いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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国家予算、カネの使い方。 national budget , how to use of money

2020-12-22 20:20:06 | 日記
 (1)国家予算も使わなければならない時には、借金(国債発行)をしてでも使わなければならない。来年度政府予算案が106兆円となり、9年連続の最大更新となった。今年のコロナ社会の影響をひきずっての来年度予算案でやむを得ないところはあるが、それでも今年1年中の3度の大型補正予算での結果であり率直な印象では政府はカネの使い方を知らないという困った感想だ。

 (2)国民投資(税負担)を湯水のごとく使って、成果はどうか、3度の補正予算はコロナ社会という要素はあっても国民全体が苦しい中で国民投資をどう使うかをよく考えなければならないだろう。

 河野行政改革相が進めているのはハンコ行政の廃止に縦割り行政の打破というところで、予算の有効活用、ムダ排除に結びつく行政改革につなげることが必要で、借金財政が拡大する国家予算の使い道、使い方について切り込んでいかなければならない河野行革相の役割だ。

 (3)増え続ける社会保障関係費(全体予算の3割)は一般会計で処理することは限界があり、特別会計枠にして次世代社会を含めて長期的、持続的予算編成、執行でまかなうことを考えるべきだ。

 9年連続で国家予算が最大を更新、増え続ける原因は長引いたデフレ不況の影響はあったのだろうが、安倍前首相が3本の矢のアベノミクス、大胆な金融緩和策で経済回復を果したと自慢していた効果はどうなったのか、国家予算にどう反映しているのか説明がいるだろう。

 (4)毎年の会計検査院での調査で政府機関のムダな税の使い方が指摘されており、そういうものがどう反映されているのか、事業仕分けの点検、検証は必要で結果を国家予算に反映していかなければならない。

 ひとつひとつは小さくても継続、持続することが結果として税の使い方に改革をもたらすもので、100兆円超(国債発行を含めて)の国民投資(税負担)の重さ、大きさを理解、認識した国家予算編成、執行であり、個々の税制改正もいいが税制度そのもの、国家予算の編成のあり方も改革、見直しが求められる。

 (5)国会では決算委員会での予算審議もあるが、そこから予算、税の問題、課題はほとんど見えてこなくて、政治検証をしない日本政治のいいかげんさがそのままであり、結果として国家予算、カネの使い道、使い方(national budget , how to use of money)を知らない政府予算編成、執行につながっていく。

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