大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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区長独断政治は民主主義ですか 田園調布せせらぎ公園の多量樹木伐採からも見える区民の声を聴かない区政

2020年11月25日 | フェアな民主主義

田園調布せせらぎ公園の大量樹木伐採で区民は怒っています。

用地を取得したときに区民との合意で作った活用の在り方を大田区が一方的に反故にしたからです。

大田区は内部で作ったおおまかな公共施設整備方針とそれを基にした整備計画を区民に事後的に説明して、計画を強引に進めてきました。

それが、大量樹木伐採で区民に知られることとなり、あわてて後付けのワークショップを行い、区民の怒りを鎮めこの件を「おしまい」にしようとしています。

しかし、強引なやり方は、逆に区民の怒りを大きくしています。


以下に簡単に時系列で、大田区が何をしてきたか列挙してみました。

宗教団体の土地を公園用地として取得した直後に、今回、公園の中に文化施設を移転させる計画を公表していますから、用地取得の前から公園内に建物を建設する予定だったのでしょう。

区が計画し、その後、区民に説明する構図で、住民意見がそこに無いことがわかります。
しかも、大田区の担当部署の職員と話していると、住民からの要望で計画したと言う言葉がまったくありません。区民が要らないと言うと、欲しいと言う人もいると言いますが、誰の声で決めたか確認すると口ごもります。

便利な施設は、あれば、使いたい人がいるのはその通りだと思います。
しかし、作れば負担するのは住民です。
そのうえ、大田区が行うべきか、民間事業者が経済活動の中で用地を取得し貸し出すべきか税金で行うべきかは、まさに民主主義の仕組みの合意形成に基づき決めるべきなのです。

持ち込んだ町会役員が、昨日の区との懇談会でも話されていましたが、一部の町会役員が、区長に文化施設の話を持ち込んだのだそうです。
オリンピックだから、隈研吾だったら受け入れられやすいだろうと、そのうちのお一人が隈研吾と知り合いだからと隈研吾に話OKをとったそうです。
形としては、役員の代表が選考委員となって、隈研吾の知り合いの会長を文化施設の選考委員にしていますが、一部の区民の声で始まったのがこのせせらぎ公園の開発だという事です。

結局、区長がこうした一部の町会役員だけの声で動いたことが、地域住民の想いとかけ離れているために、起きているのがせせらぎ公園の開発と大量樹木伐採による環境破壊問題です。

民主主義は合意形成が大切なしくみです。
たとえ選挙で選ばれたからと言って、区長が何でも決められるわけではありません。

特に、2017年に行政内部で大田区公共施設等整備マネジメントを作って、そこに盛り込んだことは、大田区の計画だからと、進めている計画があります。

果たして、誰の想いで、区政は動き、税金が使われているのでしょう。

この大田区の箱モノ行政は、少なくとも、大田区民が望んだことでは無く、秘密裏に大田区内部で作られている計画や方針で進んでいます。

できたあと、説明したり意見を求めたりするものの、微調整にとどめ計画を執行していて、区民の声は計画に反映されません。

水面下の声と区長の独断で計画を作り執行し税金を使う。

これを民主主義と呼べるでしょうか。

松原区長の長期政権がなせる弊害ではないしょうか。

今の日本全体の民主主義の形骸化の雰囲気が、住民の声を無視して構わないという風潮を作っているような気もして、危機感をもっています。

引き続き、区民のみなさんと、区民の代弁者である議員として声をあげていきたいと思います。

 

 

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2004年 区民との公園活用方針を作る


2016年12月1日  (議会)報告
             2016年11月25日 
             地権者と公園拡張用地買収にかかわる覚書締結
2016年12月14日 (住民)文化施設出張所移転複合化説明会

2017年3月  大田区公共施設等マネジメント今後の取り組み

2017年 8月15日 (議会)田園調布せせらぎ公園文化施設基本計画
2017年 9月7日9日(住民)文化施設説明会
2017年11月15日 (議会)田園調布せせらぎ公園文化施設基本設計
            体育施設1500㎡ 中学校体育館程度の広さを検討
                                         中には体育室と多目的室
                           

            せせらぎ公園文化施設+体育施設多目的室
           =多目的室235㎡+集会室200㎡+多目的室30㎡+和室30㎡
              =495㎡
             *新の集会室の面積の方が大きく見えるが
              多目的室235㎡は指定管理者の営利活動に
              使うよう大田区が推奨しているため、
              区民の活用スペースは激減する

                
           =富士見会館多目的ホール117㎡+会議室35㎡+和室40㎡+
            せせらぎ公園多目的的ホール160㎡+集会室66㎡
           =418㎡

2017年12月10日(住民)田園調布小学校体育館で文化施設基本設計の説明会
2018年2月    (議会)公園条例改正建築面積の上乗せ10%
               第一回定例会 議案
2018年9月20日 (周辺住民)工事説明会 公園内
2018年9月27日 (議会)公園実施設計
2019年2月7日  (住民) せせらぎ公園新築工事説明会 富士見会館
2019年5月18日 (住民) せせらぎ公園説明会意見交換会




 



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