いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

AIと脳と物語と音楽。 AI & brain & tale & music

2020-12-21 20:28:29 | 日記
 (1)人間は想像し、創造する。人間の想像力(imaginative power)、創造力(creative power)はどこからくるのか、脳の働きとの関連はあるようだとは理解できるが、ほとんど各人間にとって違うし、脳の働き、性能というものに本来的な差異、差違があるのか、成長過程での経験、学習が影響するのか、専門的な解析は別にして(解析されてもわからない)脳の働きの本質的なものはわからない闇の中だ。

 (2)脳神経内科でMRIによる脳内断層画像というのがあるが、脳組織に梗塞(こうそく)の痕跡があるとか出血の形跡があるとかはわかってもそこ(脳)からどういう機能、作用で想像力、創造力が発生してくるのかそれだけ(MRI)ではわからない。

 しかし、人間は想像し、創造する。AI時代といわれてこれまでの人間の労働ルーティンの60%はAIに代われるといわれているが、想像、創造、創作となるとAIにとっても「まだ」難題のようだ。

 (3)現在試行されているところでも、AIによる映画の脚本制作ではまず人間が「あらすじ」をAIに覚えこませて(報道)、そこから「起承転結の構成を持ったオリジナルの物語」(同)をAIが作り出すといわれている。

 何もないところ「ゼロ」から物語を作り出すことはできない。未来的にはわからないが、今はまだ人間の世界だ。

 (4)音楽の世界はずいぶん前からテクノ、電子音楽が出現して、制作編集でも電子化コンピューター化が普通だが、バンドのAIによるアルバム作りもあらわれた。メンバーが今まで聴いてきた音楽の詞、曲の膨大なデータベースをもとにAIに設定すると「たくさんのフレーズが吐き出されて」(報道)そこから気に入ったものを組み合わせて曲にするという手法で一部では注目を集めている。

 (5)AIによる芸術、文化の創造、創作にかかわるプロセスはまだ人間の領域内のものではあるが、これまでの人間の領域を超えてあたらしいものを作り出す可能性を示している。人間の脳の働き、作用は常に必要性に応えてあたらしいもの、時代、文化を作り出してきたが、AIが芸術、文化創造でも人間にとって代わる時がくるのか、いずれにしても血の通った言葉、音楽こそが励み、励ましになるものだ。

 (6)政治の世界でこそ惨憺たる現状をみるにつけ、戦争のない平和なAI政治の時代で公平、公正、平等、うそのない政治を実現するというのはどうか。

 

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