諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

鬱病の一番の原因はやはり毒親なのか。

2024年04月01日 15時12分57秒 | 鬱病
先日、例の無料のセミナーに出席しました。

今回のお題は「鬱病患者がいかにして鬱病を緩解し、バイク、卓球、写真撮影、愛犬、歌を楽しんで、第二の人生を謳歌してますよぉー」と言う内容です。

元鬱病??講師は私よりも学年で二つ下。

一目で分かりました。私と同類であることが。

彼は2003年に鬱病を発症。今まで何度も入退院を繰り返してきたそうです。最長で3年5か月も入院していたとか。

そんなに入院していたら職は何をしているのかと思ったら、鬱病患者専門の団体に所属して働いているみたいです。

彼は近年、やっと鬱病が緩解したみたいですが、その要因は「エビリファイ錠」と言う薬。

この薬、「三振かホームランか」と言われる薬で、効く人には覿面に効くそうです。彼にとってはホームランだったそうです。

実は私も1か月前からエビリファイを追加されています。私には効くのかなぁー。この薬飲んでからクルマで自損事故を起こしちゃったけど。

彼が立ち直る切欠は仲が良かった義父の葬儀で、にこやかに笑う義父の遺影を見て、自分が情けなく不甲斐なく立ち直らなければと奮起したそうです。

私から見たら彼が羨ましい。彼には理解のある奥さんがいる。娘もいる。ソウルフルな義父もいる。自分を慕う愛犬がいる。そして卓球仲間もいる。

私には何もない。周りにいる者は禍を振り撒く者だらけ。何れその禍が自分に降りかかる事も知らない馬鹿だらけ。

彼にはダウン症の甥がいる。その甥に卓球を楽しんでもらうのが彼の生きがいになっているみたいです。彼は生きて行く道を開いた。

私には何も無い。心を傷付けている掌の痛みが鬱を何時までも忘れさせてくれない。私の方が重度だ。彼は私より恵まれている。

彼は荒浜で施設ごと津波で流された。命が助かった。生かされた。其れも自分が生きる責任を自覚したみたいです。

私は震災で商売を失った。仕事仲間も居ない。一人で生きるのはこんな場合は不利だ。

最後に彼はレジュメに無い話をした。

「自分が鬱病になったのは仕事が合わずに職を転々とした事もあるが、一番は親が原因である。親は全て自分の思い通りにならなくては気が済まず、自分に命令ばかりしていた」と。

私と同じじゃないか。

セミナーが終了。質問コーナーに入り、私は手を挙げた。

実は彼の愛車と同系のバイクに乗っていて、彼同様、北海道ツーリングをした経験を話した。彼は笑顔になった。

そしてエビリファイ錠以前の薬を飲んで、どんな感じだったかを聞いた。

精神的にボロボロで不安定な状況が続いたままでした」と答えた。

そうだよ。鬱病は自分に合う薬との出会いが緩解に導く。

しかし、緩解は緩解。薬との付き合いは死ぬまで続く可能性がある。薬を飲まなかったら、また鬱が降ってくる。

次に70代の男が手を挙げた。この70代の男も自分の鬱は父親が原因だと。しかし、身体を動かす土方の仕事と論語を読んでから緩解したと語った。

このセミナーに出席した男性は彼と私だけだったが、セミナーの講師も70代男性も親が鬱病の原因だと言い放った。

やはり男の場合、男親が「自分の言う通りにしろ」と教育する。それが子の心を殺す。私はそう納得した。私も親に心を殺された。その罰を親は受けた。そうなるのは分かっていた。

さぁーて、私もエビリファイ錠を飲んでいる。これで緩解出来るものか。

私には敵がいる。敵は鬼籍に入ったが、私の脳裏で生きている。否、成仏出来ず、私の家に居る。まだ私と戦っている。

私は出るつもりが無かった父の葬儀に出席し親殺しを決行したが、まだ心の中で生きている。まだまだ戦いは続く。禍を私にぶつけるコピー男もいるし。

エビリファイ錠。本当に聞いてくれるなら良いと思うが、私の人生、ホームランなんて打ったことが無い。

そう簡単ではないだろう。何となくだが、それは分かっている。


ではでは。





コメント (11)
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