Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオ機器の作りと音質

2013年08月01日 | ピュアオーディオ

オーディオ機器が日本で盛況となり始めたのは1970年代、約40年ほど前からです。アンプにしろSPにしろ、その時代で作りが変わって来ています。

例えばSP端子。最初期は「ネジ止め」、その後半田棒端末のワンタッチで着脱の出来るプッシュ式やレバー式、最近はYラグを使用できる様に変わって来ています。スピーカーのSP端子がそうであるように、アンプ側のSP端子も同じ様に替わって来ています。

今私が気にしているのはアンプの作り。内部にプリント基板が使われているのはTr型アンプでは当たり前。同じプリント基板と云ってもその作りには差が有る。古いアンプではプリント基板と入出力端子は別になっていたが、最近ではRCAやXLR端子までも組み込んだモノが増えている。内部配線も手配線からソケット式に変更されていて、高額機で本当に音質の事を考えて作られているのか疑問に思う事が有る。生産性向上と品質の標準化の為にシンプルな組み立てに変わって来ている事は悪い事ではないが、品質と音質は別儀である。

プリアンプ・パワーアンプを購入したら内部を空けて見てその作りを見る様にしている。そしてその作りがどうなっているかを注意深く見る様にしている。どうも同じ様な作りの機器はメーカーが違っても同じ様な「不具合」を持っているのではないか?と危惧を持っている。外見のデザイン性や価格では出てこない面が有る様で、認識を新たにしないといけないかも?と思い始めている。