いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

シュール・リアリズム。 surrealism

2020-09-02 20:21:21 | 日記
 (1)最近の異常高温の原因に高気圧の2階建て現象がある。近年みられる現象で高気圧が上下に重なって暑さを持続増幅させるものだ。とにかく今年の夏の暑さは夜になってもおさまらずに、降水量も少なく格別だ。

 庭の土の部分がコンクリートのようにカンカンに堅くなっていたのは初めての経験だった。梅雨の長雨で果物の生育に支障が出ると思っていたが、その後の夏の晴天、暑さ続きで栗は甘く味もいいといわれて、ブドウも甘味が濃い出来栄えでおいしいが、野菜は総じて硬く出来栄えが悪く高値どまりが続く。

 (2)過去にも気温40度超えが続き、電線からスズメが落ちるという夏を経験したが、今年の8月の東日本の平均気温は1946年統計開始以来最高(報道)となった。海面水温も8月平均で過去最高(同)だった。

 陸も海も過去最高温度では地球を取り巻く全体が暑いわけで、今年はとりわけ新型コロナ感染社会でマスクが欠かせずにさらに体内温度、暑さを増した。
 
 (3)今年は南海域での台風発生もこれまで少なく、日本に上陸する台風も少なかったことも異常高温に影響しているとみられる。
 この異常高温、暑さをエネルギーに変えることができないものかと思うが、沖縄の東海面では30.7度もあったといわれて、高温気温、海温をエネルギー化して活用することができないものかとここまできたら期待もしたいところだ。

 (4)季節も9月に入り、まだまだ厳しい暑さは続くものとみられるが、政治の季節を迎えても既得権益独占でこちらの方は熱もすでに醒めて政治を変える時、機会を失って、相変わらず国民感覚とズレた分断した派閥力学復活政治が続くことになった。

 政治が理念、思想、主義、信条の相互理解では目的を実現できないとして、力による強圧ですみやかに結果を求めるわかりやすい極右、右翼化が世界の潮流になっているが、時代の巻き戻しでこれでいいというわけにはいかない。

 (5)新型コロナ感染流行拡大世界の中で、今年10月のノーベル賞はどこへ向かうのか、村上春樹さんの壁をすり抜けるシュール・リアリズム(surrealism)がコロナ時代、社会の中で期待を込めて評価されるのか。

 

 

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