今日は突然知人の紹介でスーパーマニアクラスの機器をお使いの方の所に行ってきました。
その方のお年は80歳くらい、奥様が介護を受ける為ベッドをお部屋に入れる為、場所取りのオーディオ機器を処分したいので判る方にみていただきたいとの事でした。
機器はSP タンノイ ウエストミンスターロイヤル、アンプはクレルの最高級ペア、CDPはフィリップスのプロ用、AD テクニクスSP10MKⅡセットと素晴らしい物でしたが、しばらく使っていないとの事で機器は瀕死の状況か再起不能の状況かの状態で、音出しが出来ませんでした。(パワーアンプがトラブルしていましたので全て確認不能)
購入する時にはとんでもない金額であったことは理解できますが、現状では「粗大ゴミ」の扱われ方で、ウエストミンスターが洗濯物のハンガー掛けにされている状況をみるととてもお金を払って引き取る気にはなれませんでした。
50才近くになる独身の子供さんがいらっしゃいますがオーディオには一切興味なく、オーディオシステムはまさに「粗大ゴミ」視されています。
ご本人はまだ音楽を聴きたいと願っておいでのようなので何とかしてあげたいですが、思い切った決断をしていただく必要が有ります。当方で小さなシステムながら「音楽」が楽しめる装置を準備してあげることも考えています。
しかし、今回の件は「身につまされる」お話で、自分達も後30年経つとそうなるかもしれないと思いました。
現在はまだ老いには早い年ですが30年先は予測できません。家族の中で「介護」が必要な状況が生まれればオーディオどころではなくなりそうです。元気が1番、健康が大切と思わさせられました。