いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

時代感覚が古い。 old-fashioned the sense of the epoch

2020-09-29 20:02:39 | 日記
 (1)菅首相は朝型人間と書いたが、7時前には官邸に入り近くのホテルのレストランで専門家、財界人などブレーンとの朝食をとるパターンだ。首相行動記録によると就任後最初に会ったのが竹中平蔵慶大名誉教授だった。

 小泉政権の総務相として郵政民営化を推進して、小泉首相は郵政民営化に賛成した衆院を参院が同案を否決したことで解散して総選挙で国民に信を問うという訳の分からない政治選択でしっかり大勝して郵政民営化を実現した。

 (2)民間に任せれることは民間にという流れは間違っていないが、郵政民営化はその後郵便、貯金、保険に3分割されてサービス、機能低下を招き行き詰まり、国営化に逆戻りの検討もされたことがある。

 その時、郵政民営化を推進した当時竹中平蔵慶大教授としてわれわれがその後も郵政民営化をやっていれば違っていたと主張していた。

 (3)今、郵政民営化事業はノルマ主義の保険の不正勧誘、ゆうちょ銀行はセキュリティ欠陥でキャッシュレス決済によるハッカーの不正出金の標的とされて組織の立て直しが急務だ。郵政民営化はどうすれば成功したのか竹中平蔵さんに聞いてみたい。

 政治に関心の高い竹中平蔵さんが今度は菅首相のブレーンとして登場して、政治感覚もちょっと時代感覚が古い(old-fashioned the sense of the epoich)のではないのか。

 (4)時代感覚が古いといえば合流話にすったもんだの立憲民主党と国民民主党で、あの小沢一郎議員が顔を出していた。09年民主党政権時代に小沢議員の主導で本格的政権交代を果したが、主義主張の違う保守から革新まで幅広く結集させたのはいいが、党内抗争をくり返して決めれない政治で政策の財政裏付けもなく3年半で自壊して国民の大きな信頼、期待を失ってそれがトラウマとなってその後虚弱野党時代が続く。

 (5)立憲と国民の合流による「大きな塊」はできたが、国民の支持、関心は低く上向かない。日本の政治に求められているのは世代交代によるスーパー政治家の登場であり、あたらしい活力、動力(dynamism)だ。

 民主主義、資本主義の危機が叫ばれる中で自国主義、保護主義、極右勢力の台頭が目覚ましい中で、短絡で結果主義だけにこだわらないじっくり思慮深い哲学、社会思想、政治の実現だ。

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