こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

アトジロサビカミキリ

2014年01月21日 |  ●カミキリムシ科


アトジロサビカミキリ Pterolophia zonata (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] クリ・クワ・ホオノキ・エゾエノキ・各種広葉樹
[時 期] 4月~8月
※ 体長は約8㎜~11㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
成虫は日中に広葉樹などの衰弱木・枯れ枝などに集まる。
小型のカミキリムシ。
地味な容姿で体はゴツゴツとしている、上翅後方には和名の通り白帯があるのが特徴。
雄の触角は体長の約1.3倍ほどの長さとなる。
上翅の基半の点刻は大きく、端は斜めに切られ外角は尖る。
日中に、広葉樹各種の伐採木や枯れ枝で見られ個体数は多い。


 
エゾエノキの材から羽化したアトジロサビカミキリ

















アトジロサビカミキリ





広葉樹の材から羽化したアトジロサビカミキリ


本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・ 

エゾサビカミキリ

2014年01月20日 |  ●カミキリムシ科


エゾサビカミキリ Pterolophia tsurugiana (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] クリ・ヤナギ類・サワグルミ・ミズナラなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約7㎜~11㎜前後でカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数は普通。
慣れるまではいつも別のカミキリムシと区別が付きにくかったカミキリムシの一つ。
前胸背板の点刻はやや粗く、翅の端はまるみをおびている。
上翅の下の方は白い三日月模様が左右対称についている、また上翅の全体は茶褐色の微毛に覆われ、霜降り状になっている。
肩には一対の瘤状の隆起があり、点刻はかなり大きいです。










 

 
様々なエゾサビカミキリの写真


本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・ 

エゾアメイロカミキリ

2014年01月19日 |  ●カミキリムシ科


エゾアメイロカミキリ Obrium brevicorne (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] ヤチダモなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約6㎜~9㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
成虫は日中にヤチダモなどの葉上で見られる。
小さくて、アメ色をした可愛らしいカミキリムシ。
平地~山地まで見られるが、産地は局地的で個体数も少ない。
似たような種が数種いるので同定には注意が必要。



2013年7月 北海道(エゾアメイロカミキリ)



2015年7月 北海道(エゾアメイロカミキリ)



2018年6月 北海道(エゾアメイロカミキリ)



2021年7月 北海道(カシワの葉の上で休んでいたエゾアメイロカミキリ)


[近似種の比較写真]

 
左:ナカネアメイロカミキリ・・・ハリギリなどで見られる、体は明るい飴色で上翅は後方で膨らむ
右:エゾアメイロカミキリ・・・ヤチダモなどで見られる、体は暗飴色でサドチビアメイロカミキリよりやや大きく触覚第1節は長毛の黄色毛が密に生える

 
左:アカオニアメイロカミキリ・・・チョウセンヤマナラシなどで見られ、体は明るい飴色で脚と触角が黒褐色
右:サドチビアメイロカミキリ・・・ヤチダモなどで見られ、体は暗飴色でエゾアメイロカミキリよりもやや小さく触覚第1節は短い白色毛が生える


本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・ 

エグリトラカミキリ

2014年01月18日 |  ●カミキリムシ科


エグリトラカミキリ Chlorophorus japonicus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 広葉樹各種
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約9㎜~13㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
成虫は日中に広葉樹などの伐採木や倒木・衰弱木などで見られる。
似た様な種にクロトラカミキリがいるが、慣れてくれば区別は容易。
上翅端は名前の通りえぐれており、外角は鋭く尖る。
胸部は黒いスペード型をした紋があり、その両脇に黒い点が見えるが斑紋には変異が多い。
胸部と上翅の間に猫の首輪の様に見える部分があり、可愛らしい。



2012年8月 北海道 エグリトラカミキリ



2011年8月 北海道 エグリトラカミキリ



2022年12月(羽化) 北海道(オヒョウの枯れ枝から羽化したエグリトラカミキリ)



2022年12月(羽化) 北海道(クロモジ材から羽化したエグリトラカミキリ)


[エグリトラカミキリ・クロトラカミキリの上翅外角の違い]

  
エグリトラカミキリ     クロトラカミキリ
良く似たクロトラカミキリとの大きな違いは、赤い○の部分がエグリトラカミキリは鋭く長く尖る。
クロトラカミキリは角張るか短く突出する事で区別が出来る。
その他胸部の毛などで区別する様だがこちらは個人的に良く分からないので掲載しなかった。
※ 画像をクリックすると拡大致します。


本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・ 

コニワハンミョウ

2014年01月17日 |  ●ハンミョウ亜科


コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約10㎜~13㎜前後のオサムシ科ハンミョウ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し局地的で個体数は普通。
「ハンミョウ」とは甲虫目・オサムシ科・ハンミョウ亜科に属する昆虫の総称で幼虫・成虫ともに肉食性の甲虫である。
人が近づくと「パッ」と飛び、1-2メートル程前方へ着地する、この動作を繰り返す様子から
まるで道を教えている案内人「ミチシルベ」「ミチオシエ」と言う別名を持つ。

コニワハンミョウは主に平地~山地に生息し、特に河原の乾燥した砂地に多い、成虫・幼虫共に昆虫などを補食する。
晴れた日は良く活動し、曇った日は石の下やゴミ・流木の下などで休んでいる事が多い。
他のハンミョウ類に比べ小型で、上翅は光沢がなく暗銅色~暗緑色をしており白い斑紋も独特の模様をしている。
札幌市内では産地はかなり局地的ですが、郊外へ行くと割と産地も多く個体数も非常に多い。



2013年 北海道 コニワハンミョウ



2013年 北海道 コニワハンミョウ



2011年 北海道 コニワハンミョウ


北海道に分布しているハンミョウを探して見よう!!

□ ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis ★ 
□ アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino ★★★
□ ニワハンミョウ Cicindela japana ★★
□ コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica ★
□ カワラハンミョウ Cicindela laetescripta ★★
□ エリザハンミョウ Cylindera elisae ★
□ ホソハンミョウ Cicindela gracilis ★★★★
□ マガタマハンミョウ Cicindela ovipennis ★★★★★
※ ★は個人的な探索難易度を示します。


[コニワハンミョウの標本]

   
※ 画像をクリックすると拡大致します。


[コニワハンミョウの生息地]

  
※ 画像をクリックすると拡大致します。


本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・ 

イナゴモドキ

2014年01月16日 | ■バッタ目

イナゴモドキ Mecostethus parapleurus
2010年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-8月] 体長[25-30㎜]
ホスト[草食性]
写真の個体は草のまばらな草原でイナゴモドキを撮影。

日本各地の草原で見られる。
背の側方に黒い帯があり、褐色タイプや緑色、黄緑色タイプなどがある。
後翅は透明(下のイナゴモドキの写真を参照)。体長は♂で25-27㎜、♀で25-30㎜前後。
山間部の草原を好み、西日本では産地は局地的です。



2010年8月 北海道 イナゴモドキ


[イナゴモドキの写真]

  
※ 画像をクリックすると拡大致します。


■ いつもご訪問有り難うございます、明日もどうぞ宜しくお願い致します  
宜しければ2種類の [昆虫マーク] をクリックして応援お願い致します ☆☆☆ヽ(▽⌒*)よろしぅ♪
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも [こんちゅう探偵団] 宜しくお願い致します♪♪♪

リンゴカレハ

2014年01月15日 |  ●カレハガ科

リンゴカレハ Odonestis pruni
2010年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-7月・8月] 開張[38-60㎜]
ホスト[クヌギ・リンゴ・ナシなど]
写真の個体は夜間道路にいたリンゴカレハを撮影。

日本各地に分布し、成虫は年2回発生、2回目の発生は小型(開張:38-50㎜)。
前翅表面中室端の紋は銀色に光り褐色に縁取られる。
裏面は少し褐色をおび、前翅及び後翅に2本の横線がある。
下唇鬚は突出する。



2013年7月 北海道 リンゴカレハ



2012年8月 北海道 リンゴカレハ


[リンゴカレハの標本]


※ 画像をクリックすると拡大します。


■ いつもご訪問有り難うございます、明日もどうぞ宜しくお願い致します  
宜しければ2種類の [昆虫マーク] をクリックして応援お願い致します ☆☆☆ヽ(▽⌒*)よろしぅ♪
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも [こんちゅう探偵団] 宜しくお願い致します♪♪♪

ウスバカミキリ

2014年01月14日 |  ●カミキリムシ科


ウスバカミキリ Aegosoma sinicum (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ヤナギ科・ブナ科・モミジ・アカマツ・モミなど各種広葉樹・針葉樹
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約30㎜~58㎜前後でカミキリムシ科ノコギリカミキリ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数は多い。
日本産のカミキリムシの中ではシロスジカミキリとミヤマカミキリに並ぶ最大種で、体長が30~58㎜前後に達する大型種である。
夜行性で飛翔性も高く、灯火にもよく飛来する。
昼間は自らが育った食樹、または産卵場所となる衰弱木や立ち枯れの洞や樹皮下に潜み、夜間それらの樹表を歩き回る。
本種は非常に気性が荒く、複数の個体を同じ容器に入れるとたちまち激しく噛み合って触角や脚を欠損する。
野生状態でも不完品の個体が珍しくない。

体は長形で比較的平たく、暗褐色で光沢が鈍い。
口は前方へ突き出し、前胸は台形。
触角の第3節は長く、雄では内側に小突起が並び、雌では尾端が長く伸びる。
孵化から羽化までは数年かかるとされる。終齢幼虫が何齢なのかはよくわかっていない。



大型のウスバカミキリはとても迫力があります。
大顎が発達している為採集時は注意が必要です。









ウスバカミキリ


 

 

 
ウスバカミキリの色んな写真


[ウスバカミキリの飼育記録]

    
幼虫 ➡ 前蛹 ➡ 蛹 ➡ 羽化 ➡ 成虫
※ 画像をクリックすると拡大致します。


本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・ 

ウスイロトラカミキリ

2014年01月13日 |  ●カミキリムシ科

ウスイロトラカミキリ Xylotrechus cuneipennis
2011年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-8月] 体長[10-24㎜]
ホスト[ミズナラ・コナラ・シラカバなど]
写真の個体は日中に古い伐採木にいたウスイロトラカミキリを撮影。

平地~山地に生息し各地で普通に見られる。
頭部・胸部はツヤ消しブラックで上翅は淡褐色に白く細い模様が特徴的なカミキリムシ。
成虫は広葉樹の伐採木や倒木に集まり、個体数は多い。



2011年8月 北海道 ウスイロトラカミキリ



2011年8月 北海道 ウスイロトラカミキリ



2011年8月 北海道 ウスイロトラカミキリ



2011年8月 北海道 ウスイロトラカミキリ



2013年7月 北海道 ウスイロトラカミキリ


■ いつもご訪問有り難うございます、明日もどうぞ宜しくお願い致します  
宜しければ2種類の [昆虫マーク] をクリックして応援お願い致します ☆☆☆ヽ(▽⌒*)よろしぅ♪
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも [こんちゅう探偵団] 宜しくお願い致します♪♪♪

[北海道編] ゼフ卵探索 2014-①

2014年01月12日 | 探索日記(生物)
今年もゼフ卵探索のシーズンに突入
2011・2012年に続き今期2014年度も北海道ゼフ卵20種全制覇に向けて始動致しました (´vωv`*)。o0○ ポワン


サボテンの花:財津和夫

※ こんちゅう探偵団は音楽と共にお楽しみ下さい (*゜ー^)/'`*:;,。・★ムシムシ☆・:.,;*  

  
アイノミドリシジミ Chrysozephyrus brillantinus 
札幌市産


  
ジョウザンミドリシジミ Favonius taxila 
札幌市産


 
アカシジミ Japonica lutea 
札幌市産



寒い寒い北海道、春まで待ち遠しいですね


ウラキンシジミ Ussuriana stygiana 
江別市産



メスアカミドリシジミ Chrysozephyrus smaragdinus 
江別市産


  
ウラゴマダラシジミ Artopoetes pryeri 
札幌市産



ウスタビガ Rhodinia fugax 繭
綺麗ですねぇ (*^-^)ニコ


シンジュサン Samia cynthia 繭
古いのでおそらく羽化しないでしょう・・・Σ(T□T)

 
フジミドリシジミ Sibataniozephyrus fujisanus


■ いつもご訪問有り難うございます、明日もどうぞ宜しくお願い致します  
宜しければ2種類の [昆虫マーク] をクリックして応援お願い致します ☆☆☆ヽ(▽⌒*)よろしぅ♪
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも [こんちゅう探偵団] 宜しくお願い致します♪♪♪