ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第13話(最終回)「響け!ときめきーー。」

2022-06-25 23:41:30 | 2022年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第13話(最終回)「響け!ときめきーー。」

 自らがスクールアイドルのファンであり、ファンと共にあり続けた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。ライブ会場に届けられたフラワースタンドやイラストの数々は、改めて大勢のファンに支えられていることを感じさせられますね。
 最終回は、そんな彼女たちが迎えた1stライブの一部始終が描かれていました。「最高」。この一言に尽きると思います。

 圧倒的存在感で開幕から一気に客席を魅了する嵐珠。みんなと仲良くなれて本当に良かった…
 嵐珠からバトンを受け取り、会場を可愛さで溢れ返させるかすみん。10話の可愛さは永久保存版です。
 穏やかな雰囲気で会場を安らぎの空間へと変える彼方ちゃん。優しく頼もしい、みんなのお姉ちゃんっぷりが素敵でした。
 気持ちは遠く、故郷のスイスにまで繋ぐことが出来たエマ。頬に手を当てるシーンが最っっ高に可愛い!
 璃奈ちゃんボードの不調を見事に乗り切った璃奈ちゃん。彼女の心は確かにみんなと繋がっていました。あの演出はズルいって…!
 璃奈ちゃんとファンの凄さを肌で感じ、自身も思いのたけを歌い上げたミア。心の底から楽しんでいる感じが伝わってきて、こちらも楽しくなります。
 熱気に包まれた会場を、静かに、そして高らかな歌声で一気に自分の世界へと染め上げた果林先輩。ここで果林先輩を挟むってのが分かり過ぎている…
 からの、DiverDivaの相方である愛さん登場!2期の愛さんは1期以上に可愛さ満点でした。
 栞子がカッコよく歌い上げているところへ、嵐珠、ミアと3人のステージを披露!ユニット曲もまたいずれお目にかかりたいものです。
 サプライズでは負けていられないと思ったのか、しずくも負けじと「大女優」としてファンを魅了。
 続くせつ菜は、カッコよく、そして可愛く、熱く。大好きを歌い上げるその様はいつ見ても素敵です。
 そしてソロのトリを飾るのは、歩夢!彼女が見せた笑顔は、今までで一番素敵な笑顔でした。幕間映像で語っていた「少しでもみんなに元気や勇気をあげられる笑顔」そのものだったと思います。


 ……で、ステージだけでも十分涙腺刺激されたってのに、ここからの展開がもうエモくてエモくて……
 正直「最終回だし、もしかするとステージに立って歌うのではないか」。そう思っていました。でも、違いました。歌って踊るのが「スクールアイドル」の全てではない。誰かにトキメキを与えられる存在。それこそが「スクールアイドル」なのだと。そう感じたシーンでした。最初は照れくさそうにしていたものの、この後「私たちがいるから!」という発言からも、彼女の心境の変化が伺えます。良いなぁ、こういうの、良いなぁ……!

 そして締めくくりは「Future Parade」!1期は「スクールアイドルフェスティバル」の締めくくりとして、各々ソロ衣装で同じ想いを歌い上げていましたが、今回は「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」としての1stライブであるためか、共通衣装!
 それぞれのソロ曲の背景と共に披露されるソロパートに、同好会としての思い出の日々。そして「夢の虹はいつも、胸の中僕らを繋いでるから」のとおり、距離を超えて広がり、繋がっていくトキメキ……こんなん泣かないわけないんだよなぁ……バッチリ目に入ってくる栞子の八重歯や、左手をマイク代わりにするミア、合間に挟まるかすみんのネクタイを締めるかすみん、そして璃奈ちゃんの表情などなど……本当に良いものを見せてもらいました。EDの入りも完璧でした……


 さて、感動の最終回を迎えた本作でしたが、不思議と「これで終わり」とは感じませんでした。むしろ、ここから新たに何かトキメキが始まっていく。そんな期待を持たせる展開には胸が躍りました。敢えて3年生たちの卒業には触れず、今からでも楽しいことは出来るし、色んな思い出は作っていける。かけがえの無い今を大事にしていこうとする姿勢は、寂しさではなく、心地良い余韻をもたらしてくれました。

 嵐珠、ミア、栞子と、過去に囚われていた彼女たちとの新たな日々が描かれた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期は、1期に引き続きとても素晴らしい作品でした。
 トキメキは、人と人とを繋ぐ虹の架け橋。せつ菜のトキメキが、かすみんたちへ、そして歩夢と侑ちゃんに伝わり、再びせつ菜へと繋がり、嵐珠たちへ。そして今度は「あなた」の番。私が本作で感じたトキメキが、こうして感想を書くことで、誰かに繋がっていけば良いな……と。

 
 2期全13話。スクールアイドルとは何か。スクールアイドルであり、ファンでもある同好会に出来ることは何かを描いた本作は、改めて本当に、心から、最高に楽しかったです。願わくば大きなスクリーンで出会えることを期待しつつ、閉じたいと思います。ありがとうございました!
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2022年春アニメの感想 その1

2022-06-21 07:42:50 | 2022年アニメ
 春アニメもぼちぼち最終回を迎えつつあるので、感想を。


・阿波連さんははかれない
 阿波連さんの行動を深読みし、様々な展開を想像するライドウくんが面白かったですね。個人的には第10話の着ぶくれからのタマネギの件がツボでした。直前に意味深なシーンがあってからの、あの流れは想像出来なかったうえに、想像力があまりにも豊かすぎじゃね?
 そんなライドウくんですが、ここぞという時にはカッコイイところを見せてくれましたね。いつもは口を小さく開けて喋る阿波連さんも……というのも印象的なシーンでした。そこからまさか、マタンゴじみたタピオカのゆるキャラを見せられることになろうとは。
 ライドウくんの想像力の豊かさと、阿波連さんの突飛な行動が相まって、次に何が来るか分からない楽しさがある作品でした。最終回のEDの入り方は、シチュエーションも相まって染み入りましたね。

 にしても、阿波連さんの家族であるれんちゃんには驚かされたなぁ……CVを担当された久野美咲さんといえば幼い女の子を演じるイメージがあったので、「さすが久野さんだな!」と思いながら見ていたら「え……え!?」と混乱させられることになろうとは。声優さんの印象を上手いこと逆手に取られた感じがする……ああいったキャラも出来るとか、無敵じゃね?

 続きがあるとすれば、後半存在感を放ち始めた石川くんと佐藤さんの関係も気になるところですね。


・乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
 前半は比較的明るく、主人公リオンがイケメンたちを煽りまくる形で進んでいきましたが、後半は割とシリアス寄り。ヒロインであるオリヴィア、アンジェリカとの和解に思いのほか時間がかかった印象を受ける一方、戦況変化はやや駆け足気味に感じる部分もあったため、正直後半の展開はあまり楽しめなかったです。
 しかし、嫌われ者だが実力はあるリオンだからこそ敗北したイケメンたちが良い方向に変わり始める様や、オリヴィアの告白シーンなどは印象的でした。最終回で戦った強敵をとことん煽り尽くす様は本領発揮といった感じを受け、見ていて気持ちよかったですね(苦笑。

 で、本作で一番気になったキャラクターは……そう!第6話でその可愛さを存分に発揮した王妃ミレーヌ様(30代・人妻)です!全体を通しての出番はさほど多くなかったですが、慌てる仕草が可愛い、リオンの告白に真っ赤になる、それでいて息子のダメな点はきっちり叱る……この話だけで十二分に魅力的なキャラクターだと伝わってきました。リオンが「学園の獣みたいな10代よりも、お淑やかで可愛い30代の方が最高だ!俺は人間と結婚したいんだ!」という切実な想いも印象的でした。
 また、続く7話で登場したクラリス先輩も、問題解決後は当初の印象とだいぶ変わったため、印象に残るキャラクターでした。
 続きがあるのであれば、ミレーヌ様やクラリス先輩の出番がもっと見たいなーと。


 今のところはこの2作品の最終回を見ました。他の作品もまたいずれ。
 そういえば「パリピ孔明」はラップ対決終了後から見なくなりました(汗。同じくラップが披露された「かぐや様」と「阿波連さん」と比べて、どうにも乗り切れないというか、真剣過ぎてついていけない感じ。見ていて楽しさが感じられなかったので……

 一方、思ったよりもハマっているのが「くノ一ツバキの胸の内」です。おっとり優しく可愛いモクレン、クールな努力家かつ世話焼きお姉さんのベニスモモ、自分より可愛いものを見ると泣き出しちゃうヒナギクをはじめ、どの班も良い感じにバランスが取れていて魅力的な子ばかりであり、話も分かりやすいため気軽にサクッと見れるのも良い感じ。
 直近だと「もて術」を披露するモクレンの可愛さが尋常じゃなかったですね……ただでさえリンドウから「モテそう」と評されていたのに、あんなことされたら猶更モテるに決まってます。ヒナギク卒倒レベルの可愛さでした。
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第12話「エール!」

2022-06-18 23:04:46 | 2022年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第12話「エール!」

 改めてラブライブに出場しないことを決めた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。しかしそれは、ラブライブとは無関係であり続けるということではありませんでした。仲間で、ライバル。ライバルで、仲間。同じスクールアイドルを愛する者を応援するために、同好会だからこそ出来るラブライブへの関わり方を見せられた瞬間、思わず涙がこぼれてしまいました。「無観客」は「応援してくれる人がいない」とイコールではない。例え遠く離れていても、エールは伝わる、伝えられる。
 「好き」という想いは、学年も、部活も、学校も、国すらも超えて誰とでも繋がることが出来る大事な想いだと感じさせられた瞬間でした。
 
 その応援の立役者となったのが、彼方ちゃんでした。いつも眠たそうにしていながらも、常に周囲に気を配る、頼れるお姉ちゃん。遥ちゃんのこととなるとテンション上がりまくる様や、袴&ポニテという最高に可愛い姿も披露。そして進路に迷っていた歩夢と侑ちゃんの背中を押す優しさよ……彼女が押してくれた手のぬくもりもまた、2人の背中にしっかりと残ったことでしょう。それこそ、彼方ちゃんたちが卒業した後でも。
 エマが果林さんの手を取り、果林さんがファーストライブを提案し、そして彼方ちゃんは歩夢たちの背中を押す。終盤に来て、3年生組が色々と活躍するのは良いですねぇ…


 これまで互いの背中を押しあってきた歩夢と侑ちゃん。しかし今回は2人とも進むべき道を迷っていました。「夢を真剣に追い求めるなら、同じ場所にいられなくなる」第1話の嵐珠の言葉がここで活きてくるのが良いなぁ……今の嵐珠だけではなく、登場初期の嵐珠すらも否定せず受け入れていくスタイル、最高です。
 彼方ちゃんからのアドバイスを受け、先に自分の目標を告げたのは歩夢でした。しかも、侑ちゃんに背中を押してもらおうとするのではなく、自らの決意を述べるとは!ここの歩夢、めっちゃ可愛かったですね!
 思えばスクールアイドルをやりたいと言い出したのは歩夢自身でしたし、このいざという時の積極性、思い切りの良さが彼女の魅力なのだろうなと。夢に向かって歩みを止めない……改めて「歩夢」の名が彼女にはぴったりだと感じたシーンでした。
 

 同好会初のソロライブのキャッチコピーは「with You」。侑ちゃんがとんでもないことをしていましたが……次回のライブはどうなってしまうんだ……嵐珠、ミア、栞子にも動きがあるみたいですし、もう今からワクワクが止まりませんね!
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第11話「過去・未来・イマ」

2022-06-11 23:19:01 | 2022年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第11話「過去・未来・イマ」

 「にゃんにゃん」が「わんわん」って、「22点が11点になる」ってこと…?かすみん……?まぁ、可愛いから良いか!(笑。

 それはそれとして、今回は……エマの「昨日や明日のことで悩んでたら、楽しい今が過ぎちゃうよ」、彼方ちゃんの「毎日、今を全力で楽しんでいけば、きっと、さみしいだけじゃない未来が来てくれると思うよ」。2人の言葉に集約されていたと思います。

 
 さて前回ラストでかすみんが騒いでいたのは、同好会が部に昇格するという噂が流れているとのこと。が、噂は噂。そもそも部への昇格は希望制。公式大会出場だけが全てではないとして、今は目の前のテストに向かうことに。まぁそれは他のシリーズでやってますしね。今更「ラブライブ」を目指します!優勝しました!って言われても違和感しかありません。

 しかしそう簡単に割り切れる話でもなく。かすみんが部の将来を思う一方、せつ菜は嵐珠が出場したかったのではと気にかけていました。「ラブライブに出場しない」と決めた当事者でもありますからね。ですが、それは嵐珠たちにしてみれば「過去」の話。言い方は悪いですが、関係のない話です。それに嵐珠たちを巻き込んでしまっても良いのかという戸惑いが、せつ菜には少なからずあったのではないでしょうか。
 せつ菜に対する嵐珠の答えは「今」の自分を正しく評価しているものであり、それを聴いた愛さんたちが嵐珠の「未来」に想いを馳せ、共に歩んでいこうとする姿勢が素晴らしかったですね。2期は愛さん株が爆上がりですよ……
 「最高のスクールアイドル」になる未来のためにも、嵐珠は仲間と高め合い、ファンと一緒になれる方法を模索中。歩夢たちと楽しそうに会話する嵐珠がとても可愛らしく、見ているこちらも笑顔になってしまいます。良かった、本当に良かった……

 また、ミアや栞子も未来へと向かって歩き出しており、特に栞子は生徒会長に立候補するとのこと。
 ここで栞子に席を譲ったり「後を託す」展開にせず、栞子の叶えたい未来を創るよう背中を押す展開がこれまた熱いですね!「中川菜々の後継者」ではなく「三船栞子」個人としてやりたいことをやる、というのは、同好会が大事にしている個性の発揮にも通じるところがあります。

 部への昇格に関してもいつまでも思い悩むことを良しとせず、スパッと決めるタイミングを自ら作ったかすみんがカッコよかったですね。口先だけの部長ではなく、同好会の方向性や予算申請など、きちんとやることをやるからこそ、皆もかすみんを部長として認めているのでしょう。「同好会」を「部未満のグループ」として捉えるのではなく、その言葉の意味も含めて大事にしようとする結論も素敵です。


 そして、一人思い悩む果林さん。気づけばあっという間に季節は冬。一緒にいられる時間も残りわずか。同好会を最初に離れてしまうことへの寂しさを抱えていました。誰よりもクールに見えて、みんなと同じくらい同好会が大好きな果林さん、良いよね……
 そんな果林さんに告げられたのが、冒頭のエマと彼方ちゃんの言葉でした。口には出していませんが、2人も少なからず果林さんと同じ想いを抱いていたことでしょう。同じ3年生である2人が言うからこそ、説得力が増す言葉でした。前回ラストの花火もそうですが、最終回や卒業が近いというのに、虹ヶ咲は「さみしい」と感じるのを忘れさせるくらい「楽しい」を与えてくれますね。きっと最終回も大いに楽しませてくれることでしょう。

 また、歩夢と侑ちゃんにも何やら動きが…?侑ちゃんはまだ予想がつきますが、歩夢のアレは一体……?同好会宛に来たってことは、ファンからのはず。次回のサブタイトルを考慮すると、海外のファンに向けたエールを送るのか、はたまた海外に旅立ってしまうのか……あれこれ考えられますが、歩夢新曲もあり得そうな気がするところで、また次回。
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第10話「かすみん☆ワンダーツアー」

2022-06-04 22:55:50 | 2022年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第10話「かすみん☆ワンダーツアー」

 俺の部長が開始1分で最強に可愛い件について。

 さて遂に正式加入を果たした栞子、嵐珠、ミア。そんな彼女たちをお迎えしつつ「かすみん部長化計画」を進行するべく、リーダーシップを発揮するかすみん。笑っても泣いても叫んでも全てが可愛い。中でも照れてる様が抜群に可愛かったですね!悪だくみは空回り、けれども結果的にみんなから頼れる部長として認められるかすみんが大好きです。私を虹ヶ咲に引き込んだスクールアイドルの魅力は2期でも健在でした…

 もちろんかすみんのみならず、歩夢たちの可愛らしさも引き出されていました。
 侑ちゃんに「あーん」をしたり「奇麗だね、月」とサラッと告白めいたセリフを告げる歩夢、髪をおろした愛さん、エマと並んで美味しそうにスイーツを食べるせつ菜、1日目の私服がとにかく似合っているしずく、トウモロコシをもむもむする璃奈ちゃん、野球好きな一面を見せたミア、枕持参の彼方ちゃん、迷子対策が取られた果林先輩、ゴロゴロするエマ、彼方ちゃんと一緒にハートを作る栞子、歩夢に「あーん」をされて照れる侑ちゃん……いやー今回はとてもほんわか温かく見守れた回でしたね……

 そして!密かな願いを胸に秘めていた嵐珠がめちゃくちゃ可愛かったですね!晴れて同好会に仲間入りしたものの、友達とどのように接したら良いか分からないこの不器用さと、栞子とのツーショットの際に見せた子供のように無邪気な笑顔!カッコいい嵐珠も良いですが、こういう可愛い一面ももっと見せて欲しいですね!
 加入が早ければこういったやり取りをもっとたくさん見られたのではと思う反面、色々あったからこその今回だという思いもあるので難しいところです。


 しかし楽しい時間はいつまでも続かない。ラストは線香花火の終わりと共に、3年生である彼方ちゃん、果林先輩、エマとの別れを匂わせる演出もありましたが、そこで暗くなりすぎないのも良いですね。次回は3年生組メイン回のようですが、かすみんが追加の花火を持ってきたように、まだまだ13人の活動は終わらないのでしょう。てっきり侑ちゃんのお願い事は最終回に繋がってくるかと思いましたが、今回の挿入曲になるとは……
 
 2期を締めくくるイベントは彼女たちの卒業式か、はたまた「ラブライブ!」に立ち返るのか。ここに来ていきなり「ラブライブへの出場が決まった」というのは些か唐突ですから、可能性としては「スクールアイドルフェスティバルにおける功績が認められ、特別枠として虹ヶ咲のゲスト出演が決まった」といったところでしょうか?
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第9話「The Sky I Can't Reach」

2022-06-04 07:46:18 | 2022年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第9話「The Sky I Can't Reach」

 今回は遂に嵐珠&ミア加入回!「スクールアイドルはやりきった」と一方的に告げて、スクールアイドルを辞め、帰国する決意を固めた嵐珠。そんな彼女を返すまいと「嵐珠のための最高の曲」作りに専念するミアでしたが、嵐珠の反応は変わらず。

 苛立ちを顕わにするミアの手を優しく包み込んだのが璃奈でした。一見すると大人しめの雰囲気を感じる子ですが、自らスクールアイドルの道を選んだり、ライブをやりたいと言い出したり、これまでもミアに誰よりも近くで接していたりと、思いのほか積極的な子なんですよね。
 かつては歌が大好きだったものの、テイラー家の娘に掛けられた重圧に耐えきれなかったミア。そんな彼女に「ミア・テイラーじゃなくて、ミアちゃんの歌が聴きたいな」「ミアちゃんにもっと楽しんで欲しい。ここなら、きっとミアちゃんが望むものを叶えられる」と手を差し伸べる璃奈……愛さんに引かれ、同好会のメンバーと繋いだ手が、今度はミアに差し伸べられる……彼女の成長を感じる、とても素敵なシーンでした。落ち込んだまま伸ばした手では届かなくても、誰かと手を繋ぎ、立ち上がれば届くことだってある。そんなことも感じられました。

 そこからは同好会のサポートを受けつつ、曲作りに専念。この時のミアの表情が真剣かつ楽しそうなのが印象的ですね。曲作りは歌えなくなったから仕方なくやっているのではなく、音楽が大好きだからこそやっているのだと伝わってきます。
 愛さんの世話焼き彼女感、良いなぁ……と思う中、侑ちゃんだけはベッドの上にあぐらかいて携帯食を加えながらパソコンいじってました(笑。侑ちゃんが時折見せるこの感じ、結構好きです。


 そして帰国寸前の嵐珠の前で披露されたのは、「夢に手を伸ばす」だけではなく「夢を掴む」という確固たる決意。ミアのソロ曲「stars we chase」は何と歌詞が英語!ということで、英語の字幕こそあれ、正直歌詞の意味は把握できませんでした。ですが、言葉は理解出来なくてもミアの決意と覚悟、歌うのが大好きという気持ちは心に伝わってきました。キラキラした瞳が何とも素敵でした…
 また、YouTubeの公式チャンネルではダンスシーンが公開されており、その概要欄には歌詞の和訳が掲載されています。ミアと嵐珠の関係性、彼女への熱い想い、そして「様々な色彩を放つあの星が僕らを照らしてる」という和訳のセンスよ……

 
 ミアの想いを受け取った嵐珠の口から、ソロアイドルになった……もとい「ソロアイドルにならざるを得なかった」理由が明らかとなりました。「与える側」であり続けようとしたのも、「与えられてもどう返したら良いか分からないから」だったのかな。
 実際、これまでにも度々言い方がキツイと感じた場面はありました。嵐珠にしてみれば思ったことを言っているだけでも、言い方一つで険悪な雰囲気にもなりかねない。嵐珠の言葉をまっすぐに受け止めた侑ちゃん、彼女の真意を聞き出そうと一歩も引かなかったエマのように、彼女の言葉を受け止められる人ばかりではないでしょう。

 ここからのミア、栞子、嵐珠を中心としたやり取りが最高でしたね…「過去に囚われたままじゃ、今目の前にいる人の気持ちを踏みにじることになるんだぞ」と、自分自身にも言い聞かせているようなミアの言葉、普段丁寧口調の栞子から発せられた「うん」の一言、「友達」が欲しかったんだなと感じられる嵐珠の問いかけなどなど…
 極めつけは栞子の「これから一緒に頑張りましょう」ですよ!2期から加入した3人で決意を新たにするこのシーンが尊くて尊くて……単に手を重ねるのではなく、互いの手を包み込んでいるのが「一緒」感があって良いんですよ…本当、虹ヶ咲は「応援したくなる」キャラクターばかりですね……

 夢から目をそらし、届かないと諦めた3人が、夢に向かう星々の輝きを受けて再び光り始めた第9話。遂に全員集合!残りあと僅かですが、更に賑やかとなった同好会をしっかりと見届けていきたいと思います。次回はサブタイトルから溢れるかすみん回の予感!ここ最近ちょっと大人しめだったので、思う存分に活躍して欲しいですね!


 …ところで果林先輩、何故ミアに毛布を引っぺがされた時に上着やらスカートやらが飛び散っているので…?まさか疲れたからハンガーにもかけず、そのままほっぽり出して寝たのか…?何にせよ、嵐珠が楽しそうで何よりです。やっぱ笑顔が一番ですね。
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第8話「虹が始まる場所」

2022-05-21 23:27:28 | 2022年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第8話「虹が始まる場所」

 しれっと果林さんの隣をキープする姫乃ちゃん…

 さて、合同文化祭&フェスもいよいよ最終日。流しそうめん同好会を初め、改めて虹ヶ咲の規模の大きさと部活の多様さを感じる展示物がいくつも見られました。改めて、スクールアイドル同好会のみならず、様々な色が集まって虹が咲いていることを実感します。
 かすみんも気合を入れるべく、1期最終回でしずくからもらった髪飾りを装着!OPアクトを担う嵐珠も自信満々!……の一方で、ラストを飾る楽曲を任された侑ちゃんは、曲にあれこれ思いを詰め込めようとするがあまり、煮詰まっていました。

 そんな彼女に寄り添うミア。嵐珠と同じくどこか孤高さを感じる彼女が自ら侑ちゃんに声をかけにいったのは意外でしたね。はんぺんと遊ぼうとしたりと、孤高のように見えて割と世話好きというか、優しい一面もあるのかもしれません。
 ミアと侑ちゃんの会話は階段で交わされており、階下の侑ちゃんにミアが近づいていく形に。作曲家の先輩として上から見下ろすのではなく、同じ位置に立っていたことからも、侑ちゃんに寄り添っていることが伺えます。それでいて、考え込んで動けない侑ちゃんとは違い、ミアは自立しているという対比も良かったなと。

 嵐珠のライブ、ミアとの会話を経て侑ちゃんが出した答えは……
 ここで改めて侑ちゃんが悩みを告白するシーンを振り返ると、彼女の頭にあるのは「同好会」「ファン」「嵐珠への答えを示す」と、肝心要の「自分」が抜けているのが分かります。周りを大事に思いすぎるがあまり、侑ちゃんは一番大事な自分自身が見えていなかったのでしょう。
 自分だけの夢に向かう同好会メンバーはもちろんのこと、「与える側」であり続けようとする嵐珠、「自分」を認めさせようとするミア。同好会メンバー以上に強烈に「自分」を強調する彼女たちの存在、栞子のアドバイスが侑ちゃんにいい影響を与えたのでしょうね。


 そこからはもう一直線!ミアの助けも借りて完成させた、文化祭とフェスの最後を飾る楽曲が披露されることに。震える手で引き始めたその曲とは!……まさしく「虹が始まる場所」に相応しい楽曲でしたね。私はアニメでしか虹ヶ咲を知らないのですが、アニメ以前から虹ヶ咲を応援されていた方にとってはひと際思い入れの深い楽曲なのでしょう。1期で披露された「夢がここからはじまるよ」が「歩夢たちソロアイドルの集大成」だったのに対し、こちらは「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」としての楽曲感がより一層増していました。
 その歌詞が書かれたページの隣には、「夢がここからはじまるよ」の歌詞が。もしかして1期最終回で同好会メンバーが使っていたノートと同じものなんですかね?侑ちゃんはみんなから「夢」をもらっていたんだなと、改めて感じました。

 1期ではみんなの「夢」を支え、「夢」を与えられ、スタートラインに立った侑ちゃん。そんな彼女が、1期の彼女たちのように「夢」に悩み、壁にぶつかりながらも、それを乗り越えて駆け出す様が描かれていた第8話は、紛れもなく「高咲侑」の個人回だったと思います。


 さて、一区切りついたところで気になるのは嵐珠の行方。何やら意味深な表情を見せていましたが……次回はミアや栞子、そして嵐珠が中心になりそうですね。嵐珠はともかくとして、ミアがスクールアイドルになる過程が考えづらいですが、果たして…?
 

 ところで、2期は割としずくと侑ちゃんの距離が近い気がするんですが、気のせいですかね?A・ZU・NA回前編のデートといい、今回の「力、入り過ぎですよ?」といい……1期ならかすみんがいそうな立ち位置にしずくが収まっている印象を受けます。
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第7話「夢の記憶」

2022-05-14 23:17:16 | 2022年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第7話「夢の記憶」

 さて合同文化祭がスタート。他校でのライブ風景はダイジェストでお届けされましたが……果林さん&姫乃、近海姉妹、璃奈&愛さん、2年生組の和風衣装ライブとか超見たいんですけど、どこで見られますか…あと、和服かすみんとせつ菜超好き…

 そんな中、薫子が紫苑女学院のスクールアイドルだったが「ラブライブ」では予選落ちだったこと、栞子がスクールアイドルを目指していたことが明らかに……なんかすっげぇ久しぶりに「ラブライブ」という単語を聴いた気がします。とはいっても「じゃあ薫子が到達できなかったラブライブのステージに挑もう!」とならなさそうなのが虹ヶ咲らしいですね。

 薫子にはスクールアイドルの適性が無かったため、傷ついて終わった。故に栞子は自分の適性を最大限発揮できる生き方、周囲のサポートにこだわり、向いていることだけに全力を尽くす。そうすればみんなに喜んでもらえる……要は他人が傷つく姿を見たくない、後悔して欲しくない。「適性」は、そんな優しさから出てきた言葉だったんだなと。
 ここで虹ヶ咲のメンバーから誰一人として「栞子は間違っている!」という意見が出なかったのが良かったですね。個性を大事にする虹ヶ咲だからこそ、栞子には栞子の考え方があると認めたうえで、後悔して欲しくないからともう一度アタックするという流れが素敵でした。

 栞子に応援されたのだから、今度は彼女を応援するのが当たり前。それに今日はスクールアイドルフェスティバル(みんなの夢を叶える場所)。ならば、栞子の夢だって叶わなければ成功とは言えない。1期最終回のサブタイトルとも上手いこと繋がってきたところで極め付きに果林さんの「やりたい気持ちがあなたにあるなら、それだって十分に適性なんじゃない?」という一言!果林さんも「やりたいと思ったから始めた」人物でしたからね。この言葉と「スクールアイドル」「適性」の繋げ方は見事でした。
また、薫子の言葉も印象的でした。悔しい気持ちを否定せず、それでいてやってよかったと笑顔で振り返る。「悔しさ」と「後悔」を別の気持ちとして描くのは面白いですね。教師という道を選んだ理由もまた素敵なものでした。

 
 そして栞子ソロ曲の「EMOTION」!「適性」にこだわるがあまり、時を止めてしまっていた栞子。それでも「応援」という立場でスクールアイドルに関わり続けたように、一見静かな心の中にも「大好き」の鼓動が息づいており、「素直でもっといたい」から一気に感情が溢れ出していく……そんなことを感じる楽曲でした。「適性」にこだわっていた彼女が「背伸び」をするというのも良い歌詞です。まだ始まったばかりであるかを示すかのように、ライブの途中ではなく終わりに時計の針が動き出すのも良い演出です。
 「EMOTION」という曲名のとおり、ライブ中の栞子が感情豊かでめちゃくちゃ可愛かったですね!特に最後の八重歯見せ笑顔が最っっ高に可愛かったです。ライブ後にも良い表情を見せていましたし、早くもかすみんと愛さんからあだ名で呼ばれたりと和気あいあいの雰囲気。何気にせつ菜より背が高いんですね、栞子…それもまた良い…

 
 で、そんな様子を遠くから寂しそうに見つめている嵐珠……もうこのシーンが切なくてたまりませんでした。早くこっちに来てわいわい楽しくしてくれ…笑顔を見せてくれ……嵐珠は栞子のみならず、ミアも璃奈たちに連れ出されていたのを見て驚いていましたし、本当は寂しがり屋なのではと思い始めてきました。早く、早く加入してくれないとあっという間に最終回が来てしまう!(汗。
 実際のところ、フェスは間もなく終わりを迎えそうですが、その後はどうするのでしょうね?ここからラブライブ目指します!優勝しました!終わり!ってのはさすがにどうかと思いますし。


 「だめだよー」と言っていた幼い栞子がめっちゃ可愛かったところで、また次回。「雨上がりの虹には色んな色が集まる」とのことで、まずは一色増えましたが、残る二色の行く末や如何に。「みんなの夢を叶える場所」が「スクールアイドルフェスティバル」ならば、「虹が始まる場所」は「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」ですかね?それとも別に…?
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第6話「"大好き"の選択を」

2022-05-07 23:14:10 | 2022年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第6話「"大好き"の選択を」

 攻めっ気のあるエマとしずく好き。

 さてフェスが近づく中、映像研究会を始め「優木せつ菜」の正体が気になる人も多いようで。しかし、生徒会長もスクールアイドルも、どちらも「大好き」な身としては、どちらも続けていきたい!……と意気込んでいましたが、まさかああいう形で栞子に正体がバレるとは。ノックも無しにいきなりドアを開けるような子とは思い難かったのですが、前回の一件もあって、正体を確認するのが先決だと考えたが故の行動ですかね?
 しかし栞子は中川菜々の功績、優木せつ菜の人気の両方をきちんと評価しており、正体をばらすつもりは無いと宣言。「適性」に縛られ過ぎているところはあるように見えますが、めっちゃ良い子じゃん……せつ菜曰く「生徒会長の任期は2学期で終わり」とのことなので、2期終盤には新たな生徒会長として栞子が立候補する流れもあるのかな?

 また、音楽科に教育実習生として現れた栞子の姉・薫子。今のところは妹のやりたいことを応援する良いお姉ちゃんといった感じのキャラクターですが、音楽科にいるということは、今後侑ちゃんやミアとの絡みが増えていきそうですね。にしても、薫子と侑ちゃん、互いに髪にグラデーションがかかっている者同士、並ぶと姉妹みたいですね。
 そのミアですが、今回は璃奈と一緒にはんぺんと遊んでいました。彼女の仲間入りには璃奈も一役買うのでしょうか?

 そんな折、文化祭とフェスティバルの合同開催に支障が生じることに。「生徒会長」として苦渋の決断を下すせつ菜でしたが、何故か歩夢たちは笑顔。ここからの展開が大好きです。あの言葉が歩夢から発せられた瞬間の鳥肌たるや!
 1期では侑ちゃんがせつ菜に「大好き」を叫ばせ、2期では歩夢が「大好き」の意思を貫かせようとする……せつ菜のライブがきっかけでスクールアイドルに興味を持ち始めた2人が、重要な局面でせつ菜を支え、導くこの展開、大好きです。しかも場所が同じってのがまたエモい…
 このシーンを見て、歩夢も立派なスクールアイドルになったんだなと改めて感じました。2期歩夢は1期のような不安要素が無いため、頼もしさが違いますね。


 そこからは嵐珠や「東雲学院」「藤黄学園」「YG国際学園」「紫苑女学院」を巻き込んで更に賑やかに……と、ここでふと思ったのですが、もしかして、いずれも「色」に関係する校名なんですかね?「黄」「紫」は言うまでもなく、「東雲」も色の一つ。となるとYG国際学園だけが謎ですが、ネットで調べると「国際色豊か」という「色」を用いた表現が出てきたので、関係ないわけではないと思います。
 様々な色が個性を発揮しつつ、虹ヶ咲だけでは作れない、大きな虹を作り上げていく…1期ラストでステージ上に展開された複数の虹には、こうしてスクールアイドル活動を通じて、交流の輪がどんどん広がっていくことも表していたのかなと。
 にしても、黒羽姉妹もなかなか濃そうなキャラしてますね。中二病患ってそうな姉・咲夜に興味津々な愛さんはさすがとしか言いようがない。そこにエマを混ぜたら、また変な日本語覚えてしまいそうですね(笑。


 そしてラストはお待ちかね「A・ZU・NA」のライブ初披露!まさか副生徒会長の驚嘆の声と、演劇部部長の合図で始まるとは思いもしませんでした(笑。ここでA・ZU・NAだけが出てくれば「フェス」の前夜祭。しかし演劇部部長が出ることで「文化祭」の前夜祭でもあることを印象づける、良い演出だと思います。
 セリフから始まるのは1期のしずくソロ曲を彷彿とさせ、ステージ上の炎はせつ菜ソロ、1期の「あゆぴょん」を彷彿とさせる歩夢のウサギ衣装も可愛かったりと、サーカスのように色々な夢や大好きが詰め込まれたステージでしたね。特に着物せつ菜がお団子食べて満面の笑みを浮かべるシーンが大好きです……


 といった感じで無事開幕までたどり着いた文化祭とフェス。良い話ではありましたが、中川家の様子ももう少し描写してくれたら嬉しかったかなって。ともあれ、いよいよ嵐珠と同好会が互いの成果を見せ合う時が来る…と同時に、栞子にも転機の時が…?そして副生徒会長はせつ菜推しっぷりにだいぶ熱が入っているようですが…?(笑
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第5話「開幕!ドリームランド↑↑(*'▽')」

2022-04-30 23:09:40 | 2022年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Season 第5話「開幕!ドリームランド↑↑(*'▽')」

 相変わらず笑いのレベルが赤ちゃんな侑ちゃん可愛くて好き。

 さて、上原歩夢といえば、1期でたびたび侑ちゃんに対する並々ならぬ思いを垣間見せており、終盤は思い詰めてしまう時もありましたが、せつ菜や侑ちゃんらファンの言葉もあって開花。2期では無茶をしそうな侑ちゃんを支える側になるのだろうと、そう思っていました。
 が、今回は侑ちゃんがしずくと2人きりでお出かけしているのを目撃してしまい、嫉妬の心がふつふつと……こっそり後をつける理由を正当化してるのやべぇよ…ジェットコースターで侑ちゃんがせつ菜にくっついてるのをガン見したかと思えば、高所で自分にくっついてくる侑ちゃんを微笑ましく見ていたり…1期で侑ちゃん離れが済んだかと思ったら、本質的に侑ちゃん大好きっぷりはまるで変わっていなくて安心しました(笑。そんなんだから「歩夢が野獣役もアリ」って言われた侑ちゃんが苦笑しながら納得するんだぞ…

 とはいえ、ヤバいところばかりではなく、尾行がバレるのも厭わず、転びそうなった女の子を助ける優しい一面も描かれていたのも良かったですね。
 また、観覧車で侑ちゃんの手を取る際に僅かに躊躇していたのにも注目です。1期11話の例のシーンで、一方的に気持ちを押し付けていた歩夢とは大きな違いですね。侑ちゃんの意思を尊重しつつも、いざという時には頼って欲しい。歩夢の侑ちゃんを大事に思う気持ちが、言葉だけでなく行動からも伝わってきたシーンでした。


 そんな歩夢とたまたま出くわしたのが、せつ菜。探偵役にもしずくの演じる劇にも終始ノリノリ。何をするにもとても楽しんでいる様が最高に可愛らしく、見ていて微笑ましかったです。一方で生徒会長・中川菜々との演じ分けもバッチリ!……かに思えましたが……?
 そして2人のユニットならびに劇を提案していたしずくも、嵐珠との会話、歩夢とせつ菜の即興劇を見ているうちに心境の変化が。脚本家としての才能もあるようですが、何よりも演劇が好きな彼女のこと。素敵な演劇を見て黙って見ているだけなんていられないでしょうね。夕焼けに照らされた際の美少女っぷりがヤバかったです。
 今回でQU4RTZ、DiverDivaに続く第三のユニットお披露目となるか!?と思いましたが、残念ながら今回はお預け。その分、次回に期待するとしましょう。


 さて、嵐珠はといえば、スクールアイドル大好きな気持ちは留まることを知らず、大量のグッズを買い込んでいる姿を見られても一切恥じることなく、堂々としている様はカッコよさすら感じました。
 スクールアイドル談議に花を咲かせるかと思いきや、話題は侑ちゃんの成績に。「中途半端なのは見ていてイライラする」「同好会の活動に付き合うのなんかやめて、もっと自分の夢に向き合うべき」「周りに自分の夢を重ね合わせているだけで、何も生み出していない」などなど、手厳しい言葉が飛び出すことに。

 嵐珠自身「スクールアイドルになるために日本に来た(中途半端な気持ちではない)」「同好会の活動に付き合わず、自分の夢に向かっている」「与える側(生み出す側)であることを心がける」と、とにもかくにも夢に向かった真剣な人物ですから、これらの言葉に説得力がありましたね。
 そして嵐珠の根底にあるのは「夢に真剣に向かって欲しい」という優しさから出てくる言葉。侑ちゃんを気にしていることがバレた時の態度がたまらなく可愛かったですね。嵐珠が「ずけずけと物を言ってくる子」ではなく、「言い方は厳しいけど、実は優しい子」だというのが伝わってくる構成が良いなぁ…
  
 温かく見守り、いつでも力になってくれる歩夢たち。夢に向かって真剣になるべきだと発破をかけてくれる嵐珠。まるで太陽と北風のような組み合わせですが、そんな彼女たちに囲まれて、侑ちゃんがどんな花を咲かせていくのか、楽しみですね。


 栞子の姉が一波乱巻き起こしそうな気配も感じつつ、また次回。
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