3月27日蒲田図書館において、大田体育館の建て替え説明会が開催されました。
大田体育館建て替えに関る区民向け説明会は、今回が初めてだということです。
区からは、建物の大きさや敷地内の配置、おおよその各階の利用、建設スケジュールなどについて説明の後、質疑が行われました。
◆現在、予定されている建て替えスケジュールは次の通りです。
平成20年
3月31日 閉館
7月頃 住民説明会
8月~ 解体
平成21年
7月頃 住民説明会
8月頃~ 建設
平成23年度中 オープン
◆説明会において出された主な意見()内は奈須注釈
【体育館施設に関するもの】
・プールはあるのか。ない理由は何か
・大きなもの(体育館)を建てる理由は?
・(地下2階に)掘り下げた理由は
・4町会の会館作ってもらえないか
・避難場所としてどう利用できるのか
・(町会の)会合の場所がない。区議会議員、区長にも要望している。
・高齢者の健康づくりのためのやさしい体育館では無い
・4000席なんていらない。3500席でいい。
・アリーナを縮小する予定は無いか
【配置などに関するもの】
・(南側敷地境界は3m)もっと離れられないか
・歩道との段差は無いか
・国道側に公園をもっていったほうが良い
・自転車置き場250台は地下に入れてほしい。町会の倉庫の近く。うるさい。
・北側道路6mをもっと広げられないか
【工事に関するもの】
・音がもれないようにして欲しい
・精密機械を扱っているので騒音、振動困る
・アスベスト無いか
【区民説明に関するもの他】
・もう少し前もって説明会していかないといけないのではないか
・体育館計画、最終はいつ決まるのか
・もう一度説明会を開いて欲しい
・4月に決まるのか。意見を取り入れてくれるのか
・住民が納得しないで進めるのか。
・煮詰まってから説明されても通らない。我慢しろと言うことか
【隣地に建つマンションの買収に関するもの】
・(マンション住民は)後世の子供たちに良い建物になるようにということで
売却に賛成した。伝わっていないと聞いてびっくりした。
・町会で賛成をとらないといけない。5月に総会で決をとる。
・(隣だから買うと言うなら、)私たちも買ってくださいと言う話になる。
区民の意見は、次のようなものが多かったように感じました。
①計画について知らされていない中で進められ、住民の意見は反映されない
②地域住民が健康のため、日常に使用するというより、外から呼び込むスポーツ施設になる
③建物の境界からの距離が3mしかない
④隣地のマンション住民からマンションを区に買ってもらうことになっているはずなのにも関らず、区は、決まっていないと言っていることへの疑問
体育館の基本設計は、3月中に出来上がることになっています。
説明会は、その直前の3月27日(木)。果たして、区民の声は、基本設計に反映されるのでしょうか。
また、現在の時点でまだ決定していない隣地のマンション購入の方法は果たして適正と言えるでしょうか。
体育館の基本設計委託の前に、購入が決まっていれば、体育館用地全体の面積、けんぺい率、容積率もかわり、敷地利用にもメリットがあります。
しかし、その時点で、売買合意をみることができなかったのであれば、区は購入交渉を進めてはいけません。
誰のための、何のための購入なのかが非常に不透明になります。
区有地に隣接している土地は購入するとなれば、区財政はすぐに破綻するでしょう。
税金を投入しての用地購入は、その判断基準を明確にすべきです。