
アカネトラカミキリ Brachyclytus singularis (北海道)
[分 布] 日本各地
[食 樹] ブドウ・サルナシなど
[時 期] 4月~7月
※ 体長は約8㎜~12㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。
日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は普通。
成虫はブドウなどの枯れづるや花上などに集まる。
晩秋に孔道内で羽化して、成虫のまま越冬する。
近似種にアカネキスジトラカミキリやキスジトラカミキリがいる。
比較画像は以下に掲載してあるので参照下さい。

2013年 [割 出] 北海道産 アカネトラカミキリ ブドウ材
ブドウ材を持ち帰り、中を割って見ると複数のアカネトラカミキリが成虫で出て来た。

2014年 [羽 化] 北海道産 アカネトラカミキリ ブドウ材
羽化したばかりのアカネトラカミキリ。上翅は非常に綺麗な個体。

2014年 [羽 化] 北海道産 アカネトラカミキリ ブドウ材
上記画像と同じ個体のアカネトラカミキリ。

アカネトラカミキリの羽脱孔、直径は5㎜程で綺麗な円形を描く
[アカネトラカミキリ:近似種との比較]



左から①→③
①:キスジトラカミキリ(小楯板が黄色く、上翅後方の黄色帯が太い。頭部と胸部の境目付近が黄色が目立つ・上翅中央の細い模様は中央が突出する)
②:アカネキスジトラカミキリ(小楯板が黄色・上翅中央の細い模様は山形)
③:アカネトラカミキリ(小楯板が黒色・上翅中央の細い模様は綺麗なハの字型)
※ あくまでも個人的な感想です。
[アカネトラカミキリの標本画像]

※ 画像はクリックすると拡大します。
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