RCA箱システムは従来は左の写真に有るようにパワーアンプにアキュのM-100を使っていました。これはこれでなかなかのサウンドでしたがオリンパスシステムでTrailパワーアンプに負けて追い出された代物です。マッキンのMc2600も似たようなサウンドで同じくらいのグレードでした。
今日は短いSCX-24(ルシファー)を2セット作り、自宅のシステムの長すぎるSCX-24と交換しました。その長い(1mと1.1m仕様)をRCA箱システムに投入しました。投入のついでに長らく懸案となっていたTrail仕様のプリとパワーを組み合わせて見ました。
CDP:SD-9200 → ST-5 → WE310Aプリ → KT66ppパワー → RCA箱システム(ネットワーク方式)のラインです。(Trail使用のアンプとSP+ルシファーケーブルの組合せ)
さて出てきたサウンドですが、M-100の音に比べますと「音数」、「余韻」、が全く違います。SN感や押し出し感も十分です。バランスの良さが際立ちます。多彩な音色と「さりげなく生演奏」の雰囲気が出ています。シンバルやギターの音色がリアルです。もうM-100に戻ることはないですね。音の鮮度は完全にグレードが違います。音が弾んで楽しくなります。
これでようやく自宅の707Jシステムやオリンパスシステムと伍していける音質になりました。その結果、Tr型パワーアンプはすべて除外されてしまいました。
起業して4年、毎日コツコツと「音質改善」をしてきましたが、それらが積み重なって今のサウンドが有ります。現在出ているサウンドは「音質改善」の枠を当に超えてしまったようです。デスクワークと実践の組合せが私の仕事のスタイルです。常にプリンシプルを頭の中に浮かべています。