ザボン＠西武新宿 「ザボンラーメン（並）」

なにやら
味をリニューアルしたと聞いて




いたとしても

もう既に
なびきにくいお店に

ふいに眠りから覚めてしまった
土曜の深夜というか
日曜の早朝というか

金曜のお酒で破壊された全身が
ようやく再起動する感じの

そう
こんな感じに
おかしくなっているとき
だからこそ




何がどうリニューアルしたのかと
突っ込みたくもなりますけど

ついこの間まで
裏メニューの魚介豚骨
みたいなやーつを
トップの左上に置いていたりして

正確に言うとすれば
リニューアルではなくて
完全リセットって感じですけど




むう
懐かしくもある
この気怠い空気

Reでも
Newでもない
昔ながらの
ザボンでアボンな空気


15年前の中野新橋
酒の直後の気絶の直前に
やっぱり気怠い空気の中
よくキメていたなぁと

一世を風靡したのか
そんなこともなかったのか

いやしかし
もう今となっては
ここ西武新宿と六本木だけ
なのかしらん

ぶっちゃけると
ラーメン屋に気怠い空気を求めにくるのって
こんなときの
オレぐらいなわけで




まあコレ
手際が悪いのか
やる気がレスなのか

5分後に来店した
二人で一杯の泥酔カップルと
きっちりアガりが
一緒になっちゃったやーつが
登場ということで




まあコレ
末期の中野新橋に比べると
やや立体感を出しつつの




まあコレ
あの当時同様の
豚骨背脂椎茸化調風月




いやしかし
コレってば

鹿児島で食った
どのラーメンよりも
脳内鹿児島ラーメンの
ステレオタイプだったりして




お店のガワや
気怠い空気が
安心して食わせない感を
ビンビンにさせますけれど

実は鹿児島の
どのラーメンよりも
安心に鹿児島でもあったりして




ああ
覇気や活気が
もう2mmほどでもあればと

でもそれじゃザボンじゃなくなっちゃうし

ああ
止まっていた時が
再び動き出したような気がしたけど
やっぱり止まったままだった




そんな気分になりたいときに
最適な一杯

ああ
こんな時間に
出そうになっていた覇気や活気を
無事抜き去ってくれて

再びぐっすり
眠れそうです

ラーメン専門店 ザボン 西武新宿店 （ラーメン / 西武新宿駅、新宿西口駅、新大久保駅）
夜総合点★☆☆☆☆

	「だるい」がスーッと消える (一般書)
	ポプラ社

そばよし＠三越前 「天玉そば」

例えるに
巣鴨に
幡ヶ谷に
早稲田あたりか

必ずといって
ラ本の巻頭の方を飾るやーつ
の




路麺版
ということで




知らないと
鼻で嗤われそうな
そんな一杯を
最近知った私ですけど




そうそう
「おかか」がウリなのよね

このご飯に卵を落として頂くのが
むしろソバよりもウリ
なんて聞いていたけど

路麺の横にライスを添えるのは
なんだか時間の勝負が
ますます忙しくなるようで

たまにはやるけど
いつも後悔するのよね

ということで




一本勝負！！
イかせて頂きマッス！！




っつか
この揚げたて
だからこそ出せる立体感

それを半身浴させて
あとのオプションは
顧客に委ねるこの配慮

コレをするだけで
名店扱いになる可能性を秘めていて




むう
コレは
路麺にして路麺に非ず

実に
ロメン溢れる一杯

天ぷらとツユが織りなす
相互作用のグラデーション

その儚いひと時を楽しみに
毎日が回っている昨今ですが

このとき
ふと思ったのだけど
あえてそれを起こさせないのが
冷やしに揚げ物の組み合わせ
ということなら




丼の縁に
ちょいと揚げ網のような
取っ掛かりを添えて
あえて浸らせないで乗せてみる とか

別皿に添えるような
どこかそっけなさや
ビジュアルの寂しさもないし

ナイスアイデアだとは
思わんかね




美味いじゃ (゜д゜lll) ないっスカ！！

まあ
もろもろの衣の
脇から引き出すそばが
また美味いんだけどね


そうそう
ライスを添えると
どこか忙しくなってしまうように




生卵もまた
結構な忙しさと
事後の焦燥感が漂うのよね

コレもまた
別皿で永福大勝軒風
いわゆるガッキーが言うところの
「つけめん」仕様とか

ナイスアイデアだとは
思わんかね

そばよし （立ち食いそば / 三越前駅、日本橋駅、新日本橋駅）

昼総合点★☆☆☆☆