なんというか…、宝塚であって宝塚でないような、まさに演劇を観させて貰った感覚です。
かつての太田先生の作品を観てるような、耽美な世界観に酔しれました。宝塚であって宝塚でない世界観…。キタロウ君が演じて魅せた狂気の世界を今の宝塚で観れる日が来るなんて…。
とっても良かったです!
ぶっちゃけ書くと、ワタクシあまりブラームス、シューベルト、リストの曲を知らないし、実際舞台で使用された曲ほとんど知らなかった…(汗)、人物像なんて更に知らないし、ぶっちゃけ興味なかったけど…、そんな私でも感動するくらい脚本・演出・演技が大変素晴らしかったです。
私は知らない曲だったけど、使い方も上手かったし、シンプルなセットだったけど情緒たっぷりだったし、隙間のある空間は演技力で埋め尽くされいたし、精神世界も描かれていたし、単純に不倫モノだと思っていたら、もっと崇高な世界観だったし、何より言葉が美しい!
ワタクシめちゃくちゃ大好物な世界観でした!(笑)
ベートーヴェンの使い方も上手かったし、一幕ラストのリフレインは洒落た演出だったし、山の頂きを臨みその先に見えるもの、シューマンとその妻のクララから貰った翼でまさにその山の頂から今、自由を求めて飛びたたんとするブラームスを耽美に描いていて…、
上田先生って、三島由紀夫の再来かと思ったくらい(←スミマセン、ちと大袈裟でした…)、本当に選択する言葉が綺麗!
私は観てないですが、前回大評判だった「月雲の皇子」で、どんな演出をされる方なのか非常に興味あっての今回の観劇だったのですが、私の想像を遥かに越える素晴らしい世界観をお持ちの方です。
上田先生の脚本演出もさることながら、マー君率いる宙組メンバーの演技力と見せ方の確かさに圧倒されっぱなしでした。
スカーレット効果か、マー君の男役としての表情がとても柔和になっていて、演技力だけでなくダンスでも、生真面目な青年ブラームスを見事に演じて魅せたくれました。
うららちゃんのクララ・シューマンも確かな演技力とその美貌に酔しれた。もっと歌に声量さえあれば、エリザベートも見たいし、黒蜥蜴も見たい!と思わせたくらい、マー君と二人めちゃ絵になる美しさがあって、この二人で「明智小五郎の事件簿」が観たくなった。ぶっちゃけ、うららちゃんが若い頃の美輪さんに見えた!←これ、めちゃ褒めてます。
この二人を引き立てたかのように、それでいて二人に引き立てられたかのように存在していたシューマン・キタロウ君がめちゃ良かった!
まさかキタロウ君で本意気の狂気の演技が見れるなんて思ってもいなかったので、その演技力に助演男優賞を差し上げたいくらい。キタロウ君がいてこその「翼ある人びと」だったと断言しても過言ではない。キタロウファン必見!
この三人だけでなく、脇を固めたセイコさんに、れーれ、澄輝君、凛城君、愛月君がまた素晴らしい演技と存在感で作品を引き立ててました。
凛きら君のベートーヴェンがまた素晴らしい!このベートーヴェンはまさにブラームスとシューマンの精神世界の王様的存在なんですが、めちゃ説得力のある演技でした。
プロローグのれーれの老けた時の役作りで完全に上田先生ワールドに引き込まれました。私には弱い演技に見えましたが、それもアリかと思わせる演出でした。れーれも歌が課題やな。
今日のトークショーによると近々愛月リストが頑張って芸術的なピアノ演奏を見せてくれるようなので、これからご覧になる方は、愛月君のリストにもご注目を!そうそう、素の愛月君は役と違ってめちゃお茶目でした。リストは見事な役作りでした。
“翼ある人びと”もいいけど、“秋のソナタ”でもぴったりなくらい、秋をイメージしたダンスや衣装、そして美術も良かったです。
宙組ファンだけでなく、クラシックファン、演劇ファンも唸らせるくらいの完成度の高さがあります。私は超オススメします!あと、夢を追いかけている若者にも観て欲しい!
今日のまとめ:この作品、ホント名台詞&名言オンパレードです!あ~この作品の脚本が欲しい!!!
あ、私もクララの台詞“貸衣装です”に一票! ←キタロウ君のお気に入りの台詞(笑)
かつての太田先生の作品を観てるような、耽美な世界観に酔しれました。宝塚であって宝塚でない世界観…。キタロウ君が演じて魅せた狂気の世界を今の宝塚で観れる日が来るなんて…。
とっても良かったです!
ぶっちゃけ書くと、ワタクシあまりブラームス、シューベルト、リストの曲を知らないし、実際舞台で使用された曲ほとんど知らなかった…(汗)、人物像なんて更に知らないし、ぶっちゃけ興味なかったけど…、そんな私でも感動するくらい脚本・演出・演技が大変素晴らしかったです。
私は知らない曲だったけど、使い方も上手かったし、シンプルなセットだったけど情緒たっぷりだったし、隙間のある空間は演技力で埋め尽くされいたし、精神世界も描かれていたし、単純に不倫モノだと思っていたら、もっと崇高な世界観だったし、何より言葉が美しい!
ワタクシめちゃくちゃ大好物な世界観でした!(笑)
ベートーヴェンの使い方も上手かったし、一幕ラストのリフレインは洒落た演出だったし、山の頂きを臨みその先に見えるもの、シューマンとその妻のクララから貰った翼でまさにその山の頂から今、自由を求めて飛びたたんとするブラームスを耽美に描いていて…、
上田先生って、三島由紀夫の再来かと思ったくらい(←スミマセン、ちと大袈裟でした…)、本当に選択する言葉が綺麗!
私は観てないですが、前回大評判だった「月雲の皇子」で、どんな演出をされる方なのか非常に興味あっての今回の観劇だったのですが、私の想像を遥かに越える素晴らしい世界観をお持ちの方です。
上田先生の脚本演出もさることながら、マー君率いる宙組メンバーの演技力と見せ方の確かさに圧倒されっぱなしでした。
スカーレット効果か、マー君の男役としての表情がとても柔和になっていて、演技力だけでなくダンスでも、生真面目な青年ブラームスを見事に演じて魅せたくれました。
うららちゃんのクララ・シューマンも確かな演技力とその美貌に酔しれた。もっと歌に声量さえあれば、エリザベートも見たいし、黒蜥蜴も見たい!と思わせたくらい、マー君と二人めちゃ絵になる美しさがあって、この二人で「明智小五郎の事件簿」が観たくなった。ぶっちゃけ、うららちゃんが若い頃の美輪さんに見えた!←これ、めちゃ褒めてます。
この二人を引き立てたかのように、それでいて二人に引き立てられたかのように存在していたシューマン・キタロウ君がめちゃ良かった!
まさかキタロウ君で本意気の狂気の演技が見れるなんて思ってもいなかったので、その演技力に助演男優賞を差し上げたいくらい。キタロウ君がいてこその「翼ある人びと」だったと断言しても過言ではない。キタロウファン必見!
この三人だけでなく、脇を固めたセイコさんに、れーれ、澄輝君、凛城君、愛月君がまた素晴らしい演技と存在感で作品を引き立ててました。
凛きら君のベートーヴェンがまた素晴らしい!このベートーヴェンはまさにブラームスとシューマンの精神世界の王様的存在なんですが、めちゃ説得力のある演技でした。
プロローグのれーれの老けた時の役作りで完全に上田先生ワールドに引き込まれました。私には弱い演技に見えましたが、それもアリかと思わせる演出でした。れーれも歌が課題やな。
今日のトークショーによると近々愛月リストが頑張って芸術的なピアノ演奏を見せてくれるようなので、これからご覧になる方は、愛月君のリストにもご注目を!そうそう、素の愛月君は役と違ってめちゃお茶目でした。リストは見事な役作りでした。
“翼ある人びと”もいいけど、“秋のソナタ”でもぴったりなくらい、秋をイメージしたダンスや衣装、そして美術も良かったです。
宙組ファンだけでなく、クラシックファン、演劇ファンも唸らせるくらいの完成度の高さがあります。私は超オススメします!あと、夢を追いかけている若者にも観て欲しい!
今日のまとめ:この作品、ホント名台詞&名言オンパレードです!あ~この作品の脚本が欲しい!!!
あ、私もクララの台詞“貸衣装です”に一票! ←キタロウ君のお気に入りの台詞(笑)