いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

不思議な結びつき。 magical mystery link

2020-12-08 20:56:44 | 日記
 (1)12月8日は79年前、日本が欧米連合国との第2次世界大戦を開戦した日であり、40年前にはニューヨークでジョン・レノンが凶弾に倒れた日だ。
 第2次世界大戦は広島、長崎に原爆が投下されて一瞬にして10万人以上の国民が亡くなるという結末を迎える始まりの日で、40年近くを隔ててともにいい記憶のない日となった。

 今年はコロナ感染拡大第3波を迎えて重症患者が最多となり、病床ひっ迫で医療危機が叫ばれて北海道、大阪が自衛隊に看護官派遣を要請する緊迫した事態となっている。

 (2)ジョン・レノンに戻ろう。ジョン・レノンはビートルズにへきえき、あきあきしていたのは彼の行動からよくわかる。小野洋子と知り合ってビートルズレコーディングに連れ添ってあらわれ、写真でも堂々と公表しビートルズにヤル気が見られない、伝わらないものだった。

 ジョージ・ハリソンにもその傾向、態度はみられて、自然と時代を革命し、独自の音楽史をつくったビートルズ瓦解、崩壊へと進むことになる。

 (3)いろんなビートルズ評伝を見聞きすると、スタジアムでの大規模コンサートで誰もビートルズの歌や演奏を聞くでもなしに大騒ぎする観衆に、コンサート終了後はスタジアムから彼らが護送車に乗せられて退出する様に嫌気をさしたといわれる。

 ビートルズが注目され始めた頃はマッシュルーム・カットに襟なしスーツで伝統英国ではそれは長髪、異端と言われたが、間もなくそれは普通の髪形になり、男性でも肩まで伸びた長髪が若者の全盛となる。

 (4)時代を背景にした流行もあるが、大人の世界には染まらないという若者の社会レジスタンス(resistance)の象徴でもあった。若者誰もが長髪になって主義、主張が埋没して特徴でなくなったのは皮肉な結果だ。

 ジョン・レノンは亡くなるまで長さの多少はあっても長髪で通したが、ジョージ・ハリソン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スターはすっかり大人の整髪された髪形になり、それがまた絶妙にマッチして大人の雰囲気を醸し出していたし、いる。

 (5)革命家ジョン・レノンの「イマジン」は、国境もない、殺し合いもない、宗教もないと思えと説く。夢人と言うかもしれないが今を生きてる人々が皆そう思えばどうかと夢を語った。
 12月8日は第2次世界大戦の開戦と夢人ジョン・レノンの平和を語る死が交差して結び合う不思議な日(magical mystery link)となった。

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