大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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第二次世界大戦1942年当時の、各国の貿易状況の書かれているポスターに考える「カルテル」と「自由貿易」と「国家」と「戦争」と

2025年02月02日 | ●日々のできごと

昨年末にロンドンのマーケットで、見つけたポスターが気に入って=気になって、買って帰りました。

ポスターのはしに、Lucille Corcosとあり、アメリカの風刺画家だとわかります。

1942年、第二次世界大戦当時の各国の経済状況=輸出入の状況が書かれています。

ポスターから、各国の輸出入を縛るカルテルの様子がわかります。

注意深く見ると、細かい表現の中にも意味があります。

42ポンド(8063円:1ポンド192円/2月1日レート)と安くなかった?のですが、買って帰りました。

ネットで調べたら、126ドルの値を付けて売られていました。

126ドル(19530円:1ドル155円/2月1日レート)


さらに調べると、解説している文書がありました。
カルテルの弊害で、この状況を打破するためには、戦争しかないように書かれています。

 




第二次世界大戦後、WTOができ、貿易は自由化の流れで進み、人と物と金が自由に行き来できるようになりました。

自由貿易ですから、労働力と、資源と、資本が自由に動かせ、投資できるようになったという事です。

自由になったのは、労働力と資源と資本で、消費者である私たちは、高い飛行機代で、行きたい時に海外に行けるわけではありません。口座を海外に開いて、私たちの貯金を海外で、増やすこともできません。(外貨預金というのは、外国通貨を日本で買って、日本で貯めておく仕組みです)



その証拠に、日本に外国人労働者は、どんどん来ますが、日本人である私たちは、(高い賃金を求め)海外に働きに行けるわけでもなければ、日本にあるはずだった資源(絹も、農産物も、アルミニウムも・・・・)使わず、あるいは使えないようになって、外需に依存しています。

 

ポスターは、この地球を消費者が必死に支えている絵になっています。
消費者は、国の枠の外側です。

国家とは、一体何なのか、も考えさせられる絵です。

 

カルテルが日本に戦争と敗戦をもたらしたなら、貿易の自由化は、結果、賃金の低い日本に、私たち日本人を農奴のように縛っていて、日本を低賃金労働者の国にし、さらに低賃金が進む仕組みを作っています。

 

このポスターを題材に、車座懇談会をしたい気持ちです。

当時の世界状況を詳しい方で
解説していただる方がいたら、良いのですが。

 

ご連絡お待ちしています

 

 

 


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