オーディオで「装置」と「部屋」の関係について考えて見たいと思います。
部屋に起因する「音質」への悪影響は基本的に「共鳴」だけです。「共振」は有って当たり前と考えています。
私のシステムでは5年前の時点では「共鳴・共振」で悩まさせられました。システムの「音質改善」で「伝送ロス」を極小化させていきますと「共鳴」はなくなって来ます。
3年前に「化け物シリーズ」のケーブルで全てのケーブルを統一した頃から「共鳴」はなくなり、「共振」しても「音質への悪影響」は皆無になりました。「ピーク・ディップ」の大きいサウンドほど「共鳴」します。
例えば「オリンパスシステム」を設置している部屋は普通のモルタル作りの薄い壁で出来ています。導入当初はプリアンプのボリュームを9時の方向に上げる前に「部屋の共振・共鳴」が起こり、出ているサウンドは強烈なエネルギーを直線的に放射していました。とても安心して「音楽」を楽しむ様なサウンドでは有りませんでした。
しかし、「伝送ロス」対策でケーブルのグレードを上げ、全てのケーブルを「化け物シリーズ」で統一した頃から「共鳴」はなくなっています。部屋の壁に手を触れて見ると「大きく振動」しているのが判りますが、「共鳴」はなくなっています。ちなみにLE15Aのウーハーに瞬間的に40Wのパワーをぶち込んでもウーハーの前1m以内に置いた「ブリキのストーブ」が一切「共鳴」しません。静かなモノです。
現在は「化け物シリーズ」よりグレードの高い「ルシファーシリーズ」のケーブルを全てのケーブルに使用していますし、「伝送ロス」の多いプラグ関係も対策品に交換しています。この状態で「オリンパス」の正面3mくらいの聴取位置で「直線的な波動」を感じません。「音の粒子」が非常に細かくなっているのが判ります。細かくなった分「音数」増えて、「ピーク・ディップ」がより減少しています。しかし全体のサウンドパワーは格段に上がっています。サウンドは「面」で出て来ますのでむき出しのSPユニットを意識しません。