令和5年3月7日
「H3」1号機打ち上げ失敗
第2段エンジンの着火確認されず、JAXAが指令破壊信号
日本の新たな主力ロケット「H3」1号機が7日午前10時37分頃、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたが、
第2段エンジンの着火が確認されず、宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は約15分後、地上から指令破壊の信号を機体に送った。
打ち上げは失敗となった。
文部科学省は同日、原因究明のための対策本部を設置する。
令和5年3月5日
H3ロケット発射 7日に延期 気象条件整わないため
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月4日、先進光学衛星「だいち3号」を搭載した国産の
次期主力ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げ日時を2023年3月7日に変更すると発表しました。
H3ロケットは従来の主力ロケット「H-IIA」の後継機として、JAXAと三菱重工業が開発中の新型ロケットです。
H3ロケット試験機1号機で打ち上げられる「だいち3号」は、2011年5月に運用を終えた陸域観測技術衛星「だいち」の
光学観測ミッションを引き継ぐ地球観測衛星として開発されました。
H3ロケット試験機1号機は2023年2月17日に打ち上げられる予定でしたが、
機体と地上側設備の接続を電気的に離脱させる際の電位変動によってロケットの第1段に搭載されている制御機器が誤作動し、
リフトオフ直前で中止されていました。
その後、誤作動の対策に目処が立ったことからJAXAは2023年3月6日の打ち上げを目指していましたが、
当時の気象条件が整わないと予想されることから1日延期されました。
新たに設定されたH3ロケット試験機1号機の打ち上げ時間帯は、日本時間2023年3月7日10時37分55秒~10時44分15秒です。
なお、再設定された3月7日の打ち上げ可否については、3月5日以降の天候状況を踏まえて再度判断されるということです。
H3ロケット試験機1号機 打ち上げ日時
打ち上げ予定日 : 2023年3月7日(火)
打ち上げ予定時間帯 :10時37分55秒~10時44分15秒(日本標準時)
打ち上げ予備期間 : 2023年3月8日(水)~2023年3月10日(金)
打ち上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
(JAXAプレスリリースより)
令和5年2月17日
初打ち上げ、日本の国産基幹ロケット「H3」 - 安東伸昭ブログ (goo.ne.jp)