「ザ・ファイター」

2011-04-04 00:21:52 | 映画
本題に入る前に、祐飛さん、すみ花さん、その他宙組の生徒さん、募金活動お疲れ様でした。大劇場ならいざしらず、土曜日は大阪のビッグマン前と西宮北口、今日は宝塚駅でされていたそうですね。決しておごり高ぶらないその行動力に感動しました。場所が場所だけにスゴイと思ってしまいました。

で、本題に入ります。

今日はとりあえず映画を観ようと前日から決めていたので、優先順位(某の賞を取った回数)で「ザ・ファイター」を観ることにしました。ま、今はこの作品しかないけどね。

前以てお詫び:綺麗な日本語を使うよう常に心掛けているのですが、不謹慎・不適切な表現がございましたら(いつものことですが、特に今日は)お許し下さい。何分、感情をコントロール出来ないことが多々あるので…。

封切られたばかりなのにお客さんの少ないこと。皆よく分かってる。正直な感想はつまらなかった。なんか文化の違いを感じたそんな内容でした。

実話なのに、誰にも感情移入出来ない。なんせ、まともな人間が出てこない。主役のマーク・ウォールバーグ演じる弟が一見まともに思えたが、優柔不断やし。クリスチャン・ベイル演じる兄はドラッグ依存性やし。オカンはオカンでちょっとエキセントリックやし。弟の彼女が一番まともそうに見えたけど、実はこの家族と似た性格やし。なんせ普通じゃない登場人物たち。

兄弟、家族、仲違いしながらも最後は心一つにして勝利を導く(ボクシングの話です)といった、言葉では綺麗なお話ではありますが、本当、こんなこと言ったらなんですが、だから何?って言いたくなる内容です。

地元では有名な兄弟かもしれないけど、日本じゃ誰も知らんよ…って思ってしまいました。要は、亀田兄弟・親子の話を映画化してそれをアメリカ人がどう思うかって感じかな…。日本で感動したからといって、同じようにアメリカでも感動するとは限らないからね、みたいな。亀田兄弟・親子で感動するか!?って突っ込まないで下さいね。私は嫌いじゃないんで…。

内容はイマイチですが、役者はピカイチです。さすがオスカー取るだけあります。

今パンフ読んで驚いたのが、兄を演じたベイルが弟役のマークより年下であったこと。映画ではどう見てもベイルの方が兄に見えた。減量して元プロのボクサーになりきっただけじゃない役の作りこみ様、ベイルの怪演ぶりには驚くばかりでした。

マークもどう見ても弟にしか見えなかった。あの優柔不断さ、ボクサーとしての役作りは好演。ラストのガチの試合だけは感動しました。あれは合成じゃないですよね?ちゃんとパンフ読んで確かめてみます。

オカン役の方も実際はまだ若いんですね。マークより11歳年上。正直オスカーは…でしたが、この方も好演されてました。

マークの彼女役のエイミー・アダムスの方がいい表情してるな~って思いましたけどね。

とてもオススメできる作品ではありませんが、正直、だったら書くなよ!と憚れる思いではありますが、演技だけは観て損はないと思います。

今日のまとめ:予告で「ブラック・スワン」を見て、あまりのナタリーの表情の良さに魅入ってしまいました。来月は「ブラック・スワン」に確定。邦画では「八月の蝉」が気になります。

訂正:「八日目の蝉」の誤りです。