いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

新型ウイルス感染国事情。 affairs of infective states of a new style virus

2020-03-21 20:32:18 | 日記
 (1)今回の新型ウイルス感染国を見ていると、感染原因と結びつくのか何とも言えないが国柄、背景、事情も見えてくる。感染者数(20日現在報道)を見ていると中国が感染者8万967人、死亡者3248人でここは武漢市が感染発生元とされること、人口13憶人から感染拡大の別格だが、武漢市公安局は19日に流行前に新型ウイルス肺炎の発生の危険性について警鐘を鳴らした同市の医師をデマを流したとして逮捕したことについて処分を撤回すると謝罪した。

 (2)同医師はすでに新型ウイルス感染で病死しているが、その後の事態を見ればデマを流したとはいえずに公安局の処分撤回、謝罪は当然だ。中国のこうした言論、情報統制の根本本質が新型ウイルス感染拡大につながったことは考えられて、中国が変わらなければならないところだ。

 (3)イタリア(感染者4万1035人、死亡者3405人)は死亡者で中国を上回り世界最高数となり、高令化が原因とされているが、スペイン(同1万9980人、同1002人)、ドイツ(同1万5309人、同44人)フランス(同1万995人、同372人)とともにカネ、ヒト、モノの自由往来のEU圏でありWHO分析で流行の中心(pandemic)となった欧州で歯止めがかからないが、またイタリア、スペイン、イラン(同1万9644人、同1433人)は政治不安定、財政、金融危機国であり国家統制機能、管理が十分とはいえずに問題点が共通してみられる。

 (4)ドイツの死亡者が44人と感染者数に比較して極めて低いのは、報道によると重篤な患者用に人工呼吸器など備えた病床数が多く、集中治療用を含む救命救急病床数が人口10万人当たり29.2台でトップというデータがある。

 ただ専門家の分析では感染拡大が初期段階で今後死亡者が増えるとの指摘もあり、大流行の中心が欧州という中で感染者数に比較して極めて低い死亡者数だ。

 (5)米国(同1万4250人、同205人)は急激に感染拡大が続き、政府は米国民すべての外国への渡航中止を勧告(報道)した。政府は「検査実施の拡大に伴う」ものと説明しているが、トランプ政権の米国第一、保護主義の偏向した政治の不安はある。

 ここまでが感染者1万人以上の国で、日本(同1724人、同43人)はそれらと比較すれば危機的状況にはなく、もちろん油断はできずに19日の専門家会議では都市部ではオーバーシュート(爆発的患者急増)が考えられて適切な措置を取らないと1日で感染者が5千人を超え、人口の8割が感染する(同提言-報道)との見方もある。

 (6)島国として出入管理、規制、禁止が比較容易との条件もあり、夏の東京五輪対策(延期、中止などを含めて)が重要となるだろう。今回の歴史的な新型ウイルス感染拡大を受けて、初期対応、対策、指示、国際連携、国民協力の必要性、マニュアル整備が大切で、政治、財政、金融、経済の安定が感染防止には必要だ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする