2023年に公開された映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」を見ました。
本作は、1971年の「夢のチョコレート工場」、2005年の「チャーリーとチョコレート工場」に登場した天才チョコ職人ウィリー・ウォンカが如何にしてチョコレート職人として名を挙げたかが描かれています。とはいえ、前述した2作品を見ていなければ話が理解できない、ということはありませんし、そもそも2005年版とはウォンカの過去描写が異なるため、繋がりは無いのかな?と。
ただ、ミュージカル感や長い(読めない)契約書、ウンパルンパやウォンカの歌など1971年版に対するオマージュが多めなので、出来ることなら本作の前後に見ておくことをおススメします。
また、「貧乏人という言葉を聞くと気持ちが悪くなる」人物は、2005年版における「両親」を口にしたくないウォンカを、序盤に登場する靴磨きの少年は2005年版のチャーリーをそれぞれ彷彿とさせます。加えて、ウォンカを排除せんと企む連中、フィグルグルーパー、プロドノーズ、スラグワースは2005年版でレシピを盗んだ者たちであるなど、2005年版へのオマージュも感じられました。ウォンカの過去の掘り下げも2005年版のみの要素でしたしね。
夢と希望を胸に憧れの地へ降り立ったウォンカの行く手を阻むのは、チョコ組合を結成して警察署長たちを丸め込んでいるスラグワースたち。更に読ませる気のない契約書で強制労働を強いられるウォンカは、同じ境遇の者たちと協力し、どうにかこの状況を打開しようとする……と、工場建設以前の物語のため、過去作とは作風がかなり異なっており、「チョコレート工場」のような物語を期待しているとやや面食らうかなーと。
個人的には敵味方問わず誰もがチョコに夢中で、チョコに浮かれて踊りだす様は見ていて楽しかったですし、小さな工場を広げる様にはワクワクさせられ、大きな工場を巡り続ける「チョコレート工場」とはまた違った面白さは感じられました。
一方で悪役の個性が強すぎて、味方の個性がやや物足りなくは感じてしまいました。いきなり「甘党でしょ?」とめっちゃ楽しそうに歌い踊りながら署長を篭絡しようとし、それでいてシリアスな時はシリアスやる悪役に勝てというのも難しい話ですが(笑。
そんな感じでウォンカの始まりが描かれた作品でした。
本作は、1971年の「夢のチョコレート工場」、2005年の「チャーリーとチョコレート工場」に登場した天才チョコ職人ウィリー・ウォンカが如何にしてチョコレート職人として名を挙げたかが描かれています。とはいえ、前述した2作品を見ていなければ話が理解できない、ということはありませんし、そもそも2005年版とはウォンカの過去描写が異なるため、繋がりは無いのかな?と。
ただ、ミュージカル感や長い(読めない)契約書、ウンパルンパやウォンカの歌など1971年版に対するオマージュが多めなので、出来ることなら本作の前後に見ておくことをおススメします。
また、「貧乏人という言葉を聞くと気持ちが悪くなる」人物は、2005年版における「両親」を口にしたくないウォンカを、序盤に登場する靴磨きの少年は2005年版のチャーリーをそれぞれ彷彿とさせます。加えて、ウォンカを排除せんと企む連中、フィグルグルーパー、プロドノーズ、スラグワースは2005年版でレシピを盗んだ者たちであるなど、2005年版へのオマージュも感じられました。ウォンカの過去の掘り下げも2005年版のみの要素でしたしね。
夢と希望を胸に憧れの地へ降り立ったウォンカの行く手を阻むのは、チョコ組合を結成して警察署長たちを丸め込んでいるスラグワースたち。更に読ませる気のない契約書で強制労働を強いられるウォンカは、同じ境遇の者たちと協力し、どうにかこの状況を打開しようとする……と、工場建設以前の物語のため、過去作とは作風がかなり異なっており、「チョコレート工場」のような物語を期待しているとやや面食らうかなーと。
個人的には敵味方問わず誰もがチョコに夢中で、チョコに浮かれて踊りだす様は見ていて楽しかったですし、小さな工場を広げる様にはワクワクさせられ、大きな工場を巡り続ける「チョコレート工場」とはまた違った面白さは感じられました。
一方で悪役の個性が強すぎて、味方の個性がやや物足りなくは感じてしまいました。いきなり「甘党でしょ?」とめっちゃ楽しそうに歌い踊りながら署長を篭絡しようとし、それでいてシリアスな時はシリアスやる悪役に勝てというのも難しい話ですが(笑。
そんな感じでウォンカの始まりが描かれた作品でした。