いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

日本の波乱のターニングポイント。 turning point of disturbance in japan

2025-01-03 20:48:04 | 日記
 (1)25年石破首相、少数与党にターニングポイントになるのは、まず115兆円の来年度予算案。最後は野党修正案を受け入れて成立という道筋がある。「103万円の壁」非課税額は国民民主178万円、自公123万円で開きは大きい。自民村山幹事長は法案提出までにはさらに上乗せする発言もあり、大幅税収減回避で123万円にこだわる同宮沢税調会長との党内調整が問題になって党内混乱はある。

 (2)今年の重大なターニングポイントになるのが、紙ベースの健康保健証がマイカに代わる変更だ。紙ベースの健保証は7月まで延長されたがそこで決着がつくのか、ひもつけデータ不正処理が安全に解消されたのかわからず、今度はマイカと運転免許証との一体化が伝えられてマイカ保健証の全体像の説明がなくわからずに次から次の継ぎ足し行政への国民の不信、不満が大きい。

 (3)7月下旬には参院選も予定されているので国民に不評のマイカ保健証が7月に移行で石破政権にとってはさらに参院選の不安定要素となる。今度はマイカと運転免許証の一体化を打ち出して次々と条件がついていくやり方では政府が一体何をどうしようというのかわからずに、マイカ導入当時から突発的でわかりにくい国民に不評、不満のマイカ制度だ。

 (4)このまますんなりとはいかない今年の重大なターニングポイントだ。来年度予算案、「103万円の壁」で通常国会が停滞するということになれば、自民党内から石破首相交代論も出てきて、そうなれば野党が一本化すれば石破内閣総辞職か解散総選挙ということが考えられてマイカ問題どころではなくなる。

 (5)紙ベースの保健証のさらなる延長は考えられ、政府のマイカ制度の見直しにも迫られる。臨時国会のように野党案丸呑み国会ということなら表面上は問題ないが、長い通常国会ではそれでは自民党内が持たない。石破首相交代の道筋が見えてくる。
 少数与党で通常国会を乗り切るのは大変で、石破首相も臨時国会で補正予算案で共闘した立憲民主党との大連立構想まで可能性を述べており、政権安定なら自公に野党を入れた多数派で連立政権を目指すしかない。

 (6)背景には野党もバラバラで政権交代では一枚岩ではないので自公に代わる政権交代に結びつけられるのかわからずに、主義、主張、理念の対立を残して野党連立政権に向かえば09年民主党政権の二の舞もあり、つまりは4月以降は日本の政治は何が起きて不思議ではない、見えない、見通せない政治状況を迎えることが考えられる。

 (7)夏の参院選がまたターニングポイントで、国民が良識ある正当的な判断、思考、選択をどう示すのかは日本の岐路には重要だ。

 

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