平成28年4月23日 13:30~
久米南中央公民館で開催された、郷土の偉人顕彰講演会に参加させていただきました。
講演:中島義雄先生
古事記・日本書紀「日本むかし・むかし」
手元に1冊の本「現代語 古事記」をなかなか読むきっかけがつかめないでいた。
「読んでも理解できないだろうという先入観が先行してしまう」
講演の内容からのポイント
・日本で最初に誕生したのは、おのころ島→各地に伝説があるようですが、講演では、沼島(兵庫県南あわじ市沼島)を紹介
紹介ページを参照ください
・
2011年神話が教科書に載る
知らなかった!
・イザナキノミコト(伊弉諾尊)とイザナミノミコト(伊弉冉尊)の国づくり
現代古事記では、伊耶那岐神と伊耶那美神とある。
聴講人数は88名(中嶋先生のお歳と一致)
まずは、講演の冒頭で紹介された「古代紀行ドキュメンタリー 古事記の世界」DVDの視聴から始めることにしよう!
「参考」
原田 留美
新潟青陵大学看護福祉心理学部福祉心理学科
日本の神話を補助教材としての扱う場合の問題点について
―「いなばのしろうさぎ」の場合―
小学校国語科の新学習指導要領では、1・2年向け教材の一つとして日本の神話が挙げられている。神話を補助教材として用いる場合には、古事記などの原典の文脈から切り離し、子どもに親しみやすく再話する必要があるが、それにより原典との乖離が生じる可能性がある。この乖離には、子どもたちにとって親しみやすい補助教材を作成するために必要なものもあれば、神話理解の妨げになるものもある。
「いなばのしろうさぎ」を例にすると、古事記では主人公は大国主だが、補助教材化した場合には兎を主人公にする方が子どもたちにとっては親しみやすい。これは必要な乖離である。一方、「しろうさぎ」を「白うさぎ」と表記することには問題がある。「しろ」の語義について、「白色」とする説、「毛をむしられた」とする説、「白い衣服を着た」とする説など説あるからである。
現時点ではひらがな書きを採用することが望ましいと考える。
伝統的な言語文化の授業で神話を副教材化するにあたっては、原典理解の妨げになるようなことのないよう配慮する必要がある。
http://www.n-seiryo.ac.jp/gakkai/gakkaishi/dcuments/sg_0301_03.pdf#search='%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E3%81%8C%E6%8E%88%E6%A5%AD%E3%81%AB%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B'