ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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「ドラえもん 第0巻」を読んで

2020-01-21 06:18:42 | 本・音楽
 まさか今になってドラえもんの単行本を本屋で探す日が来ようとは・・・というわけで年末にドラえもんの第0巻を読みました。

 「ドラえもん」の「第0巻」はそこそこ最近発売された単行本であり、主な収録内容としては当時の児童誌である「よいこ」「小学一~五年生」に掲載された「ドラえもん」の第1話、「小学三年生」掲載の第2話、新連載予告、「ドラえもん誕生」となっており、各話の解説や単行本1~45巻の収録作品リストも掲載されています。

 私が知っているドラえもんの1話は「小学四年生」に掲載されていたものしか無かったため、それ以外の第1話は今回初めて読んだのですが・・・

 セワシ「おとしだまに どらえもんをあげる。」
 のび太「いらないよ そんな へんなの。」

 1ページ目からこのインパクト・・・さすがすぎて笑ってしまいました(笑。

 比べてみると同じ「1話」でもひみつ道具が出たり出なかったり、しずかちゃんのバイオリンが上手だったり、ドラえもんの尻尾を引っ張ると姿が消える設定になっていたりと、私が知っている設定と異なる部分もあって、面白く読ませてもらいました。にしても、何でしずかちゃんはバイオリンが下手という設定に変わったんですかね?

ドラえもんは実家に単行本が全巻揃っており、小学生〜中学生ぐらいにかけて弟共々読み漁っていたため、それなりに詳しい自信があったのですが、まだまだ知らないドラえもんがあるんだなぁと思った第0巻でした。

・・・まぁアニメは映画ぐらいしか見なくなったで、あくまでも単行本の範囲内ではそこそこ詳しいというレベルなんですけどね(苦笑。にしても先日、何かのCMに出ていたドラえもんが、そこでも土曜放送をPRしていまして。浸透していないのかなって・・・戻そう?
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調べていたつもりでも・・・

2018-10-09 07:56:50 | 本・音楽
 先日本屋さんに行った時のこと。

 「あ!『ふたりでひとりぐらし』の3巻出てる!最終巻かぁ・・・スグミ良いよね・・・」などと思い手にとって、しばらくあたりの4コマ漫画コーナーを眺めていると、同じ作者さんの「わがままDIY」の3巻も見つけまして。いやー、好きな漫画家さんの作品が一気に2冊も読めるなんて嬉しいなーとか何とか思い、家に帰ってチラリと発行年月日を見てみると、そこには半年以上前に初版が発行されていたという文字が・・・!

 ・・・すいません!半年も発売に気づかずすいません!2巻発売時に「あー、これ1巻から結構間が空いての発売なんだなー」とか思ってしまったがために、発売日を気長に待ちすぎていてすいません!いや本当、好きな漫画家さんだというのならチェックしておけという話ですよね・・・しかも連載10周年でしたか・・・おめでとうございます。

 しかし、ちょくちょく書店の漫画コーナー、というか専らそこら辺しか立ち寄らないはずなのに、何で私は気づけなかったのかと。調べが甘かったんでしょうね・・・でもあちこち回ったら回ったで、現在放送中のアニメの原作が売っていたりと誘惑が本当に多いんですよ。最近は専門のコーナーなんかも設けられていますしね。
 「とりあえずアニメ最後まで見て、続きが読みたくなったら買う!」という精神で何とか押し留めていますが、フラッと買いそうで怖い。買ったらそのままの勢いで翌日次の巻、次の巻と買いに行く未来が見えているから尚怖い。


 とりあえず見逃していないか、既刊コーナーもちゃんとチェックするようにしないとなと思う今日この頃でした。
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90巻分の物語

2018-09-04 08:10:47 | 本・音楽
 「ONE PIECE」の90巻が発売されたので読みました。

 物語はホール・ケーキ・アイランド編を経て世界会議とワノ国編へ。ワノ国では、ドレスローザ辺りから別々に行動していた麦わらの一味が遂に勢ぞろい!・・・となるにはジンベエが足りませんが、概ね集結するようなので楽しみですね。

 世界会議では、懐かしのドルトンさんやドクトリーヌ、ビビ&カルー、しらほしやレベッカといった比較的最近ルフィと知り合った者たちも含めて一堂に会する場面が描かれており、改めてこの作品の歴史の長さを感じました。あとビビとレベッカ、しらほしの交流良いよね・・・あとレベッカが「コビーさん」から「コビーくん」に呼び方変えるのも良い。
 また、彼ら彼女らや国に関する豆知識が本編中に掲載されており、コミックスの合間にはコビーやヘルメッポ、CP0となったルッチたちはルフィとどういう関わりがあったのか、その時のストーリーが紹介されていました。

 思い返すとインペルダウン編でも、本編中でバギーやクロコダイルの悪魔の実の能力解説がありましたが、長らく読んでいる身としては「え、スナスナの実の能力解説とかいる?」と思いつつも、考えてみればその時ですらアラバスタ編から結構時間経ってましたし、90巻ともなれば尚更。ビビ初登場やドラム島編なんて10巻代の出来事ですからね(笑。
 90巻もある作品を全巻追うというのは大変でしょうから、振り返りの意味でもこうした紹介はありがたいなーと。

 しかし90巻・・・90巻ですか。私も一番最初から読んでいたわけではないですし、映画がデジモンと同時上映じゃなかったら触れる機会があったかどうかもやや疑わしいところですね(汗。当時は漫画=コロコロのイメージが強かったですし、ONE PIECEどころかジャンプそのものを読んだこともありませんでした。
 それがたまたま映画を見て、アニメを見るようになって、ドラム島編あたりからコミックスに手を出すようになって・・・というところから、あれよあれよと80巻も物語が過ぎ、今では90巻。友達とエネルの能力についてあーだこーだ話したのも随分と昔のことになりました。

 「アニメはアーロン編あたりだったなー」
 「コミックスはドラム島編だったかなー」
 「あの単行本、今は無いあの店で買ったなー」
 「あの単行本、飲み物で汚しちゃったっけなー」
 「メリー号との別れは人目を気にせず泣いてしまいそうだったなー」
 「ハンコックとの出会いのあたりは電車の待ち時間で読んだっけなー」
 「カタクリとのバトル良かったなー」
 ・・・などなど、漫画を振り返ると、その時々の学生時代や出来事なんかも合わせて思い出します。まぁここ最近は会社勤めということに変わりは無いので、なかなか以前のようにその時々の出来事と合わせて思い出すことは少ないですが、それでも楽しく読ませてもらっています。


 これから先、何巻続くか分かりませんが、最後までじっくりと楽しく読ませてもらおうと思う今日この頃でした。
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キャプテンだったり、ひみつ道具だったり

2018-06-21 08:03:31 | 本・音楽
 ドカベンって単行本200巻以上出てたんですね・・・46年も連載してるとそれくらいいくのか・・・通しで見ていたわけではないのですが、実家にピンポイントで単行本があります。あと、ルールブックの盲点の時に買った文庫本が1冊と、パワポケで「殿馬」という選手を作った記憶が・・・

 そんなわけでドカベンに関しては本当にごくごく一部しか知らないのですが、一方で「キャプテン」という漫画は、全巻ではないですが、読んだことがありました。
 野球の名門中学から転校してきた主人公・谷口。周囲から期待されるものの、実は2軍の補欠。しかし努力の積み重ねでキャプテンとなり、そのキャプテンが丸井、イガラシ、近藤へと受け継がれていく漫画です。個人的にはイガラシが好きなキャラクターだったということもあり、イガラシ編については何度も何度も読んでましたね。一方で近藤編についてはしっかり読んだか記憶がおぼろげで・・・(汗。

 あとは未来の世界における野球漫画「ドラベース」も一時期読んでたなぁ・・・と。これまた途中でコロコロを卒業してしまったがために全巻ではないです(汗。「Wボール」「WWボール」「WWWボール」「Worldボール」といった変化球が印象的で、特に「WWWボール」の名称はめっちゃ好きでした。 

 他にもコロコロだと「ミラクルボール」があったり、何か破天荒な監督のもとで野球をする漫画があったような気がしますが・・・タイトルなんだっけか。

 昨年は久々に「おおきく振りかぶって」のアニメを見直したこともあったっけ・・・ということを考えると、私は野球部でもなかったですし、野球が大好きというわけではないのですが、何だかんだで野球漫画には少なからず触れてきていたんだなーと。
 一方でサッカー部だったのに、サッカー漫画を読んだ記憶があまり無い・・・コロコロに実在するサッカー選手の漫画があったような気がするけどそれぐらいか・・・?


 サッカーも盛り上がっているようですし、私もチラッとは見ていましたが、前半終わったあたりで眠気に負けるあたり、ニュースで結果を知ることになるんだろうなと思う今日この頃でした(苦笑。
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ひみつ百科⇔単行本

2018-05-11 08:16:19 | 本・音楽
 先日実家に帰った際に引っ張り出してきたのが、こちら。「最新ドラえもんひみつ百科」です。

 1996年から1999年にかけてコロコロコミックで連載されていた漫画であり、毎回テーマに沿ってドラえもんやドラえもんの映画作品、ドラえもんのひみつ道具が紹介されています。
 舞台は20世紀。主人公は寺尾台校長の先祖である寺尾台ヒロシ少年。ひょんなことから20世紀にミニサイズでタイムスリップしてしまった王ドラとドラ・ザ・キッドはヒロシ少年を手伝って、ドラえもんのことやひみつ道具についてあれこれ教えつつ、コミックスの宣伝も忘れない・・・といった感じです。

 この漫画が当時からとにかく好きでして・・・というのも、今でこそ実家に帰ればドラえもんのコミックス1巻から45巻が揃っていますが、当時は親戚が持っていた20巻前後ぐらいまでの単行本しかなく、それ以降の話もひみつ道具もまるで知りませんでした。多分、1998年頃から兄弟して単行本を揃え始めた気がするんですよね・・・なので見たことの無い話が載っていたりすると、どんな話なのだろうと気になっていました。

 単行本が揃った後でもちょいちょい読み返してましたし、この本の他にも文庫本くらいのサイズでひみつ道具が沢山載った本などを読んでは心躍らせていました。

 今回改めて読み返してもその面白さは色あせておらず、「こんな道具もあったなぁ」と、またドラえもんが読みたくなる漫画です。作中でたびたび行われるコミックスの宣伝効果は確かにあったと思います(笑。
 ひみつ百科で単行本を検索して、単行本を読んで「あの話はどの巻だったか」と思ってまたひみつ百科を開く・・・懐かしい日々です。
 
 もう20年以上前の本ではありますが、またこういった感じでひみつ道具等の紹介本があればなぁと思う今日この頃です。ひみつ道具の魅力を知るには原作・アニメ・映画などを見るのが一番だとは思いますが、辞典的な感じで、こう・・・
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ViVidな8年6ヶ月

2017-12-29 07:59:49 | 本・音楽
 「魔法少女リリカルなのはViVid」の最終第20巻を購入しました。

 前巻から続くなのはVSヴィヴィオの決着、新たな一歩を踏み出したアインハルト、そしてヴィヴィオや友人、ライバルたちのこれから・・・それらが描かれた20巻でした。
 後書きによれば連載開始から終了まで8年6ヶ月という長丁場だったようで。そういえば最初に買った頃はちょうどなのは3期を見終わったくらいの大学生だったことを思い出しました。ViVid1巻を手に取ったあの日・あの本屋のことは今でも鮮明に覚えているくらい、印象深い漫画になったと思います。

 初めのうちは笑顔を見せず、どこか暗かったり寂しい顔を見せることが多かったアインハルトが、ヴィヴィオたちと触れあい、拳での語り合いを経て笑顔を見せた瞬間はとても印象的でしたね・・・あれからも3年というのがあっという間だったように感じます。
 個人的にはアインハルトも好きなのですが、リオ・ウェズリーがずっと好きでした。そのため、ハリーVSリオ戦は、ヴィヴィオVSミウラ戦と同じくらい好きな話です。あの話も5年以上前とかマジっすか・・・と、振り返るたびにここまで時間の流れの早さを痛感する漫画もそうそう無いかもしれませんね(苦笑。大学生から社会人になる頃に買った漫画だから、より一層そう思うのかもしれません。

 メインであるヴィヴィオとアインハルトのみならず、友人であるリオやコロナ、Strikersから登場したノーヴェの良いお姉さんっぷりや、明るくはっちゃけるルーテシア、八神一家の愛弟子たるミウラの活躍などなど・・・最初のうちこそ既存メンバーの活躍も多かったですが、いつしかViVidから登場したメンバーだけでもかなりの大所帯となり、だいぶ賑やかな感じになっていました。8年6ヶ月の積み重ねがあったからこそ、ヴィヴィオは最後に立ち上がれたんだろうなって。
 時折暗い話も見受けられましたが、暗くなりすぎず、それもまた鮮やかな色の一つとして受け止めて前に進んでいく様が描かれていたと思います。

 終わってみれば全20巻。最後まで楽しく読むことができました。これまでいくつかの漫画の最終巻は読んできましたが、やはり移り変わる時期に買った印象深い漫画ということもあって、一際「終わった」というのを強く感じさせられます。本当にありがとうございました!
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何度も読むか

2017-12-04 08:22:10 | 本・音楽
 先日、大掃除というわけではないですが、手持ちの漫画本を結構な数整理しまして。

 目に付いたらあれも!これも!といった感じで買ってはいたものの、どうにも数が多くて本棚に収まりきらない。押入れには他のものも入れなくちゃいけないし、実家にだって制限はある。そもそも実家にまであの荷物を持っていくのは結構な重労働・・・

 そんなわけで「この本はこの先も読み続けるか」という点に絞って、あれこれ整理しました。いや実際、何らかの拍子で読み始めたら、前後合わせて止まらなくなることは多々あるので、絶対に読まない本というのは無いんですけどね。比較的読む頻度が高い本と、そうでない本、押入れにしまったままの本ということで区別して、惜しみながら整理しました。まだ連載中のものもありますが、アニメも終わってるし、この先ずっと読むかどうか・・・となると考えてしまったので、だったら整理しようということに落ち着きました。

 まぁ整理した後に、わかってはいたものの「やっぱり読みたくなる」という気持ちが付きまといますね(苦笑。あと、整理し忘れた巻が見つかったり。「あの本は残しておいても・・・」とか言い出すと、絶対に収集がつかなくなるのでそこは割り切るしかなかったです。
 整理したらしたで「まだ物が置ける」とか思ってしまいそうなので、「買えることは買えるし、興味もあるけど、今後も読み続けるかどうか」というのを考えたうえで購入していかないとなと思う今日この頃でした。

 ・・・そして、その後その古本屋に行くと、大体決まって「これは俺の本だろうか」とか思いながら見て回るまでがワンセットです。
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懐かしの推理

2017-11-01 06:22:33 | 本・音楽
 いつの頃からか、「サンデーうぇぶり」で名探偵コナンが毎日1話ずつ配信されています。更新された最新話のみ無料で配信されているので、思い出したら読んで懐かしさに浸っています。

 最近は服部初登場や、コナンが初めて新一に戻った10巻付近の話が毎日配信されていたため、「あぁ、この見開きのコマ懐かしいなぁ」とか「不調を押して推理を披露して真犯人を言い当てる新一カッコいい!」と思った記憶が呼び起こされています。50巻ぐらいまでは読んでいましたが、もう大分前に手放してしまったので、なかなか今から全巻買い戻すというのも難しく、こうした読み方もありかなぁと思ったり。でも出来れば実物を手元においておきたいジレンマ。

 この話に限らず、コナンがピンチに陥る話は結構印象に残っていました。コナンがいれば何とかなる!という安心感が・・・まぁ、行く先々で事件が起こるのを果たして安心していいのかはともかくとして・・・コナンが何とかしてくれるという安心感があるため、古城や洞窟の事件でコナンが不在、残るは少年探偵団だけというシーンは印象深いですね。あとは服部に正体がバレるシーンだったり、灰原初登場だったり・・・本当、記憶が最初の方というか大分前のものしかないなぁ(苦笑。

 そういえばこの頃はまだサンデーやジャンプの存在を認識していなかった頃だと思います。月曜夜のアニメタイムでサンデーの存在は知っていたかもしれませんが、本屋さんでサンデーを手に取った記憶はありません。サンデーで初めて読んだのは・・・多分ガッシュで、ゾフィスと1000年前の魔物たちがいる古城に突入しようとする話だったと思うし、ジャンプはワンピースでルフィVSクロコダイルの1回戦だったかと。

 ともあれ、今後もなるべく毎日読んでいきたいと思います。
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完結済みの未完結

2017-10-21 08:58:30 | 本・音楽
 昨晩は「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」が放送されていたそうで。映画版はどうにも馴染めないところがあるのでまともに見たのは1作目ぐらいですね・・・

 「アズカバンの囚人」は原作第三巻。個人的にはこれと続く第4巻「炎のゴブレット」の盛り上がりがとても印象に残っています。第一巻の「賢者の石」で引き込まれ、第二巻の「秘密の部屋」で仲間のピンチにハラハラさせられ、そこから第三巻でのシリウス・ブラック登場!新たな箒の登場なども相まって、読んだのは大分前ですがかなり面白かったように記憶しています。

 で、そこからの第五巻、第六巻なんですが・・・正直何があったか大分うろ覚えです(汗。一応熱中して読んだ記憶はあるのですが、個人的に第三巻ほどの盛り上がりを感じられなくて、結局何だかんだで最終第七巻は今に至るまで読んでいません。正確には、実家にある弟の本をチラッと読んだぐらいで、全編通してちゃんと読んではいません。じゃあ今後読むかと言われると・・・六巻まで付き合ったのだから後は最終巻を読むだけなんですけど・・・うーん(汗。完結しているのに、私の中では未完結のままで終わってしまいそうです。

 それにしても、中学~高校時代はハリー・ポッター関連の書籍をいくつか集めていたなぁと。用語集や人物紹介といった読書の助けになる本や、公式の関連書籍だったりとあれこれ読んでいました。確か「炎のゴブレット」に関しては原語版も購入して、何かを片手に読んでいたこともありましたが、大分最初の方で読むのを諦めた記憶があります(苦笑。
 当時書いた小説は今思い返してもハリー・ポッター(と星新一さん)の影響受けすぎとかいうレベルじゃないですし、ゲームボーイカラーのゲームも買ったりして・・・当時は大好きでしたし、読まなくなった今も嫌いというわけではありません。
 そんな風に好きだったからこそ、自分の中でのハリーやホグワーツのイメージが固まってしまっていて、故に映画版が受け入れがたかったのだとも思います。


 中学生の頃に第一巻を読んだ時と、大学生の時に第六巻を読んだ時のことは、今でもうっすらと覚えています。寝る間も惜しんで読んでいたなぁと思う今日この頃でした。
 今だと・・・「境界線上のホライゾン」は寝る間も惜しんでというか、一日かかっても今積んでいるものは読みきれない気がしてなりません(汗。
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古典部の書き下ろし

2017-10-17 08:16:10 | 本・音楽
 先日フラッと本屋に立ち寄った際、古典部シリーズが並んでいるのを見かけまして。そういえば実写映画もそろそろだしなぁと思いつつ眺めていると「米澤穂信と古典部」という本を発見。

 時折見かける「○○大研究!」「○○の謎に迫る」みたいな本かなーと思ったら、米澤さんへのインタビューを初め、古典部4人の本棚公開、読者からの質問、アニメで千反田えるを演じた佐藤聡美さんなどからの質問、<古典部>シリーズの部活等についての資料、そして書き下ろし新作である「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」が読めるということで、あっという間にその本を手にとってレジに向かっていました(笑。

 まだ全ては読みきれていませんが、とりあえず書き下ろしを読むことに。帯には「<古典部>新作50枚収録」とあるのですが、「50枚」ってのは原稿用紙50枚ってことなんですかね?私はあまり目にしない表現だったので新鮮でした。実際は上下2段で18ページほど。それでも読み応えは十分です。
 内容は「ふたりの距離の概算」に登場した古典部の後輩・大日向が登場し、大日向や奉太郎たちの中学で配られていた「読書感想文の例文」を今後の国語の参考とすべく古典部で読む、というもの。そこには「H・O」という人物の例文が掲載されており、公開されたものだからとH・Oは例文の読み回しを認めるわけですが・・・

 O・Hが題材に選んだのは「山月記」と「猿蟹合戦(芥川龍之介)」。故に「虎と蟹」がタイトルに入っているのはわかるものの、そこに何故「折木奉太郎の殺人」という物騒なタイトルが加わっているのか・・・
 今回の一件は省エネ主義からはかけ離れた相当大変なことのように思えますが、奉太郎にとってみれば、それは「やらなくてもいいこと」ではなかったんだなと感じられて微笑ましかったです。
 それにしても、これに気がつく千反田が凄まじい。確かに読んでいて「ん?」と思うところはあったけど、それに気がつくのなんて本当に千反田ぐらいのものじゃないでしょうか。また、千反田が何かに気づいたのを察した奉太郎が「よりにもよって千反田が!」と動揺しているのも印象的です。「よりにもよって」とつくあたり、せめて千反田にだけは気づかれたくなかったとも考えられますし、相当千反田を意識していたのだなぁ・・・と。


 短いながらも面白い書き下ろしでした。また、インタビューによれば今後は古典部の夏休みや修学旅行も書きたいとのことだったので、そちらにも期待です。


 にしても「古典部の本棚」かぁ・・・昔「長門有希の100冊」という企画があって、そこにあった「十角館殺人事件」や「有限と微小のパン」を読んだっけ。今回公開された4人の本棚を参考にして、新しく何か読んでみようか。さしあたっては実家にある本が一冊あったので、それからかな・・・
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