ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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カードキャプターさくら 第68話「さくらと過去とクロウ・リード」

2017-04-21 19:48:26 | カードキャプターさくら
カードキャプターさくら 第68話「さくらと過去とクロウ・リード」

 冒頭でエリオルが手紙をしたためていましたが、あれはエリオルが転校orさくらの前から姿を消す前兆ですかね・・・

 さて今回は「戻」のカードを使って過去へ飛び、さくらはクロウと会話することになりました。その目的は事件の真相を尋ねることでしたが、幸せそうな時間を過ごすケロちゃんとユエ、そして杖も無しに「お願いしますね」のひと言だけで「花」に桜の花を満開にさせるという魔法を使いこなすクロウを見て、さくらは改めて自分はクロウにはなれないと痛感することとなってしまいました。

 しかし、それは当たり前のこと。ケロちゃんも言っていましたが、クロウはクロウ、さくらはさくら。さくらはさくらの時間を精一杯生きればいいとはクロウの言葉。2人の言葉が似ていたことから、あーだこーだ言いつつも、ケロちゃんにはしっかりとクロウの思いが息づいているんだなと感じました。
 
 自らを季節の移ろいを感じる落ち葉に例えたクロウ。葉っぱではなく落ち葉に例えたのがちょっと気になりました。そういえば前にも落ち葉をしおり代わりにとさくらに手渡していましたね。
 春に芽吹き、夏に光をたっぷりと浴び、秋に枯れ、冬は雪の下。確かに季節の移ろいは感じられますが、それなら葉っぱと例えても良いはず。敢えて「落ち葉」に例えたのは、自分がもうすぐ死ぬのを分かっていたからかな・・・

 そんなクロウと共に幸せそうな時間を過ごしていた昔のケロちゃんとユエ。まずケロちゃんが関西弁じゃないことに驚き、続けてユエの声の雰囲気が若干高めなことに驚きました。どことなくユエから桃矢っぽい雰囲気を感じました。
 普段は落ち着いた感じのユエですが、クロウが亡くなること、亡くなる前に新たな主を選ぼうとしていることを知り「相応しいやつなんかいない!!」と声を荒げていました。どれほどユエがクロウを大切に思っていたかがよく伝わるシーンでしたね。そして、そんなユエから最終的に新たな主として認めてもらえたさくらは頑張ったんだなと改めて思ったシーンでもありました。

 過去で聞きたいことは聞けなかったけれども、クロウから励ましの言葉をもらい笑顔を取り戻したさくら。様々な花が咲き誇るシーンは、1つ1つの花が他の花になろうとするのではなく、精一杯自分たちの花を咲かせようとしていることを暗示しているのかなーと。

 また、今回印象に残ったシーンとして「戻」で過去に行く直前、さくらと小狼が指切りげんまんをするシーンが挙げられます。最初はさくらだけ「ゆーびきりげーんまん」と声に出していましたが、途中から小狼も参加するのがまた良い!本当、小狼の顔が穏やかになったなぁ・・・

 次回はいよいよエリオルとの対決!
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カードキャプターさくら 第67話「さくらと小狼と月峰神社」

2017-04-21 08:14:37 | カードキャプターさくら
カードキャプターさくら 第67話「さくらと小狼と月峰神社」

 小狼のみならず、父としてさくらを気にかけていた藤隆、口には出さないものの一緒に寝たりマフラーを編むのを手伝ってくれたケロちゃん、いつも側にいてくれる知世。さくらは本当に優しい人々に囲まれていますね。

 結果として結ばれることはなかったさくらと雪兎。さくらは周囲の人々の助けもあって、雪兎に対しては「本当の家族みたいな存在」として今も変わらず大切に思っていました。さくらも雪兎が自分を思ってくれたうえで断ったのは分かっているでしょうから、嫌いになる理由はそこに無かったのでしょう。
 一方の雪兎はさくらの自分に対する思いの全てが、藤隆に対する思いと一緒ではないと気づきつつも、さくらにとっての本当の一番が見つかるのは遅れてはいけないと思っての言動だったことを桃矢にだけ明かしていました。そこに気づいていながらも断るのは、雪兎にとっても相当心苦しかったでしょう。告白した側もそうですが、された側も色々考えた末に出した結論でしたし、そこからまた新たな関係を築きだせるという関係は素晴らしいと思います。

 そんな風にさくらを立ち直らせてくれた小狼に、さくらは手編みのマフラーをプレゼント。マフラーを渡す時の「・・・うん」が可愛すぎるんですが!?マフラーが完成したことを知世に指摘されて、一緒になって照れるさくらと小狼が何とも良い雰囲気で何よりです。
 さくらといい雰囲気だった小狼ですが、「自分が好きな人の一番じゃなかった時の気持ち」をさくらがよく知っているからと、さくらを困らせないために思いを伝えないと決めていました。優しいのは良いことですが、優しすぎて自分の思いを押し殺してしまうのが必ずしも良いことなのかどうかは分かりません。そうせざるを得ない時もあるでしょうし、実際このタイミングでさくらに思いを伝えれば、さくらを困らせるのは確実でしょう。

 小狼と同じく優しいさくらではありますが、さくらはただ優しいだけではなく強さも兼ね備えている子だと思います。知世が語っていたように、悲しいことを悲しいままにしておかず、思いを受け止めて自分なりの答えを出し、また前へと進んでいく。そんな強さもまた、さくらの魅力だと思います。
 月のように淡く煌く優しさ、その優しさを支える太陽のような明るく輝く強さ。強さと優しさに照らし出され、さくらという星は昼も夜も、ずっと輝き続けていく・・・月と太陽にはそんな意味合いもあったのかなぁと、ふと思いました。まぁ真っ先に思い浮かんだのが「優しさと強さっていったらエクリプスモードだよな!」でしたが(苦笑。

 相変わらず知世がいい仕事をしてくれたところでまた次回。いよいよ物語は佳境を迎えます。DVDも最後の1枚になってしまいました。これまで5話ずつ表示されていたメニュー画面が4話しかないのを見た時に「あぁ、終わるんだな・・・」と感じ、ついつい視聴と感想を先延ばしにしていましたが、BSプレミアムでも放送が始まったことですし、いい加減に見るとします。


 ・・・まぁ、これ全部見終わっても、映画第2弾と知世のビデオ日記が控えているので、完全に終わりというわけではないのですが(汗。
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