Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオ趣味の方が少なくなった

2023年11月21日 | ピュアオーディオ

団塊の世代が後期高齢者になって来た。日本の高度成長時代を担った方達だ。同時に「オーディオ趣味」も担った方達です。私がオーディオに目覚めた50年前は、実に多くの「オーディオショップ」や「メーカーの試聴室」が在ったものだ。もう2度とあの頃の盛況は戻らないだろう。



50年前の当時、20歳の若造ではとても手の届くスピーカーではなかった「JBL:オリンパスと蜂の巣ホーン」の組み合わせは最高の憧れであった。当時「菱目」のサランネットを持った、オリンパス・L-101・サンスイSP-707Jが所有してみたいスピーカーだった。


オリンパスシステム・サンスイSP-707Jを入手したのは51歳の時。それまで26歳からJBL:4343を25年以上使っていた。この#4343が終のSPの筈であったが、「憧れのSP」の「物欲」には勝てなかった。しかし、古いJBLのSPは唯では鳴ってくれない。「鳴らすスキル」を要求される。しかし、5年もしたらほぼ満足の行く鳴り方や音質まで到達できた。やってみなければ分からない処です。


特に2インチスロートのコンプレッションドライバー#LE-375の鳴らし方にはスキルを要します。そのままでは「じゃじゃ馬ですっ飛んでくる音」に悩ませられることになります。