こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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ヒゲナガゴマフカミキリ

2016年06月20日 |  ●カミキリムシ科


ヒゲナガゴマフカミキリ Palimna liturata (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ブナ類・カシ類・シデ類など
[時 期] 7月~9月
※ 体長は約11㎜~24㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
ブナやカンバ類の多い林に生息し、倒木や伐採木に集まる。
個人的には札幌ではシラカバの伐採木などで見つける割合が高い。
いる所では少ないながらも見つかる為産地はやや局地的に感じます。
♂の触覚は長く、体長の約3倍ほどあります。上翅は白と黒のホルスタイン模様で
体の横の部分が黄色個体などもいる。なかなか格好良いカミキリムシです。
シラカバの樹にいると保護色になりなかなか見つけづらいです。



2014年 北海道 ヒゲナガゴマフカミキリ Palimna liturata
1枚目の画像と同じ個体で、シラカバ材の上にいたヒゲナガゴマフカミキリ。



2010年 北海道 ヒゲナガゴマフカミキリ Palimna liturata
低山地のシラカバの大木の樹皮で交尾中のヒゲナガゴマフカミキリを撮影。



2011年 北海道 ヒゲナガゴマフカミキリ Palimna liturata
山地の土場で、シラカバ材の上を歩いていたヒゲナガゴマフカミキリを撮影。



2011年 北海道 ヒゲナガゴマフカミキリ Palimna liturata
上記画像と同じ個体、どうやらシラカバが好きな様です。



2010年 北海道 ヒゲナガゴマフカミキリ Palimna liturata
ハンノキの伐採木にいたヒゲナガゴマフカミキリ。



2015年 北海道 ヒゲナガゴマフカミキリ Palimna liturata
カエデの衰弱樹に無数の本種が張り付いていた、こんな光景は初めて見たのでビックリしました。
交尾中のヒゲナガゴマフカミキリ。


[標本と生態の雌雄]

  
※ 画像はクリックすると拡大します。
左:標本画像 左から♂:♀:♀:♀
中:♂のヒゲナガゴマフカミキリ Palimna liturata
右:♀のヒゲナガゴマフカミキリ Palimna liturata


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[日常編] 友達からの贈り物 (ルリカミキリ・マツノマダラカミキリ)

2016年06月19日 | 雑談日記
2016年5月 

友達のマイスターさんより頂いた甲虫2種のご紹介です!!
※ 日常日記には音楽はありません、ご了承下さい。




ルリカミキリ Bacchisa fortunei
2016年5月 採集 (本州産) By:マイスターさん
昨年にも送って頂いた小さくて可愛いルリカミキリ、今年も送って頂きました!!
いつもありがとうございます +。:.゜ヽ(*´∀)ノ゜.:。+゜ァリガトゥ





マツノマダラカミキリ Monochamus alternatus
2016年5月 採集 (本州産) By:マイスターさん
大きくて鬚の長いカミキリムシです、とても格好良いですマイスターさんありがとうございます +。:.゜ヽ(*´∀)ノ゜.:。+゜ァリガトゥ

今年はたいした採集もしていないので本当に助かります。
この場を借りてお礼申し上げます 


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シラホシカミキリ

2016年06月18日 |  ●カミキリムシ科


シラホシカミキリ Glenea relicta (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] サルナシや広葉樹各種
[時 期] 5月~10月
※ 体長は約8㎜~13㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布するカミキリムシの仲間で、平地~山地に広く分布し個体数はやや多い。
成虫はサルナシやブドウなどの葉の葉脈とその近くを線状に食べ穴を開ける為
その様な葉を見つけると付近でシラホシカミキリが見つかる可能性が高い。
また広葉樹の伐採木や倒木、粗朶などでも見る事が出きる。
体は黒色で上翅は赤褐色で6つの白紋で輪を作り、更に4つの白紋がある、小楯板は白色。
胸部・頭部は黒色で、胸部の真ん中に白い縦状の線が走る。
コントラストが強く、色彩の綺麗なカミキリムシ。
近似種のニセシラホシカミキリに良く似ているが上翅斑紋などで区別は容易。



サルナシ(コクワ)の葉上で見つけたシラホシカミキリ





日中に林道脇のオオイタドリの葉の上にいたシラホシカミキリ



日中に低山地のセリ科の花にいたシラホシカミキリ



林道脇の広葉樹の粗朶にいたシラホシカミキリ。この粗朶には他にも様々なカミキリムシが訪れていた



たまに林道脇のオオイタドリの葉の上にいるシラホシカミキリを見る事がある、この写真の個体もそんな一コマ



低山地の小規模な土場にいた産卵に来たと思われるシラホシカミキリの♀



土場に来たシラホシカミキリの♀





日中山地の土場にいたシラホシカミキリ



たまに夜間の外灯付近などでも見られる事がある、写真は壁に産卵中の雌のシラホシカミキリ。


〖囚われの身のシラホシカミキリ〗

 

 
指で捕まえた写真なら大きさも分かりやすいですね。


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ゴマフカミキリ

2016年06月17日 |  ●カミキリムシ科


ゴマフカミキリ Mesosa japonica (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 各種広葉樹・ツガ・カラマツ・ヒノキなど
[時 期] 4月~9月
※ 体長は約10㎜~17㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
成虫は各種広葉樹の伐採木で普通に見られる。
体は太く丸みを帯びる、上翅はゴツゴツしていて所々に黄色と黒の紋が不規則にある。
足は黄色と黒のまだら模様で白い毛が生えている。



2013年 北海道 ゴマフカミキリ Mesosa japonica
広葉樹の弱った木の樹皮にいたゴマフカミキリ。



2010年 北海道 ゴマフカミキリ Mesosa japonica
日中に道路脇のオニグルミの比較的新しい伐採木に複数のゴマフカミキリが付いていた。



2014年 北海道 ゴマフカミキリ Mesosa japonica
日中土場には複数のゴマフカミキリと出会う事が出来る。



2013年 北海道 ゴマフカミキリ Mesosa japonica
低山地の小規模な土場には晩夏にも複数のゴマフカミキリが見られた。



2022年 北海道 ゴマフカミキリ Mesosa japonica
市内の森で見られたゴマフカミキリ



2022年 北海道 ゴマフカミキリ Mesosa japonica
タラノキで見られたゴマフカミキリ


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[材採編] タイワンメダカカミキリ

2016年06月16日 | 材採日記
2016年5月 

もうすっかり終わったと思っていたタイワンメダカカミキリの材から続々と羽化が続きます。
※ 材採日記には音楽はありません、ご了承下さい。


タイワンメダカカミキリ Stenhomalus taiwanus Matsushita,1933
2016年5月 羽化 (北海道産)
既に終わったと思った材から続々羽化ラッシュが!?



横からタイワンメダカカミキリを撮影。
サンショウの枯れ枝にピタっとへばり付いています。



こちらは交尾個体。



割と密度の濃い、良好な材を見つける事が出来た様だ。



ちなみにこちらが昨年持ち帰ったサンショウ材。

本種は1発で見事掘り当てる事が出来たラッキーな材でした。
複数のタイワンメダカカミキリに出会い、もうお腹いっぱいになってしまった


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ヨツスジトラカミキリ

2016年06月15日 |  ●カミキリムシ科

ヨツスジトラカミキリ Chlorophorus quinquefasciatus
2012年7月 埼玉県産

分布[本州以南] 時期[6-8月] 体長[13-18㎜]
ホスト[スギ・クロマツ・モチノキ・マサキ・各種広葉樹など]
写真の個体は友達のマイスターさんから頂いたヨツスジトラカミキリを室内で撮影。

本州以南に分布するカミキリムシの仲間。
沿岸部の林・草原などで普通に見られる、中型のトラカミキリ。
日中飛翔中の個体や花に飛来する個体・伐採木に集まる個体などが得られている。
蜂に擬態し、身を守っていると思われる。
上翅は黄色の微毛に覆われ、上方から下方へ黒い[X]・[富士山模様]・[横帯]の順で斑紋が見られる。
胸部には黒い湾曲した横帯があり、足・触角などは赤褐色をしている。



2014年7月 埼玉県産 ヨツスジトラカミキリ Chlorophorus quinquefasciatus
こちらも友達のマイスターさんから頂いたヨツスジトラカミキリ、室内で撮影した画像。


[ヨツスジトラカミキリの標本]

 
※ 画像はクリックすると拡大します。
2012年7月 沖縄県産 ヨツスジトラカミキリ Chlorophorus quinquefasciatus
沖縄県にて、日中に飛翔中の個体を採集、展足後の写真。 


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ラミーカミキリ

2016年06月14日 |  ●カミキリムシ科

ラミーカミキリ Paraglenea fortunei
2014年6月 [採 集] 埼玉県産

分布[本州・四国・九州] 時期[5-7月] 体長[8-17㎜]
ホスト[ラミー・カラムシ・ムクゲ・ヤブマオ・シナノキなど]
写真の個体は友達のマイスターさんから頂いたラミーカミキリを室内で撮影。

本州・四国・九州に分布するカミキリムシの仲間。
割と個体数も多いらしく、古くは幕末から明治にかけて侵入した外来種とみられている。
個人的には、以前某テレビ番組[たんていナイト○○-プ]で紹介され、衝撃的だったラミーカミキリ。
その際は[ガチャピンが礼服を着た虫を探して欲しい]と言う依頼でした。[そんな虫が本当にいるのだろうか!?]
と、その時は疑っていたが実際に登場したラミーカミキリに一瞬で魅せられてしまった記憶がある。
数年後、知人に本州産のラミーカミキリを送って頂き感動したものです。

ラミーカミキリは日中にラミーやカラムシなどの茎や葉を食べて、付近を飛翔する姿が見られる。
幼虫はホスト植物の茎の中で育ち、茎内部を食べて成長する。成長した幼虫は地下茎にまで食い進み越冬する。
上翅はエメラルドグリーン色で黒の斑紋がまるで喪服を着ている様な印象を受ける。
ガチャピンの顔と呼ばれる部分は、ラミーカミキリの胸部で、ガチャピンと同じエメラルドグリーン色に
黒い斑紋が2つ(これが目の部分に見える)、更に頭部が黒い事から頭にはベレー帽をかぶっている様に見える。
まるで[キョンシー]の様な不思議な模様を持つラミーカミキリ。
写真を良く見ると上翅の肩の付近と頭部・胸部には黒い長い毛が生えている事がわかる。



2011年8月 [採 集] 東京都産 ラミーカミキリ Paraglenea fortunei
こちらも友達のマイスターさんから頂いたラミーカミキリ、室内で撮影した画像。



2011年8月 [採 集] 東京都産 ラミーカミキリ Paraglenea fortunei
パソコンキーボードとラミーカミキリ。


[ラミーカミキリの画像]

     
※ 画像はクリックすると拡大します。
写真のラミーカミキリは全て2014年6月中旬にマイスターさんから頂いた個体。


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[材採編] クモノスモンサビカミキリ オニコメツキダマシ

2016年06月13日 | 材採日記
2016年5月 

今回の材採日記は2種の甲虫のご紹介です。
※ 材採日記には音楽はありません、ご了承下さい。




オニコメツキダマシ Hylochares harmandi
2016年5月 羽化 (北海道産)
ツルウメモドキ材から羽化したオニコメツキダマシ、数十匹の本種が出て来た。



クモノスモンサビカミキリ Graphidessa venata
2016年5月 羽化 (北海道産)
持ち帰ったミズキ材からクモノスモンサビカミキリが羽化しました。



これが当時採集した材、一差し指くらいの枯れ枝です。
羽化した穴は3㎜前後。





割り出したクモノスモンサビカミキリの幼虫。

久しぶりのクノモスモンサビカミキリです。
なかなか格好よい虫ですね。


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ヤナギキリガ

2016年06月12日 |  ・キリガ亜科

ヤナギキリガ Ipimorpha retusa
2011年9月 北海道

分布[北海道・本州] 時期[7-9月] 開張[28㎜]
ホスト[ヤナギ科:イヌコリヤナギ]
写真の個体は日中に山地の林道脇の柳枯葉をスウィープして入ったヤナギキリガを撮影。

北海道と本州に生息するヤガ科[ヨトウガ亜科]に属する蛾の仲間。
北方系の蛾で、北海道でも個体数は割と少ない感じがします。同じ属のドロキリガに良く似ているが
ヤナギキリガの方が色が濃く、横線の走り方で区別は容易です。
♂の触角は繊毛状。上翅外縁は翅頂から少し離れたところで一度へこみ、真ん中付近で突出する為軽く波形模様に見える。

ホストはイヌコリヤナギとサイトには記載があるものが多く、実際にはどうなのか自信はない。
日本ではホストの観察記録が無く、ヨーロッパではホストとしてヤナギ・ポプラが知られている。



2015年8月 北海道 ヤナギキリガ Ipimorpha retusa
夜間山地にてライットラップ時に飛来したヤナギキリガ。


[採集した際の柳の枯葉]


1枚目のヤナギキリガを採集した際の網の中の様子
※ 画像をクリックすると拡大致します。


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シラオビゴマフケシカミキリ

2016年06月11日 |  ●カミキリムシ科


シラオビゴマフケシカミキリ Exocentrus guttulatus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] サワグルミ・オニグルミ・オヒョウ・エゾエノキ・ヤマグワ・イチジク・タブノキ・ニセアカシアなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約4.8㎜~9㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
日中はホスト樹種の枯れ枝などで見る事が出来る、夜間は灯火に飛来する。
上翅は茶褐色の地色で、黄褐色のゴマダラ模様がある、また上翅中央にある太めの白帯が特徴的です。
和名の由来となる[シラオビゴマフ]とは上記の特徴から銘々されたと思われる。
体長5ミリ前後の小さい個体から1㎝に満たない大型の個体まで見られる。
上翅の白紋模様は若干変異がある、全く白紋が無い個体もいる。
胸部は左右に大きく張り出し先は尖る。



2012年 北海道 シラオビゴマフケシカミキリ Exocentrus guttulatus
日中キモンカミキリ探して、広葉樹の枯れ枝を見ていた際に発見した交尾中のシラオビゴマフケシカミキリを撮影。



2012年 北海道 シラオビゴマフケシカミキリ Exocentrus guttulatus
日中に粗朶にいたかなり擦れた個体のシラオビゴマフケシカミキリを撮影。



2012年 北海道 シラオビゴマフケシカミキリ Exocentrus guttulatus
深夜、低山地の広葉樹の粗朶にいたシラオビゴマフケシカミキリを撮影。交尾中でした。
個体数が多かった。



2010年 北海道 シラオビゴマフケシカミキリ Exocentrus guttulatus
初めて撮影したシラオビゴマフケシカミキリ、スーパーの外壁にくっついていた。。





2021年 北海道 ネムノキの枯れ枝と、オニグルミの衰弱木で見られたシラオビゴマフケシカミキリ







2022年 北海道 クワやオニグルミの枯れ枝で見られたシラオビゴマフケシカミキリ


 
 
2022年 北海道 ネムノキの枯れ枝から羽化したシラオビゴマフケシカミキリ


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