諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

仙台四郎への信仰。その1

2018年06月27日 08時52分26秒 | 信仰
夕方、バイクを何時も通っているガソリンスタンドへ走らす。ガソリンを給油する為に。

私のバイクはヤマハ・タウンメイトT90。ビジネスバイクだ。もう多走行でボロボロだが愛着がある。便利だし私的にはカッコ良いし。

それは良いのですが、私の通っているガソリンスタンドはセルフだけど小銭が使える。1円でも大丈夫。

小銭がジャラジャラだと何か嫌なので、わざわざ家から遠いこのガソリンスタンドに通っているのだ。

最近通っていて気が付いたのだが、優しそうな表情している秋田犬っぽい雑種の犬を連れている男がいる。見るのはこれで四度目。ここのところ続けて見ている。おかしい。

スタンドの出入り口に邪魔にならないように塀の陰に佇んでいる。。本当におかしい。何者なのだ。

私はスタンドを出る時、彼を見た。彼は口を開けていた。開け続けていた。分かった。彼は知的障害者だ。間違いないだろう。

彼はガソリンスタンドを見ている。何日も続けて見に来ていると思う。彼はこのスタンドが好きなのだろう。ライトで照らされているガソリンスタントが美しいと思っているのだろう。

犬も飽きずに彼に付き添っている。多分、犬の散歩のコースとなっていて、毎日ここで暫く佇んでいるのだろう。そして、もしかしたらここで働きたいと思っているのではないだろうか。

犬も彼を慕っている事が分かる。彼は純粋。犬もまた純粋。純粋な者に人は惹かれる。大概の人は不純。人は不純でなければ社会では生きて行けない。この世の中、純粋では生きて行けない。

さて、こんなブログを読んで下さっている奇特な皆さんは、仙台四郎なる人物をご存知でしょうか。

地元・仙台在住の方なら多分大抵の方は知っていると思うのですが、福の神だとされています。仙台四郎を祀っている店も多いです。

ルックスは福島県出身のお笑いタレント、「♪三瓶です。」の三瓶に似ています。仙台四郎の写真もネットに出ていますので、興味のある方は検索してみてください。

さて、仙台四郎に付いてですが、地元のブログ友の「ひーさんの散歩道の「仙台四郎:福の神」の記事を読んで見ますと、江戸末期から明治時代の実在の人物で、本名を芳賀四郎。鉄砲職人の家庭に産まれたそうです。

今、ふと思ったのですが、私の幼稚園と小学校1年、それと中高大一緒だったレコード屋の芳賀君と顔が似ている。まさか血筋かも。今何をしているのかも分からないので調べられないけど。

それはどうでもいいです。仙台四郎に戻ります。

彼はいわゆる知的障害者なのですが、元々は正常だったそうです。

7歳の時に花火を見に広瀬川へ出かけ、川で溺れて意識不明の重態。命は助かったものの、多分、脳の一部が脳死したのでしょう。障害が残ったそうです。これは辛いですねぇー、親御さんは。

私が5~6歳で仙台に引っ越した時の隣の家は、竹細工の職人をやっていました。その家にも知的障害者がいました。歳は当時18歳位でしょうか。重度の様です。テレビの砂嵐の画面に顔を寄せて茹れを垂らしながら「うっううっ、ううっう」と唸っていました。子供心にも見ていて辛かったです。家族全員、本当に可哀想でした。

私がその本人なら、家族の迷惑になるから死にたいです。死なせて欲しいです。

そんな感情も浮かばない知的障害者は幸せなのか。幸せと軽度の知的障害者は答えるそうですが、重度であるなら私は生きているのが辛い。死んだ方が幸せだと思います。


続く。




コメント (2)
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