アドベンチャー、02に続く3作目は「デジモンテイマーズ」。
物語の舞台は主に現実世界。デジモンカードが大好きな少年タカト。ある日突然現れた青いカードをカードリーダーにスラッシュすると、カードリーダーはディーアークへと変化。そしてタカトが自分で考えたデジモン・ギルモンの誕生。現実世界でのデジモンとの共存の大変さ、時折デジタルフィールドと共に出現する野性デジモン。頼れる李健良&テリアモンや、クールな留姫&レナモン、マスコット的なクルモン、いたずら好きなインプモンなどなど。
この作品はこれまでよりも、より人間とデジモンの関係が密接に描かれています。デジモンと共に戦う人間=テイマーも、ディーアークとカードを通じて、デジモンに力を与える事が出来ました。おもちゃでも再現されてますが、スラッシュするたびにカードがボロボロになるという(涙。
更に究極進化では人とデジモンが一体化。後の「フロンティア」のスピリットエボリューションとも関連してそうですね。究極体進化時の「One vision」のカッコよさは異常。デュークモン、セントガルゴモン、サクヤモンそれぞれ違うイントロなのも印象的でした。
劇中でタカトが思いを寄せている少女・ジュリ。最初は可愛らしいキャラクターでしたが、パートナーであるレオモンを殺されてからしばらくは塞ぎこみ、その心を最後の敵であるデリーパーに利用されるなど、悲惨な目に・・・
反面、留姫が何となくタカトを気にかけるようになっていたのが何とも。最終局面で服の模様が、割れたハートから1つのハートになるのですが、それについてタカトが何も言わないのを怒る留姫。更に劇場版冒頭でのタカトとの電話・・・デジモンシリーズにおいて、タカトの将来がある意味1番気になりますw
さてジュリのパートナーを倒したのが、インプモンの進化形であるベルゼブモン。力を求め続け、様々なデジモンをロード。中盤ではかなりの悪役っぷりですが、テーマ曲と合わせて個人的にかーなーり好きなデジモンです。「取り込んだデジモンの力を使う」という強さを見せたベルゼブモン。テイマーがカードの力をパートナーに与えるのを、1人でやってのけたわけです。
インプモンにもパートナーはいましたが、理由あってパートナーの所から去っていました。終盤、パートナーの下に戻り和解。そしてブラストモードへと進化を遂げてからのベルゼブモンのカッコよさと言ったら!獣王拳を放つシーンは感動しました。カードでもBの技に書かれていたのは嬉しかったなぁ。
もちろん主役のデュークモンたちもカッコよかったです。オメガモンと同じロイヤルナイツである聖騎士デュークモン。後の作品でも、同じデュークモンではないですがなかなかの活躍っぷり。ラピッドモンやタオモンも良かったなぁ。そしてロップモンすらアンティラモンに進化したのに、結局ガードロモンのままだったアンドロモン・・・幼くしてクイーン・デヴァイスを使う小春・・・恐ろしい子!
人とデジモンが共に戦う。悲しみを乗り越えて強くなる。大人も関わってくるなど、これまでの作品とちょっと違う感じでしたが、これもまた大好きな作品です。デュークモンとベルゼブモンのジョグレス進化とか考えたのも良い思い出。