Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「伝送ロスについて」思う事

2009年08月07日 | ピュアオーディオ

「伝送ロス」の極小化を過去4年間に渡って調査・対策をして来ました。初めは「ケーブル材」の事から始めたのですが、今まで一顧だにもしなかった部分にも大きな「伝送ロス」が有ることを知りました。

単純に箇条書きに列記して見ます。
1)ケーブル材の材質や構造に起因するもの
2)プラグ・ソケット・SPターミナルの材質に起因するもの
3)SPユニットに使われているケーブル材に起因するもの
4)SPユニットの構造や方式に起因するもの
5)上述1)2)からCDPやアンプ、SPにも同じ事が言える(機器)
6)プラグの方式によるロスの大小
等々・・・・

上述の問題点は使用する機器全般に言えることで、それぞれの「4M」(マシン・マン・メソード・マテリアル)を見直す事だと思います。

具体例として個人的に非常に残念に思うのは、マッキントッシュの機器裏面の端子・ソケットの強度不足と材質の吟味が非常にルーズな事です。

マッキンのアンプのフロント面はイルミネーションと云い、デザインと云いオーディオマニアの心をくすぐるセンスが有ると思います。個人的には非常に素晴らしいと思っています。しかし、裏面のRCAソケットやXLRソケットのお粗末な事。材質だけで大きな「音質劣化」をしています。ここの部分が良くなるだけで相当な音質アップが出来ます。

SPやアンプによく使って有る「真鍮製」のターミナルやSP端子。これは「材質」で「伝送ロス」しています。JBL K2 S9500SE の背面の大きな「真鍮板」がこのSPのネックだと思っています。こんな所の材質なんて皆さんは「おかしい?」と疑問に思いませんか?

SPケーブルで大きく「音質」が変わるなら「ケーブルすべて」に言える訳で、出来れば良い線材にすべて交換できれば「伝送ロス」は大幅に減少できるでしょう。アンプ内部、SP箱内部も同じ事が云えます。

材質で特に注意しなければならないのは「鉛はんだ」です。この部分を「鉛レス銀入り半田」に交換するだけで大幅な改善が出来ます。半田付け箇所は数が多いので、数の分だけ効果が出てきます。

2000年以後に発売になった機器は基本的にメーカーで「鉛レス」に切り替わっています。これだけでも音質アップしていると思います。