諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

福島のオシラサマ、オシンメイサマ。その4

2019年12月05日 15時05分41秒 | 信仰
続きです。総括したいと思います。

以上、オシンメイサマに付いて語って参りました。

その「遊びが好き、出歩きたいとする」オシンメイサマの感情から推察すると、「座敷童子」の特徴も垣間見えます。

実は座敷童子もオシラサマであるとする伝承が残っている。確かにそれも頷けます。

でも座敷童子がオシラサマ、オシンメイサマであるならば、かなり丁重に扱わないと大変な事が起きると考えられる。

現に座敷童子が出る事で全国的に有名になった、岩手県金田一温泉の緑風荘が火事で全焼しています。噂ですが「ついてる、ついてる」でスピリチュアル界では有名な方の実家とか、親戚とか聞いていますが、座敷童子が住んでいる宿が全焼って考えさせられます。何が原因なのだろうか。

緑風荘の庭には稲荷神社と座敷童子を祀る亀麿神社が鎮座しているそうですが、火災の時、二人の童子、或いは火の玉、オーブ??が亀麿神社の祠に飛び込む姿を見た人が何人かいるそうです。

その後、緑風荘は再建されたそうですが、座敷童子は周りの宿にも頻繁に出現するようになったみたいです。遊び歩いているかの如く。

これってどう言う事なのか。座敷童子は何らかの理由で緑風荘から出られなかった。しかし、本来、座敷童子は外に出て遊ぶのが好きな神??。そこから考えると緑風荘の火災は、座敷童子に何んらかの関らりがあるのか。うーん、判らない。

亀麿神社の隣にはお稲荷様の祠もあるが、座敷童子をお稲荷様が調伏し押さえ込んでいたのか。

否、それは違うか。お稲荷さんは庭神。オシラサマは屋敷神。敵対はしていない筈。オシラサマと思われる瀬織津姫を祀る神社にもお稲荷様が祀られているケースが多いし。

オシンメイサマは激しく祟る難しい神??。遊びまわる神??。それに耐え切れず福島のオシンメイ巫女は消えた。座敷童子と性格が重なると思います。

緑風荘が座敷童子の怒りに触れて全焼したとは言い難いですが、もしそうであるなら何が原因なのか。

座敷童子をオシラサマ、オシンメイサマで考えると、もしかしたら戒律を破ったからではないか。

オシラサマ、オシンメイサマは養蚕の神であるだけでなく、目の神、火伏せの神でもあります。火伏せの神であるのに宿は全焼した。座敷童子は何かに怒ったのではないか。その何かとは。

オシラサマは旧正月の16日、3月16日の年に2回、オシラサマの人形を出して祭りを執り行うそうです。

祭りの日には四足、二足の動物は食さない。オシラサマ人形の管理者はその家の主婦が担当するそうですが、主婦には肉食は許されていないそうです。

それを破っていたなら。宿ですからね、肉料理も出していた。

緑風荘に泊まった事が無いのでその点は何とも言えませんが、もし座敷童子の怒りで全焼したならば、考えられない事も無いと思います。


続く。













コメント (2)
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