先日来エッジ交換に出していたLE8T(16Ω)が修理を終えて帰って来ました。早速ユニットを交換して(LE8T-Hから)音出し確認です。
昨年末に菱格子のサンスイ箱入りLE8Tを手放して以来のサウンドを確認しています。今回は箱は本物のサンスイSP-LE8T箱で有り、ユニットは16Ω仕様の前期モノをわざわざ探しての組み合わせです。
JBLのユニットは8Ω品が多いですがその初期型は16Ω品です。ウーハー探しで色々経験した結果8Ωより16Ω仕様の方が「音が良い」んですね。今回もその為16Ω仕様を探して購入しました。
16Ω仕様の綺麗なモノは現在はほとんど入手できません。白色ウレタンエッジも30年以上経っている事を考えると使用できるものはほとんどないのが当たり前です。修理が簡単そうなコーン紙が綺麗なモノを選んで購入するのが良いです。LE8T16Ω仕様を購入する時のこだわりは「コーン紙がオリジナル」である事です。
さて再生音ですが、国産38cmクラスのSPがビックリするくらいのサウンドが出ます。低域の量感も素晴らしいですが、低域から高域にかけてのバランスの良さはこのクラスでは出色ですね。これ1台あれば大概の曲はこなせます。ツィーターの追加も基本的に必要ありません。
コンプレッションドライバーの音を知らなければこれで上がりですが、知っている者にとってはバランスの基準SPです。
ダンパーの状態についてですが、見て、聴いて見ないと何とも申し様が有りません。程度の具合が判らないのでコメントのしようが有りません。
ダンパーの交換はコーン紙の交換になります。現在でもJBLにて「張替サービス」をしています。
ただ個人的には「オリジナルコーン紙(ボイスコイル)」に拘りたいですね。現在では16Ω仕様の予備コーン紙はないと思っています。