諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

日本のど真ん中に鎮座する鬼渡神。その9

2024年03月10日 17時25分03秒 | 神道
続きです。

一番重要視されるのは、モレの一族である荒蝦夷が塩竃に志名彦神こと阿須波神を祀ったのか。そして熟蝦夷達が信仰していたであろう鹿島神宮・香取神宮の地主神が、阿須波神だと考えられるのか。

それは地震による津波を恐れていたからではないのか。

鹿島神宮・香取神宮には要石を置いて、地震を起こす鯰を抑え込んでいる。数日前にもこの地域で震度4の地震が発生したが、この地にも東日本大震災で津波が発生している。

塩竃神社では地震や津波で陥没して出来た松島に面している。松島に接している七ヶ浜には多くの古墳が残っているが、松島にも多くの古代人が生活していて、一瞬で命が奪われてしまったと思われる。

実は塩竃神社に隣接して浪切不動尊が建立されている。これは「ここまで津波が来た」と言う意味でもある。浪切不動尊は松島町にも存在する。

この浪切不動尊とは何者なのか。

仏教・修験道は神道を蔑視ている面がありますが、本来は神道の枝葉です。浪切不動尊は神道の神である可能性はある。そして仙台市若林区には浪分神社が鎮座している。お稲荷様とウガヤフキアエズ尊が祀られている。

浪分神社にはその神社名の由来が残っています。

津波が襲ってきた時、白馬に跨った海神が現れ、剣にて波を切り津波を防いだとされています。

この海神とは誰なのか。

浪分神社に祀られているお稲荷様ではないでしょう。ではウガヤフキアエズ尊が海神なのか。

ウガヤフキアエズ尊の父は山幸彦。母は海神・豊玉彦命の娘である豊玉姫命。

山神の父と海神系の母を持つウガヤフキアエズ尊は純なる海神とは言えない。

では、誰なのか。

海神は白馬に跨っていた。私、知っています。白馬に跨っている神を。それは志波彦神です。

七北田川はその昔、冠川と呼ばれてました。

由来は志波彦神が白馬に跨って川を渡っていた。その時、白馬は川石に躓き、頭の冠を川に流してしまった。だから冠川と呼ばれています。

それに怒った志波彦神は家来の神々に川石を全て退かした。その川石は現在の石留神社の場所に置かれたとされています。

因みに狩野英孝の実家・桜田山神社に祀られている武烈天皇が、石留神社に祀られたている伝承が残っています。

因みに1500年前、狩野英孝の先祖が武烈天皇に仕えていた。武烈天皇が亡くなった後、この地に逃れてきたと聞いています。

っと言う事は武烈天皇は志波彦神の家来の神となるのでしょうか。

それは分かりませんが、桜田山神社の「桜」の文字が私には引っ掛かります。


続く。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする