令和7年2月28日
日本穀物検定協会は28日、「令和6年産米の食味ランキング」を発表した。
ランキング試験|食味試験|日本穀物検定協会
全国のコメを評価する食味ランキング 最高の「特A」は39種類
全国のコメを5段階で評価する「食味ランキング」が発表されました。
食味ランキングは一定の量が収穫できるコメについて、約100人の試験官が形や香り、
味など5項目と「総合評価」で判定し、日本穀物検定協会が毎年発表しています。
28日に発表されたのは2024年産米で、評価された143種類のうち、
一番上のランクにあたる「特A」は前の年から4つ減って39種類でした。
そのうち23種類は高温に強い品種です。( 特Aの60%が高温に強い品種)
近年、収穫の時期に厳しい残暑が続き、作況に影響していることが反映されたとしています。
残暑が厳しかった関西より西のエリアでは評価を下げたケースが多く、
天候に恵まれた北海道、東北、北陸などで上げたケースが目立ったということです。
食味ランキングは、特A・A・A’・B・B’の5段階でコメを評価するもの。
2024年産のコメはトップの特Aが39点で前年に比べ4点減少した。
Aは76点で前年比2点減少、A’は28点で前年より5点増加した。
B以下は該当なしだった。
食味ランキングは、良質な米作りの推進と米の消費拡大に役立てるため、
昭和46年から毎年全国規模の代表的な産地品種について食味試験を行い、
その結果をランキングにまとめているものだ。
今回特Aに選ばれた39点のコメは以下の通りだが、
山形県産米が最も多く4点で、次いで北海道・秋田・長野・静岡・兵庫・高知・佐賀が2点、
青森、岩手、宮城、栃木、埼玉、新潟、富山、福井、岐阜、愛知、三重、滋賀、和歌山、
鳥取、島根、岡山、山口、徳島、愛媛、大分、鹿児島だった。
品種別に見ると、コシヒカリ9、きぬむすめ7、にこまる4、つや姫3、雪若丸2、ななつぼし、
ゆめぴりか、はれわたり、銀河のしずく、あきたこまち、サキホコレ、彩のきずな、いちほまれ、
ミネアサヒ、みずかかみ、さがびより、夢しずく、ひとめぼれ、あきほなみとなっている。
北海道 ななつぼし
北海道 ゆめぴりか
青森 はれわたり
岩手(県中)銀河のしずく
宮城 つや姫
秋田(県南)あきたこまち
秋田 サキホコレ
山形(村山)つや姫
山形(置賜)つや姫
山形(庄内)雪若丸
山形(置賜)雪若丸
栃木(県北)コシヒカリ
埼玉(県西)彩のきずな
新潟(魚沼)コシヒカリ
富山 コシヒカリ
福井 いちほまれ
長野(北信)コシヒカリ
長野(東信)コシヒカリ
岐阜(美濃)コシヒカリ
静岡(東部)きぬむすめ
静岡(西部)にこまる
愛知(三河中山間)ミネアサヒ
三重(伊賀)コシヒカリ
滋賀 みずかがみ
兵庫(県北)コシヒカリ
兵庫(県南)きぬむすめ
和歌山(県北)きぬむすめ
鳥取 きぬむすめ
島根 きぬむすめ
岡山 きぬむすめ
山口 きぬむすめ
徳島(南部)コシヒカリ
愛媛 にこまる
高知(県北)にこまる
高知(県西)にこまる
佐賀 さがびより
佐賀 夢しずく
大分(西部)ひとめぼれ
鹿児島(県北)あきほなみ
岡山県
品 種 令和4年 令和5年 令和6年
都道府県別 米の食味ランキング表へリンク
rank_sanchi.pdf
令和4年
平成31年3月2日
平成29年2月24日