「ローマでアモーレ」

2013-06-15 21:19:59 | 映画
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何コレ???

まったく持って意味不明なシチュエーション。

これはウディの自虐ネタと解釈して良いのか…?

それとも、脳天気と憂うつは紙一重と解釈したら良いのか…?

これがあの名作「ミッドナイト・イン・パリ」を生み出したあとに作られるべき作品だったのか…?

何を意図して作られたのか…?

そんなこと考える必要がないくらい、逆に考えるべきだったのか分からないくらい…、

めちゃくちゃ笑った(大爆笑)

なんとも言えないナンセンスなシチュエーションと相変わらずの弾丸バトルトークがめちゃ面白かった!

“果報は寝て待て”めちゃウケる(笑)

大笑いしていたの私だけじゃなかったので気は確かだと思いますが、ホント意味不明なシチュエーションが普通に笑えた。これを観てイタリアに行きたいとはさすがに思わないけど、なんとも言えないおバカセンスが私にはツボでした。

4つのエピソードが見事に交わらないという、ただローマでの出来事であるということだけが共通というまったく持って意味不明なシチュエーションでしたが、イタリアが舞台だから許されるのか分からないけど、本当にナンセンスな出来事がマジ笑えた(笑)

本当におバカ過ぎる。コメディとしては最高に面白い!これがウディの本来のコメディセンスなのかは分からないけど、めちゃくちゃ笑ってもうた。

相変わらずのアイロニー発言はありますが、自分で書いて自分で言うなら、ま、OKでしょう(笑)

まさかの私には大事なキーワードがちりばめられていて驚いた。そこでその単語を使うか!?と思った(笑)

今日は突然の大雨で憂うつな気分でしたが、見終えた後はすっかり雨も上がり、気分爽快でした。

石田泰子さんの日本語字幕は素晴らしい!

今日のまとめ:ウディって、美輪さんや蜷川さんと同世代やん!?この世代って、マジ恐るべし!あの歳でこれだけの脚本を書けるのは本当凄い。まだまだ滑舌も演技も達者でホント衰え知らずの柔軟性に脱帽です。


追記:キャトルで育三郎版と月組の「ロミジュリ」のCDを買いました。山崎君のロミオは観てないけど、安定した歌唱力と自然な感情の込め方に感動。あと、改めて聴くと浦井君も上手い。ぶっちゃけ書くと、浦井君が初ルドルフの「エリザベート」ハイライト版も以前に買いましたが、これは…全体的にダメ。浦井君はまさに井上君の歌真似をしているのか?と言いたくらいクリソツ。この時期に生の舞台を観ていたら間違いなくファンにならなかったね(笑)そう思うと、浦井君はかなり努力してきたのがベンボーリオから十分伝わってくる。実は、今現在「二都物語」観劇計画立ててます。ま、仕事が休めたらね。

で、なぜロミジュリのCDを二枚買ったのか…?ご想像にお任せします。あ~、ミリオのロミオのDVDが欲しい!

「華麗なるギャツビー」

2013-06-15 01:17:59 | 映画
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ぶっちゃけ書くとね、前回のBlog、まるでこれを観るために書かされた感が強い…。

まあね、今年はオマケの年だから生き恥さらしますよ、喜んで(笑)

ということで、早速公開初日に観てきました。

ま、宝塚版には完全に劣るけど、ロバート・レッドフォード版には勝りました。

ぶっちゃけ、泣けました(笑)

宝塚版はさておき、ロバート版を観た時、全然面白くなかったんですよ。なんでギャツビーがデイジーに惚れたのかが全く伝わってこなかったし、ギャツビー自体も成り上がり者オーラ全開だったのでまったく持って共感出来なかったんですよ。

でも、今回のレオ版はめちゃくちゃ伝わってきました。宝塚版とはほぼ異なるギャツビー像でしたが、まさにアメリカの象徴であった点、デイジーに至ってはゴールドラッシュ時代のまさにゴールドの象徴として描かれていて、これはこれで腑に落ちる点が多々あって全然アリアリの内容でした。

トビー演じるニックがストーリーテラーの役割を担っているんですが、それだけではなかったのが…。あの導入部分は意表を突かれました。原作を読んでないので詳しくは分かりませんが、ぶっちゃけゾッとした…。

それはさておき、全体的には「ムーラン・ルージュ」をそのまんま踏襲した感が否めない演出になっていましたが、私は大好物です(笑)再会のシーンはめっちゃ泣けた。そして笑けた(@o@;)

もうね、ビヨンセの♪クレイジー・イン・ラブ♪のアレンジが流れた瞬間、サントラ買おうと決めました。サントラには入ってないようですが、ガーシュインの曲やバッハの曲も魅力的でしたね。

「ムーラン~」のバズ・ラーマンだけあって、同じニコールの「オーストラリア」とは打って変わって今回は本当に豪華絢爛な映像&美術&衣装で、これは間違いななくオスカーノミネートもんでしょう!?

ギャツビーを演じたレオは、ホント宝塚版でもロバート版でも感じなかったギャツビーの新しい一面を見せてくれて、ある意味日本のバブル期を思い出させてくれる存在でもあったし、ただの成り上がり者でもなく、ちゃんと一途でピュアな面もあってとても良かったです。

デイジーを演じたキャリー・マリガンは、声が好き。可愛らしい顔とのギャップが、ある意味大人の雰囲気を醸し出す要因になっていてとても魅力的な存在でした。

ニックを演じたトビーは完璧!そのまんまですわ(笑)

トム、ジョーダン、マートル、ジョージを演じられた方もとても説得力のある存在でしたね。

これまたぶっちゃけ書くと、原作やロバート版、宝塚版を知らない方が観ると訳分からん感があるかと思いましたが、ご存知の方ならめちゃくちゃガッカリはないと思います。

これもぶっちゃけ書くと、ひょっとして、バズ、宝塚版を観た?参考にした?と思わせるような演出があって本人に訊きたくなりました。あれは原作通りなのか…?

めちゃくちゃ良いとは言えないけど、DVDは買います!

今日のまとめ:やはり小池先生の「華麗なるギャツビー」はもはや不動やと思った。アサコさんの「グレート・ギャツビー」も悪くないけど、やはりカリンチョさん版の雪組が一番好き!My宝塚観劇人生でこれを勝るのはまだ現れないね。

カリンチョさん演じるギャツビーは人間味に溢れていてデイジーに対する一途な愛がめちゃくちゃ説得力がある。成り上がり者は好きじゃないんですが、カリンチョギャツビー、今回のレオギャツビーはめちゃ共感できました。

デイジーは、やはり鮎ちゃんには適わない。あの美しさはこの世のものでない!ギャツビーが惚れるのも仕方ないくらいのオーラがあったね。私は、鮎ちゃんが歌う♪白鳥♪が萌えポイントでした。鮎ちゃんは、現実と過去の狭間で揺れ動く女心を上手く表現されてました!鮎ちゃん、最高っ!!!

雪組版は、これは小池先生の脚本力ですが、ギャツビーとデイジーの出会いの回想シーンを加えたのが功を奏したと思います。あと選曲が素晴らしかった!なんでアサコ版では曲をアレンジしたのかが疑問や…。あのままが良かったのに…。

いずれにせよ、リアルタイムで雪組版に出会えたことは幸せの一言に尽きます。

レオ版を観て思ったこと:過去は過去です。過去の栄光は夜空に輝く星と同じで、目に見えても何億光年前の大過去の光です。過去を取り戻す必要はない。過去を悔やむ必要もない。未来を生きるために過去が存在するだけなんだから、これから後悔しない過去を創ればいいだけ。笑い話に出来るように努めればいいだけだと私は思ってる。

今の苦しみは明るい未来のための修行です。世の中、超楽観的で、人生の壁にぶちあたったり、これからも痛い目に遭わなさそうな人間っているけど、羨ましがったり疎んだりするのは間違いだと思う。苦しみを味わった人間の方が数倍も輝いているから。まさに鮎ちゃんのデイジーがその証拠です。

あと、書くことは大事。自分で書いて癒されることは気持ち悪いことではないらしい(笑)

そうそう、星組Bパターン観れなくなってもうた(涙)二週間あるからと安心してたらフリーの休み水曜日しかなかった…。真風君のティボルト観たかったのに…。
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