いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

9年苦年。 mighty disaster of the east japan past 9 years

2020-03-11 20:17:32 | 日記
 (1)東日本大震災、福島第一原発事故から「9年」を迎えた。現在も行方不明2529人、避難者が4万7737人(報道)、福島第一原発事故では増え続ける放射性汚染処理水の問題を抱えて「苦」しく、「苦」労の「9年」の思いが数字から伝わってくる。

 (2)被災地では移り住む人の社会貢献、社会的活動、企業活力、活動の勇気ある話題も聞こえてきて、着実に住民、市民からの復興の息吹、ダイナミズム(dynamism)も感じられる。

 安倍首相は足しげく被災地に足を運んではいるが、政府、行政からの復旧、復興は加速せずに(被災地住民の49%は復興の遅れを感じているー報道))、住民、市民からの自発的(それも重要なダイナミズム)な復旧、復興の成果を見て手ごたえを感じているだけではないのか。

 (3)福島第一原発事故復旧にあたっては、安倍首相は東電まかせではなく政府がかかわっていくと表明したが結局は東電まかせで次々と復旧計画は遅れが目につく。
 前述の汚染処理水の対策でも①除染して海に放出する、②大気中に放出するの2案が政府の専門家会議で検討されているが、地元住民、漁業関係者からの反発も強く理解を得られる状況にはない。

 (4)除染して海に放出する、大気中に放出する方法論(methodology)は海外でも実施されており実績があるといわれるが、福島第一原発事故状況と海外事例とでは別問題であり、事故規模、概要、地域環境とのそれぞれの特性、違いもあり同じ様には比較検討できるものではない。

 福島第一原発立地場所は風光明媚な三陸地方の豊富な漁場に面して、漁港、漁場も多く漁業で生計を立ててる人も多く、豊饒な海は将来、未来社会に残し、守らなければならない重要な資源資産だ。

 (5)昔と違って何でも海に流せばいい、済むという時代ではなく、除染しても汚染処理水を漁場資源の海に放出することなど適切な対策とはいえずに、もちろん大気中に放出することなど考えられない問題だ。

 地中深く密閉して保管する方法、廃炉工程での再処理利用、活用を考えなければならない。今日的日本は新型ウイルス国内感染対策で政府は休業補償などに予算をつぎ込んで万全を期すと言っているとおり、汚染処理水問題も経費、予算に万全(国民税負担にだけ責任を求めることのない)を期して安全で恒久的な対策、方法論を講じなければ住民、漁業関係者、国民の理解はえられない。

 (6)今年の政府の東日本大震災追悼式は新型ウイルス国内感染の多大な影響被害の中で開催されないが、東日本大震災9年(mighty disaster of the east japan past 9 years)の文字が苦しく、苦労の「苦年」に伝わってくる。

 
 

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