コレ!コレ!コレっ!私が見たかったレイちゃんのお芝居は!!
さすが小池先生!分かってるやん!?(笑)
噂では台本が遅筆してたらしいけど、いやいやいや、アイデアが浮かばなかったんじゃなくて、むしろ逆にアイデアが浮かびまくって、推敲に推敲を重ねていたからじゃないの??って思ったくらい、
完璧な仕上がりやんかいさ〜!?
ぶっちゃけさ、脚本がめちゃくちゃ良いとは思わなかったけど、決して悪くもない。ほのか君がまるでルキーニ的役割で説明過多になっていたのが気になって仕方なかったけど、そうせざるを得なかったのが後々分かったが…。
これぞ、小池先生版レビューショーになっていて、歌もダンスが多く、そりゃ脚本が遅筆したら、作曲家も振付師も大変な内容。
なのに、めちゃくちゃ完成度が高い!推敲していたとしか思えん。
レイちゃんの熱いお芝居、
まるで、かつてのキリヤンとマリモちゃんコンビを彷彿させるかのような、レイちゃんとまどかちゃんの、学年差はあれど対等かつ阿吽の呼吸でお互いを高め合っている姿に改めて二人の相性の良さを感じてめちゃくちゃ感動した!
そして、まるで二人に触発されているかのように組子達の熱い熱いお芝居、歌やダンス。特にドイツ兵の呼吸の合い様とラストのコーラス。
もう、脚本云々さておき、まるでここ数年の作品が引き立て役になってるが如く、その反動とギャップと花組の底力と熱いエナジーに感動しまくりました!
ということで、レイちゃんとまどかちゃんのサヨナラ公演を早速観てきました。
ぶっちゃけさ、期待してなかった。後半にも観る予定にしているので、進化を楽しもうと思っていたのに、初日が開いてまだ数日なのに、
もう進化してるやん!
いやー、素晴らしかった!
「Never say goodbye」に続くレジスタンス作品第二弾的な内容。
小池先生がナチス・ドイツをどう描くのかと思ったら、ナチ党員役のヒトコちゃんの存在が「シンドラーのリスト」のシンドラーの如く、ナチ党に反発する役どころだったので(シンドラーはナチ党員ではないがナチスのやり方に納得していない)、それだけでもう、小池先生、Good job!でした。
ナチ党員=絶対悪として描いてなかったのがヒトコちゃんの役柄から伝わってきたので本当に嬉しかった。ナチ党員=全ドイツ国民じゃないし、必ずしもヒトラー崇拝者じゃないはずだからね。
ナチ党員の中にも平和を憂う?エンタメ力を信じる人間がいることを提示することで、THEナチ党員のマユポンの役どころがめちゃくちゃ際立つ!ヒトコちゃんもマユポンも最高だった!
あらすじを読む限りだと、パリが舞台でフランス人の悲劇を描く作品なのかと思いきや、ちゃんと主演コンビの餞になるキャラクター像とエンディングだったので、私が見たかった要素をクリアしてくれていたのがめちゃくちゃ嬉しかった。最近、あまり良いエンディングがなかったからね。
マジのマジ、小池先生、Good job!!
エンタメに対する想いをちゃんとメッセージとして言葉で表現していたのも良かったし、
「うたかたの恋」を演じた花組ならではの選曲があったりと小池先生の花組愛も感じた。
なんてたって、花組生が素晴らしいの一言に尽きる。私が求めていた、観たかった情熱があった。星組も凄かったけど、花組も凄かった!
レイちゃんの熱いお芝居とまどかちゃんとの名コンビぶりを観られただけでもう大満足なのに、組子も熱くて本当に素晴らしかった!
最近までレイちゃんの役作りがどれもクールだったのが淋しくてしかなかったから、今作では、レイちゃん演じるマルセルの最初のつっけんどんな性格が、ヒトコちゃん演じるフリードリヒとの出会い、まどかちゃん演じるカトリーヌとの意思疎通によって、マイルドになっていく過程がとても自然だったし、芸術に対するほとばしる情熱や第三者に対する優しさが後半になるにつれてレイちゃんの人間性とダブる表現になっていたのも良かった。
レイちゃんのダンスシーンだけでなく、まさかのシーンもあり、役柄的にはツンデレ感もあり、レイちゃんの魅力がいっぱい詰まってる。
まどかちゃんも、歌姫としての存在感も素晴らしかったし、サヨナラに相応しい役柄だった。
レイちゃんとまどかちゃんだけでなく、次期新トップコンビに対するヒトコちゃんと美咲ちゃんを祝福するような脚本にもなっていて、小池先生、ホンマにGood job!!
トップコンビと一緒に卒業される生徒にも見せ場があったりと小池先生の愛を感じた。
個人的には、ブレヒトの三文オペラネタを出してくれたのも嬉しかった。
そうそう、フィナーレのデュエダンが過去一の素晴らしさ!レイちゃんがまどかちゃんに、“さあ、おいで” 的な合図がマジ激萌え!藁
いやー、後半の観劇が楽しみでならん!