ひびレビ

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ウルトラマンアーク 第22話「白い仮面の男」

2024-12-14 10:14:10 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンアーク 第22話「白い仮面の男」

 晴れ続きで怪獣も出現しない穏やかな日常の中で、所長は「定年になったら喫茶店を始めたい」という夢を語っていた。そんな中、ユウマは自分の傘を無くしてしまい、店に買いに行くも「傘」と聞いた店員の反応がおかしい。
 翌日、更なる異変がユウマたちを襲う。雨、傘、そして怪獣。それにまつわる存在や記憶が次々と消え始め……


 「前にどんな建物が建っていたか思い出せない」
 普段気に留めていないと、そこに何があったか思い出すのは困難でしょう。ひとつ前は思い出せても、その前は?そのもっと前は?……そうして考えたところで答えは出ず、出たところで自分に関わりの無いものであれば、思い出すことに意味を見出せない。
 そうして「思い出せなくても、考えなくてもいいか」と想像力を働かすのをやめてしまうことで、人の中からその建物にまつわる記憶は消えてしまう。そういったもの建物に限らず、自分で思っている以上に数多くあると思います。

 かつて「ウルトラマンネクサス」においては、とある理由から人々の記憶からスペースビーストの記憶を抹消するMP(メモリーポリス)という部隊がいましたが、今回の黒幕はそれを更に発展させたような存在という印象を受けました。
 人々の精神に干渉することで現実の改変を成し遂げようとする存在への対抗策は、想像力に他なりませんでした。前述のように忘れてしまったものがあったとしても、意外なところから思い出すこともあるでしょう。まぁ、それが思い出したくないものという場合もあるのですが……
 例え「雨」を消したところで、「雨」を連想できるものはある。水から雨、雨から洗い流された絵、そして絵から……まるで波紋のように広がる想像力の連鎖による逆転劇が展開されました。ラスト、破片が地上に「あめ」のように降り注いだのも、想像力の産物なのでしょうね。


 ウルトラQというか、ウルトラQdfっぽさも感じた第22話でした。まぁQdfは全話見ていないので何となく、といった感じではありますが。


 次回は本筋に戻るっぽいですね。ここ最近ヘルナラクとかですっかり放置されていましたが、あのヤベー代物、やっぱアークというか、ユウマに宿ったままなのか……?

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