今朝も6時起床で7時には「音楽部屋」で音楽を楽しんでいます。室温31℃。扇風機が手放せません。今日は昨日のスイミングが効いているのか身体が疲れていて、カメラは諦めてゆっくりとサブシステムを楽しんでいます。
サブシステムのソース機器の聴き比べをしますと、機器の特徴が良く判ります。一番音質が良さそうなのがCDP-D500と思われるかも知れませんが、一番音質が良いのは「4トラオープンデッキ」です。音が出た瞬間に直ぐに判ります。それくらいハッキリしています。
今は無きAKAI電気の米国輸出用のX-165Dと云う1968年頃のオープンデッキです。7号サイズですので当然4トラ機で、操作SWはレバー式の旧式機です。このデッキの凄い処は、45年以上経過しているにもかかわらず「ノーメンテ」で使えている事です。当時ですのでプリント基板は使われていません。前オーナーが30年以上眠らせていた様ですが、それでも完動に近い状態で使えます。
音質は「音が図太くて力が有りち密で繊細」です。ノイズも殆ど気になりません。最新の2トラ38に比べたら敵わないのかも知れませんがなかなかの音質です。更に電源ケーブルやOUTPUTのケーブルを良いモノに交換すれば更に音質アップできます。
自分なりに音の良い原因を推測すると、①全て手配線 ②テープの優秀性 ③録再ヘッドがGXヘッド(これは後の高級機でもGXヘッドが採用されています)④構造がシンプル・・・なのではないかと思っています。当時は技術者が新製品を認知させようと「一生懸命」に汗して作ったモノだろうと思います。こう云う機器に出会うとなかなか手放せません。