大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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ツバメも少子化の時代~日本野鳥の会~

2014年12月02日 | ├.環境・エネルギー・廃棄物・アスベスト

「日本野鳥の会」は、3.11以降、福島で継続的に野鳥の調査をしています。

 先日、久しぶりに福島の調査に加えツバメについてお話しいただきました。
題して「ツバメも少子化の時代」。

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環境省の自然環境保全基礎調査でも、ツバメの数が減っているのではないかとみられる調査結果がでている。

石川県では、毎年ツバメの成鳥の数を調べていて、1972年~2011年の40年間で1/3に減少したという結果が出ている。
繁殖数でみると、1989年~2011年の約20年間で、繁殖数は1/2に激減している。

日本野鳥の会で、2012年にツバメの数についてのアンケート調査をしたところ、減ったと感じている人は4割にも及んでいる。

反小失敗の要因についてのアンケート調査は以下の通り。

1.カラスによる被害 296
2.人による巣の撤去 216
3.カラス以外の天敵 113
4.住宅建材・工法の変化 61
5.餌となる昆虫の減少 41
6.巣の自然落下 8
7.その他 95

これらの多くが人間による影響だと言うことにショックを受けた。

たとえば、2の人による巣の撤去は、鳥インフルエンザの影響など。これまで人間とともに暮らしてきたツバメだが、ライフスタイルの変化により、汚いといった印象を持つ人が増えているようだ。

4.の住宅建材・工法の変化は、ツルツルした建材に巣をかけにくく、それにより、せっかく作った巣が落ちてしまったりしている。

都市部と村落との巣だつヒナの数を、建物用地ごとに比較すると、都市は3.87羽なのに対し、村落では4.28羽と都市部では巣立ちヒナ数が少ない。

また、更に、一つの巣でヒナが巣だつ数を、都心部、近郊、郊外で比較すると、郊外と都心では1羽分も巣立つヒナが少ない。

都市のツバメにとって、緑地は「子育ての命綱」
巣の周辺に点在する緑地でとれる餌がツバメの子育てを助けているが、ギリギリのラインになっていると言う。

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最近は、長い間空き地だったところも開発されるようになっていて、さらに雑草などが生える空き地が減ってきている。

一方で、ツバメは渡り鳥で、日本とアジア等を行き来しているから、日本の環境とともに、アジアの開発による環境の変化も影響してツバメの環境は「相乗的!」に悪化しているようだ。

影響は小さなもの、弱いものにまず表れる。

ミツバチ、ツバメ、、、、

ツバメにとって子育てしにくい社会は、私たち人間にとっても子育てしにくい、ストレスの多いまちではないだろうか。



 


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