Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ビンテージSPユニットの購入で気を付けたい事

2009年08月03日 | ピュアオーディオ

私はビンテージSPユニットを集めてSPシステムを組み上げています。今までに10セット以上組み上げたでしょうか。

40年、50年以上前のユニットを探すのですからなかなか綺麗で本来の性能を出しているようなユニットは出てきません。だいたい2セット購入して1ペアが作れると考えたが良いです。

今までに経験した不具合は、H5039ホーン(ゴールドウィング)の片方が「曲がっている」物や、#375でディフィーザーが「成型不良」(未充填)の物とかを経験しています。

外形写真で判別出来ない部分で「不具合」の有る物があります。前述した#375は「赤封印」のものでしたので「メーカー出荷検査」で抜けて出たとしか云い様がありません。また不具合を発見するまでに時間がかかりましたので「返品」も出来ません。

ウーハー類は「オリジナルコーン紙・ボイスコイル」にこだわって集めています。本来の性能を決めるのは「オリジナルな材料」と言うこだわりが有るからです。

だからと言って「すべてオリジナル」が良いとはいえません。作成された当時になかった技術やノウハウで改善してやると更に良いサウンドに変化します。

WEのトランスは本当に良い物だと思います。古ければ古いほど良い材料と難しい構造、作り方がされています。

商品は一度完成しますと企業としては「コストダウン」で利益を大きくしようと考えますので、商品の歴史や用途を考えてから購入したいものです。