いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

新型ウイルスとT.ペーパーの関係。 relation between a new style virus & t.paper

2020-03-04 20:14:41 | 日記
 (1)新型ウイルス国内感染拡大を受けてスーパーなど小売店からトイレットペーパーが軒並み消えたというニュースを聞いて、荒唐無稽の関係をどう結び付けていいのか首をかしげた。3月からの全小中高休校にともない子どもが1か月間自宅にいることから簡易食品類が大量に買われているというのは関連性があり理解できるが、新型ウイルスとトイレットペーパーの関係はわからなかった。

 (2)報道によるとどうもマスク量産で紙製品が不足するというデマ情報でトイレットペーパーの買い占めが発生したようで、この荒唐無稽の関係はどう結び付けていいのかわからないものだが、ちょっと考えればわかりそうなものだが、スーパーの棚からトイレットペーパーが消えたのは事実でおかしな社会心理だった。

 (3)かっての石油ショックの時代には海外からの石油輸入が途絶えてガソリンスタンドに長蛇の列ができ、政府が紙の節約を求めた(報道)こともあり消費者がトイレットペーパーの買いだめに走りそれを見越して業者が価格つり上げで倉庫に大量保管して市場に意図的に供給しなかったトリックがわかっている。

 こういう前例があるから政府も見過ごすことはできずに消費者も業界のトリックに惑わされない疑心暗鬼の習性があると思われるが、今日的情報化時代ではSNSデマ情報が拡散して独り歩きする。

 (4)群集心理、社会心理はやっかいなもので、自制することはわかっていながら、パラドックス(paradox)としてその分自分だけ乗り遅れてはならない消費者心理で思わず引き連れられる魔法のようなものだ。

 問題はそうする自分の未熟さ、愚かさに気づかずに先頭を切る、走ることで満足、優越感(priority)を覚える自己防衛性である。
 
 (5)小市民的国民意識(petite bourgeoisie)といわれるもので、時代や文化、社会に乗り遅れることに危機感、疎外感を感じて意味もなく大衆迎合化(populism)するというものだ。
 今日的日本では安倍政権の重要政治課題、政策にはことごとく反対しながら、安倍内閣の支持率は40%台で比較安定するというパラドックス性、小市民的国民意識がある。

 だらしない野党の責任はもちろんあるが、育てない国民主権者にも責任はある。

 (6)自分の生活さえ安定すれば他はどうでもよいという個人主義で、新型ウイルス国内感染とトイレットペーパーの荒唐無稽の関係にも疑問を持たない心理性で混乱を広げる。

 

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