こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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ミヤマクロスジキノカワガ

2018年04月20日 |  ●コブガ科

ミヤマクロスジキノカワガ Nycteola degenerana
2013年5月 北海道

分布[日本各地] 時期[4-9月] 開張[24-27㎜]
ホスト[ヤナギ科:ヤナギなど]
写真の個体は夜間の外灯回りで見つけたミヤマクロスジキノカワガを撮影。

日本各地に生息するコブガ科[リンガ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布しており、夜間灯火に飛来するが個体数は少ない。
近似種のクロスジキノカワガに似ている、違いは以下の写真を参照下さい。
上翅は灰色で内横線中央に、外縁に向かって鋭く尖る黒色条紋が見られる。
斑紋や色彩には変異があるので注意が必要。



2013年5月 北海道 [1枚目の画像と同じ個体のミヤマクロスジキノカワガ]


[ミヤマクロスジキノカワガ・クロスジキノカワガ 区別]

 
左:ミヤマクロスジキノカワガ [赤丸部分の黒色条紋は明瞭で、外縁に向かって鋭く尖る]
右:クロスジキノカワガ [赤丸部分の黒色条紋部分は黒色条とならず、不明瞭でぼやけている]


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エゾコヤガ

2018年04月19日 |  ・スジコヤガ亜科

エゾコヤガ Chorsia noloides
2016年6月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[5-9月] 開 張[16-18㎜]
ホスト[不 明]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、エゾコヤガを撮影。

日本各地に生息するヤガ科[スジコヤガ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、個体数は普通。
翅は全体白色で前翅前縁に3箇所の茶色紋が見られる。
亜外縁部には3個の黒点が見られ、その内側には灰色のぼやけた紋が見られる。
前翅中央部の茶色・灰色の紋や黒点などは割と安定している。


 
左:2016年8月 北海道 エゾコヤガ Chorsia noloides
右:2016年7月 北海道 エゾコヤガ Chorsia noloides


 
左:2015年7月 北海道 エゾコヤガ Chorsia noloides
右:2015年9月 北海道 エゾコヤガ Chorsia noloides


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キモンハナカミキリ

2018年04月18日 |  ●カミキリムシ科


キモンハナカミキリ Leptura duodecimguttata (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] ハンノキ・カンバ・バッコヤナギ・オオシラビソなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約11㎜~15㎜前後のカミキリムシ科ハナカミキリ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布しており、平地~山地に生息し局地的で個体数は少ない。
似た様な種にヤマトキモンハナカミキリやシララカハナカミキリなどがいる。
上翅は黒地に黄褐色の紋が4個縦に対に並んでいる。
初夏から夏にかけてノリウツギやセリ科の花や、土場や立ち枯れなどに飛来するが北海道では稀。



2020年 北海道 流木に産卵に来ていたキモンハナカミキリの雌



2015年 北海道 花のスィーピングで得られたキモンハナカミキリ



2015年 北海道 日中に花をスウィープしたら入ったキモンハナカミキリ。


[キモンハナカミキリの標本]


2015年 北海道 キモンハナカミキリ


[似た様なカミキリムシ]


左:キモンハナカミキリ 北海道
中:シララカハナカミキリ 北海道
右:ヤマトキモンハナカミキリ 北海道


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サザナミシロヒメシャク

2018年04月17日 |  ・ヒメシャク亜科

サザナミシロヒメシャク Scopula nupta
2015年7月 北海道

分 布[北海道・本州] 時 期[5-9月] 開 張[17-25㎜]
ホスト[不 明]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけたサザナミシロヒメシャクを撮影。

北海道・本州に生息するシャクガ科[ヒメシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、個体数は割と少ない印象をうける。
小型で翅は全体的に淡い黄褐色で、前翅・後翅の外縁の中央で角張る。
また前翅の外縁の翅頂付近には2~4個の小さな黒点が見られるが
近似種のウスサカハチヒメシャクには見られない。

似た様な種も多いので同定には注意が必要。
ウラクロスジシロヒメシャク
ウラテンシロヒメシャク
アメイロヒメシャク
ヤスジマルバネヒメシャク
マルバヒメシャク
クロスジシロヒメシャク
ウスサカハチヒメシャク


[サザナミシロヒメシャクの特徴]


黒丸・・・前翅・後翅の外縁中央部分は角張る
赤丸・・・前翅の外縁の翅頂付近には2~4個の小型の黒点が見られる事が多い。


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トガリシロオビサビカミキリ

2018年04月16日 |  ●カミキリムシ科


トガリシロオビサビカミキリ Pterolophia caudata (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] フジ・クズ・クワ・クリ・オニグルミなどの各種広葉樹
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約13㎜~17㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
成虫は広葉樹各種の枯れ枝や枯れ蔓などで見られる。
上翅は全体的に茶褐色で中央付近は大きく明るい白灰色となる。
また翅端は尖っているのも特徴の一つ。







2018年 北海道 トガリシロオビサビカミキリ Pterolophia caudata



2013年 北海道 トガリシロオビサビカミキリ Pterolophia caudata
市内の林道で見つけた枯れ枝に止まるトガリシロオビサビカミキリ



2017年 北海道 トガリシロオビサビカミキリ Pterolophia caudata
細い枯れ枝に止まるトガリシロオビサビカミキリ



2010年 北海道 トガリシロオビサビカミキリ Pterolophia caudata
札幌市内の林道脇の粗朶、黄色丸の中に交尾中のトガリシロオビサビカミキリがいます。



2010年 北海道 トガリシロオビサビカミキリ Pterolophia caudata
市内の粗朶上で複数見られたトガリシロオビサビカミキリ


 
左:2010年 北海道 トガリシロオビサビカミキリ Pterolophia caudata
右:2010年 北海道 トガリシロオビサビカミキリ Pterolophia caudata


 
2011年 [羽 化] 北海道
市内の広葉樹の材から羽化したトガリシロオビサビカミキリ


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ウスアオエダシャク

2018年04月15日 |  ・エダシャク亜科

ウスアオエダシャク Parabapta clarissa
2017年5月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[5-7月] 開 張[25-30㎜]
ホスト[ブナ科:クヌギ・ミズナラ・クリなど]
写真の個体は夜間ライトトラップを行って飛来した、ウスアオエダシャクを撮影。

日本各地に生息するシャクガ科[エダシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し個体数は普通に見られます。
新鮮個体は翅は全体的に淡黄色で前翅の2本の横線は明瞭。
以下の2種が似ているので同定には注意が必要。
■ フタスジウスキエダシャク・・・全体的黄色が強く、2本の横線は太く不鮮明
■ ウスオビシロエダシャク・・・全体的に白く、半透明。2本の横線はややぼやけており前縁付近で内側へゆるくまがる。



2015年7月 北海道 ウスアオエダシャク Parabapta clarissa
[夜間道央圏内にて外灯回りを行って見つけた、かなり擦れたウスアオエダシャク]



2017年5月 北海道 ウスアオエダシャク Parabapta clarissa
[湿地帯でライトトラップを行った際に飛来したウスアオエダシャク]


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フタスジゴマフカミキリ

2018年04月14日 |  ●カミキリムシ科


フタスジゴマフカミキリ Mesosa cribrata (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] オニグルミ・エゾエノキ・ヤチダモなど
[時 期] 6月~9月
※ 体長は約7㎜~9.5㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
オニグルミやヤチダモ・エゾエノキなどの伐採木・枯れ枝などで見られる小型のカミキリムシです。
北海道では記録は少なく、局地的な割と珍しいカミキリムシです。

通称:クリブラータ
体は小振りで上翅はゴツゴツしており、地色は灰色で小くて黒いごまだら模様が見られる。
また上翅の基部と中央付近には和名の由来にもなる黒く太い二つの横帯が特徴。







2015年 北海道 フタスジゴマフカミキリ Mesosa cribrata
山地で拾った広葉樹材から羽化したフタスジゴマフカミキリ


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オオキノコムシ

2018年04月13日 |  ●その他科

オオキノコムシ Encaustes praenobilis
2012年5月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[6-8月] 体 長[16-36㎜]
ホスト[サルノコシカケなどのキノコ類]
写真の個体は夜間シラカバの木で見つけた、オオキノコムシを撮影。

日本各地に生息するオオキノコムシ科に属する甲虫の仲間。
日本産のオオキノコムシ科の中でも最も大型な種。平地~山地の森林などで見られるがやや局地的。
体は細長く黒色で、肩部には橙色の小紋、尾部にも三日月型の橙色紋が対で見られる。
上翅は黒い光沢があり、縦に細かな点刻が規則正しく見られる。
胸部は大きな波型の橙色紋が特徴で中心には小黒紋が見られ斑紋は割と安定している。
成虫は6月頃から森の中の薄暗いサルノコシコカケなどで見られ、夜間灯火にも良く飛来する。
触るとピーナッツバターの様な心地良い香りが漂う。



2011年6月 北海道 オオキノコムシ Encaustes praenobilis
低山地のシラカバで夜間見つけたオオキノコムシ



2016年8月 北海道 オオキノコムシ Encaustes praenobilis
外灯で見つけたオオキノキノコムシ



2015年6月 北海道 オオキノコムシ Encaustes praenobilis
山地のカツラの樹皮にて



2011年7月 北海道 オオキノコムシ Encaustes praenobilis
外灯回りで見つけたオオキノコムシ



2010年8月 北海道 オオキノコムシ Encaustes praenobilis
山地の道路脇のシラカバで見つけたオオキノコムシ



左:2016年6月 北海道 オオキノコムシ Encaustes praenobilis
右:2017年8月 北海道 オオキノコムシ Encaustes praenobilis



左:2010年8月 北海道 オオキノコムシ Encaustes praenobilis
右:2010年8月 北海道 オオキノコムシ Encaustes praenobilis


[オオキノコムシの雌雄の区別]

 
左:♂・・・前脚の丸印部分に突起が見られる。
右:♀・・・前脚の丸印部分には突起は見られない。
※ クリックすると拡大します。


[オオキノコムシの生息地]

 


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タイショウオオキノコ

2018年04月12日 |  ●その他科

タイショウオオキノコ Episcapha morawitzi
2011年8月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[6-9月] 体 長[11-14㎜]
ホスト[サルノコシカケなどのキノコ類]
写真の個体は日中山地の木材置き場で見つけた、タイショウオオキノコを撮影。

日本各地に生息するオオキノコムシ科に属する甲虫の仲間。
この手のグループの中では割と珍しい虫でミヤマオビオオキノコに良く似ている。
本種の特徴は肩の赤い紋が鮮やかな赤橙色をしており、ミヤマオビオオキノコはどちらかと言えば黄色と言える。
個人的にはこの赤紋がミヤマオビよりも、より太くなっているように感じます。
また、素人目では解りづらいが複眼の間が複眼の3倍以上離れているそうです。

成虫は6月~9月かけて見られサルノコシカケなどのキノコ類の傘下を食べる。
日中はこうしたキノコ類などの傘下や樹皮下に隠れている事が多く、夜間に出歩いているところを良く見かける。
おそらく灯火になどにも飛来する習性があるようです。

幼虫もキノコ類を食べて育ち、樹皮下や土中で蛹化する。
※ 図鑑などでは『タイショウオビオオキノコ』と記載されているものが多い。

  

2010年8月 北海道 タイショウオオキノコ Episcapha morawitzi
海岸部で夜間外灯付近の壁に張り付いて個体。



左:2013年7月 北海道 タイショウオオキノコ Episcapha morawitzi
右:左の写真の個体が見つかった木材置き場



2013年8月 北海道 タイショウオオキノコ Episcapha morawitzi
赤い紋が目立つタイショウオオキノコ


[タイショウオオキノコとミヤマオビオオキノコの区別画像]


左:タイショウオオキノコ     右:ミヤマオビオオキノコ


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オオツヅリガ

2018年04月11日 |  ●メイガ・ツトガ科

オオツヅリガ Melissoblaptes zelleri
2015年7月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[6-9月] 開 張[23-50㎜]
ホスト[不 明]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、オオツヅリガを撮影。

日本各地に生息するメイガ科[ツヅリガ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、個体数は普通。
♂の翅は灰黄色で♀の翅は暗黄褐色。
中室内と横脈上に環状紋を持つ。



2015年7月 北海道 オオツヅリガ Melissoblaptes zelleri


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