「劇場版ポケットモンスターXY 破壊の繭とディアンシー」を見てきました。
・・・私はライダーの後にポケモン映画を見ましたが、去年同様、別のスクリーンでも映画限定ポケモンがもらえるのは良いのだろうか・・・
それはさておいて、今年のポケモン映画ではディアンシーが配信されています。上の画像がXのてれやなディアンシー、下の画像がYのひかえめなディアンシーです。毎度毎度のことながら、性格が違うだけで能力値も結構変わるものですね。ゲーム中は全く気にしていないので(苦笑。
ディアンシーを受け取ると、ちょっとしたイベントがその場で発生します。いきなり男女2人が現れて、「私どものだんな様がディアンシーを探し求めているので、渡してくれませんか」と言ってきます。「ダメ!」と二度断るか、「わかりました」と承諾すると、イベントが進み、だんな様登場。人と何かとの出会いには時には運が絡んでくる場合もありますが、どんな場合だろうと「誰かとの繋がりを断ち切ってまで手に入れてはいけない」として、再度ディアンシー探しに。これ、「わかりました」と選択する子供がどれだけいるのか、気になるイベントですね。
OR、ASのPV後、まずは短編「ピカチュウ、これなんのカギ?」から。クレッフィの持つ様々なカギによって、ビクティニやジラーチたちの世界を探検するピカチュウたちの物語です。ジラーチの世界で出会ったチゴラスたちと喧嘩に発展するものの、仲良くなって遊んでいるうちに鍵穴が消える時間になってしまい・・・という展開に。高いところにある鍵穴に近づこうと頑張ったり、元の世界に戻るための鍵があっちこっちへ行ってしまったりするのですが、「ジラーチに願えば良いんじゃね?」と思ってしまいました(笑。チゴラスがとても良いキャラクターをしていたと思います。
そして長編の「破壊の繭とディアンシー」。ディアンシーは図鑑説明文にもあるとおり、メレシーの突然変異種です。XYプレイ時、進化しないのは確かに不思議なポケモンでしたが、まさかその突然変異種が幻のポケモン、おまけにOR・ASでメガシンカするポケモンだとはなぁ・・・
冒頭でカルネのメガサーナイトのみならず、ガンピもメガハッサムを繰り出していました。OR・ASではダイゴがメガメタグロスを所持しているようですから、案外四天王全員にメガシンカポケモンが追加されたり?
ディアンシーやメレシーたちが暮らすダイヤモンド鉱国では、今まさにエネルギー源である聖なるダイヤが朽ち果てようとしていた。唯一そのダイヤを作る力を有するディアンシーだが、彼女はまだそれを作り出すことが出来ずにいた。メレシーの長老から「ゼルネアスに会って、フェアリーオーラを受け取ることで真の力を発揮できる」と告げられ、ディアンシーはお供のメレシーたちと共に旅に出ることに。
その最中、こっそりお供たちから離れたディアンシーを、盗賊たちが付けねらう。偶然ディアンシーに出会ったサトシたちは、ディアンシーを守り、共にゼルネアスを探すたびに出ることに。道中、盗賊たちから逃げつつ、つかの間の買い物を楽しむディアンシーだったが、自分たちの国は滅び始めていることを知る。サトシたちの励ましを受け、急ぎゼルネアスを探し求めるディアンシーたち。だが、ゼルネアスがいる場所は、かつてイベルタルによる大規模な破壊があった森だった・・・
とにもかくにもディアンシーが可愛すぎる映画です。お姫様なので食事の際も礼儀正しかったり、「友達になることを許します」など面白い発言があったり、セレナ&ユーリカと共にあれこれ衣装を着て楽しんでいるシーンなど、全編に渡ってディアンシーが可愛いです。EDでメレシーを抱き上げたり、サトシたちとの別れに涙するもすぐに涙を拭いて笑顔で手を振ったりという仕草も良かったですね。OR・ASでは色んな格好のピカチュウになれるようなので、ディアンシーもそうなれたらなと思います。
メガディアンシーでイベルタルを倒す!というストーリーではありませんが、友情の証のダイヤモンドが実は?だったり、ディアンシーのメガシンカは、大切なものを守るための力だということを感じさせてくれます。
サトシは流れ星に「ディアンシーがダイヤを作れますように」と願ったり、ディアンシーを救うために科学の力も借りつつ頑張っていました。終盤のピカチュウとのとあるシーンは、第1作「ミュウツーの逆襲」を思い出します。あちらはサトシが、でしたが、今回はピカチュウが・・・まぁ、あっという間にゼルネアスのおかげで元通りになった際は苦笑してしまいました。
セレナはサイホーンに乗り、ユーリカはディアンシーと色んな衣装に着替え、シトロンは科学の力と、そこそこ出番がありました。しかし、ホルビーやヒノヤコマに出番が無いとは思わず。
今回は「破壊の繭」ということで、イベルタルが一応の敵ではあるものの、単に眠りを妨げられたから暴走しているような印象を受けました。なのでイベルタルを撃破せず、話し合いによって和解した、といった感じですね。シトロンからは、イベルタルが破壊を行うのも、森の自然回復力を育てるためといった風な話が出ていました。この映画におけるイベルタルは倒すべき相手ではなかったように思えました。むしろディアンシーの事情も考えず、ディアンシーを奪おうと企む盗賊たちの方が敵だったかと。根っからの悪者ではないですけどね。
ゼルネアスはディアンシーにフェアリーオーラの力を与え、イベルタルと向き合い、命を育む役割を果たしていました。今度はゼルネアスが眠りにつきました。ゼルネアスが眠り、イベルタルが目覚める。そして次はイベルタルが眠り、ゼルネアスが目覚める。そんな風に、破壊と再生を繰り返して、世界は成長させていく役割があるのかもしれません。互いに互いのストッパーなのかなとも思ったり。
何だかんだ言っても、やっぱり見所はディアンシーの可愛さというところに落ち着いてしまいそうな気がします(苦笑。ともあれ、来年の予告にはゲンシグラードン&ゲンシカイオーガ登場!来年はOR・ASの話・・・そういえば、同じく来年の予告に出ておきながら、実際は出番が無かったポケモンもいたし、案外全く別の話になったり?