紀州のドンファン事件で想う。お金で幸せは買えるのか?

先日、一緒に飲んだ事のあるメガ大家のフェイスブックを見た。

何棟もの大きなマンジョンの写真が何枚も載っている。ランボルギニー・カウンタックのLP700だか750だかの写真もある。これっ、全部あの若さで所有しているのか。スゲェー。流石、超有名なメガ大家だけの事は有る。私とはエライ違いだ。

多分、私の方が不動産に興味を持ったのは早かったと思う。ポジション的にも私の方がやり易かったとも思う。

しかし私には勇気も実力も知識も能力も、そして運も無かった。親も障害として立ち塞がる。それ以上に金銭欲が無くなった。

否、一番肝心な生きる気力が無い。それが一番響いたのだと思う。今まで生きて来て幸せを感じた事は殆どないし。

私は器が大き過ぎて、多少の事には幸せを感じないのか。否、やはり掌の痛みが全てにおいて感情をスポイルしているのだろう。

人間に限らず、全ての動物は痛みに頗る弱い。私もこんな痛い想いをするなら直ぐに死んだ方が良いと思ってしまう。

この世の中で一番大切なのは痛みの無い生活。心も掌も痛い私にはもう一生辿り着けない。その絶望感が辛い。

宝くじが6億円当たったとしてもそんなに嬉しいとは思わない。美味しいものを食べたいとも思わない。人と接しても劣等感を感じるだけ。一人の方が心が傷付かなくて良い。出来れば釣りの出来る海、渓流、湖、沼の側の家に一人で住んで本を読み読み、エアコン使い放題で暮らしたい。それで十分だ。

何か、言っている事が支離滅裂になってきた。でも人生ってその時の感情で支離滅裂になる。一霊四魂だ。回答が得られない。人によって幸せの尺度も違うし。

例えば紀州のドンファン。あの人は本当に女性に愛された事があるのだろうか。お金で何とかした女性を側において嬉しいのだろうか。

私にはお金があったとしても彼が幸せだったとは思えない。お金で幸せは買えない。逆にお金を集めることで不幸を呼んでしまった様に思える。私は彼を羨ましいとは思わない。

でも、もしかしたら彼と私は似ているかも。本当に愛してくれたのは犬一匹だったかも知れんし。

私にお金があったら、あんな行動を取るのかも知れない。買えるならお金で幸せを買ってみたいと思う。でも買えないのは分かっている。痛みは消えないのだから。

ドンファンの家にはサウナがある。家にサウナが在ると言う事はサウナが好きなのだろう。多分、そのサウナのせいで、彼は脳梗塞になったのだと思う。

いくらお金があったとしても健康な身体には戻れない。それが辛い。虚しい。彼も脳梗塞になって、そんな想いをしていたのではないだろうか。

若い奥さんを買ったり?? 今まで女性にお金を注ぎ込んだのも虚しい。振り返って見れば虚しい人生だったと思い始めていたのではないだろうか。

悩みと痛みの無い健康な生活。それが一番の幸せ。それが得られない。得られるとしたら、それは死しか無いのかも知れない。そう想うと紀州のドンファンの死は自殺なのかも。

否、私同様、彼には自殺する勇気は無いだろう。

否、否、本当はお金が無いとの話が伝わっている。愛犬の死を切欠に命について考える様になった。

加えて自分にとっては神であったお金が無くなった。お金が無い自分には他に何があるのだろうか。お金で幸せが買える。そう信じていたからこそ、生きて行く気力が失われたのではないか。

否、否、否、お金を集める事は人の恨みも集める。正ばかり集めると必ず大きな負がやって来る。その負に彼は殺されたのではないか。そう考えると殺人か。

金で幸せが買えると信じた結果が死。やはりお金で幸せは変えないのは間違いないみたいだ。

私の負け惜しみと捉えて貰って結構だけど。


ではでは。


※追伸。今日、仲間だった連中に用無しとなったからと砂丘で機関銃に撃たれる夢を見た。伏せて避けた。何故か血糊を持っていて死んだと騙せだ。この夢は撃たれたら吉夢らしいですが、避けた場合は異性に対して嫌悪感を持っている心情を表しているようです。紀州のドンファン騒動でこんな夢を見たのかな。確かに女性恐怖症は認めるけど。