いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ジェンダー・ギャップ、持続可能な成長社会。 gender gap, sustainable growth society

2020-03-12 20:11:16 | 日記
 (1)世界経済フォーラムの世界男女格差指数(gender gap)の2019年発表で日本は153か国中121位と過去最低を記録した。見た目と違って男性優位社会の米国でも53位の中で日本の121位の評価では、安倍政権がリーダーの30%を女性とか女性活躍社会を目指すなどと悠長なことを言っていられない悲観的な現実だ。

 (2)男性に比べて女性人口が多い社会において、女性の社会進出、活躍は必要不可欠のものであり、かっての儒教思想にもとづく父権社会、男性優位封建社会の歴史的意味、意義などかえりみる余裕などジェンダー・ギャップ121位の日本にはない。

 女性活躍社会の実現には女性自らの意欲、意識、意思、信念、覚悟、やる気も大きなダイナミズム(dynamism)になる、必要なものと書いたが、もはやジェンダー・ギャップ121位ではそんなことも言っていられない(社会活性化、成長には女性の力は必要)緊急事態宣言社会だ。

 (3)日本はかっての製造業経済中心の近代黎明期国家、社会での父権、男性優位社会を構成していた社会基盤が残り、男女平等主義は社会jに根付いてこなかった。かっての重厚長大型経済構造の中で男性優位社会が尊重されてきたが、時代はサービス業の第3次産業社会を迎えて女性の活躍の場所も増えて、今や情報化、IT産業時代で男女共同参画時代を迎えて女性の働く社会構造改革も加速、進化している。

 (4)前述のように人口構成も男性より女性人口が多い中で女性の社会進出、活躍は持続可能な成長社会(sustainable growth society)のためには必要不可欠の女性の存在だ。子育て、家庭維持を夫婦でどう負担、分担するのかは女性の社会進出にネックとなってきたが、今日的社会は男性の育児休暇制度、多様な労働時間制など変化、改革もみられるが、こういう期待、努力目標の仕組みでは男女平等社会の実現はほど遠いというのがジェンダー・ギャップ121位の日本の現実素顔だ。

 (5)外国例にもあるように議員の数は男女同等を義務付け育成する、企業の役員、職員、従業員は男女平等にするという強制力、規律を発揮する社会的仕組みが必要だ。これまでの社会構造からすれば男性の比較後退につながるリスク社会になるが、男女人口構成に比較すればようやく公平、公正な機会均等社会であり、当面は開発、改革、慣れるしかない社会(意識)改革だ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする