
建設廃棄物の破砕施設脇で測定した
アスベスト濃度が高いということは、
建物解体現場でアスベストありの建材が
アスベストなしで解体されている可能性
があることを意味します。
これは、
●解体現場でアスベストが飛散している
可能性がある
●リサイクル砂利や砂にアスベストが
混じっている可能性があり、アスベスト
の混じった砂利や砂がアスベストなしで
流通・使用されてしまう
ため、問題です。
大田区東蒲田で行われた建物解体に
おいても、大田区の指導が不十分だった
ことが明らかになっていますが、城南島
スーパーエコタウンのアスベスト濃度
測定結果は、解体現場のズサンな
アスベスト飛散防止策の表れでもある
ということです。
引き続き、アスベスト飛散防止のために
東京都や大田区に働きかけていきます。